しなのさかいの駅前広場

顔が平べったくてねー、

第58回静岡ホビーショー(その1)

こんばんは。しなのさかいです。




今年もツインメッセ静岡まで、新幹線に乗って行ってきました。
同行していただいた北の扇形庫から先生、線路際の住民先生、お疲れさまでした。



たまには会場前の展示物でも、ということでドカンと一発。





陸上自衛隊・16式機動戦闘車。
うーん、まるで「無防備都市」。
北の扇形庫から先生の解説によればこの戦闘車、時速100㎞で走行できるそうです。
明日の朝、これで出勤して職場の中でいつまでも砲塔をグルグル旋回させてみたいなぁ(ジョークです)。
タミヤはしっかりと製品化していますから、興味のある方は是非。
陸・海・空の広報がフル稼働でアピールされていて、広報予算は潤沢のようでした(笑)




さて、今回は過去に見たことのない混雑ぶりで、土曜日の10時過ぎに会場内に入っても、人身事故後の駅構内のような「身動きが取れない恐怖」を感じるほどだったんです。
単純に来場者数が増えたことも要因なのかもしれませんが、見たところその主たる原因は、どーも入口の目の前にあるトミーテックブースで発生していた、ここ10年間で見たことがない「会場限定品目当て」の行列で、これが通路を圧迫していたんじゃないかと。
当然ながらブース内も行列で満たされており、イベント限定品の難しさを2019年の今、繰り返し認識することとなりました。
ちなみにその目当てであろう品目は、各員こちらでお確かめください。



いつものことではありますが、今回も数回にわたって当方の駄文をダラダラと書くこととなります。
もしお付き合いいただけるようでありましたら、鉄道模型趣味の今後などについて一緒にお考えください。



【グリーンマックス】



京王1000系5・6次車(つまり井の頭線)の製品化発表がありました。
静岡鉄道の新車と同様に、カラーバリエーションをにらんだ展開であることは間違いなく、実際に聞いてみると「そのとおりです」との清々しい回答がありました(ポスターにもその旨が?)。
確実な償却を目指して、設計・開発した金型を効率よく使うことに関しては当たり前のことではあります。
しかしながら、バリエーション展開を単なる「色替え」で済ますことに関しては、ことのほかユーザーの反応がシビアであることも事実です。





JR205系5000番代。
「わーい、武蔵野線だ~」とかそういうことではなくて、カトーが四半世紀に渡って散々製品化してきた205系を「グリーンマックスがリニューアルする」というチャレンジングな企画に、どういった視線を送ればいいのか悩むのです。





当然ながらカトーの205系は設計が古く、細かい作り分けをしてこなったため、現在の水準では厳しい面があることも事実。
グリーンマックスに届く意見には「ちゃんとした205系」の模型が存在しないことを憂うユーザーの声が多かったのでしょう(そんな声があったことを示唆するパネルが展示されていますね)。

しかしながら当方の感覚では、そうした意見はそんなに多くなかったように思います。
「205系はこんな出来でいいんじゃない?」というような、205系に対するユーザーの緩いまなざしが、幸いにも四半世紀前のカトーの設計を許容し続けている…というのが現在の図式ではないでしょうか。
「205系」という形式が模型の世界で低い水準を(今後も)維持して残り続ける、そんな事態を憂慮するというロジックはEVO103系にも通じるところがあり、その意味も分かりますが、多くのユーザーにその問いかけが響いているかどうかはイマイチ疑問なのでありました。
205系教信者だけに説法が届く企画であるならば、一番困るのはその信者の数を知らない小売店ではないでしょうか。





GM仕様の多光源ライトユニットにより、方向幕まできちんと点灯するそうです。
その一方で、やはり「貫通ホロ」が付くことはなさそう。
205系の模型はどうしても貫通ホロに恵まれません。
「カトーの205系に貫通ホロさえ付けばなぁ」なんていうことを考えていた全国の205系ファンの皆さん、残念でした。





今回は8両セットで35,900円+税(核爆)。
これは、カトーの「ななつ星㏌九州」36,500円+税とほぼ同じ価格です。
小売店さんは予約外、フリー在庫分を仕入れることができますでしょうか。
少なくとも「ちゃんとした205系」を望んだユーザーの方は「そんな価格になるんだったら、カトーのでいいや」なんて言ってはダメですぞ~。
繰り返しになりますが、205系の8両セットが平然と「35,000円台になります」とアナウンスされる時代となったことは、事実として認めなければなりませんね。
この価格帯ならプラ製のHOをソコソコ買うこともできそうで、Nゲージのアドバンテージは失いつつあります。





近鉄「青の交響曲」は塗装に関して相当のエネルギーを注いだ旨の説明がありました。
サンプルを見たところ確かにそのとおり、という印象。
買いませんけど。





客車キットとして「スハ32系シリーズ」が展開するかも?
ユーザーの反応を見極めて展開を考えるそうですが、このキット、どう見てもかの「ナ○○イ」のものに見えるわけですよ。
てなわけで直球ストレートな質問しましたが、「ノーコメントです(笑)」とのことでした。
大人の事情がいろいろとあるようです。





かつてはGMとしても後発的にスハ32を製品化していて、僅かな一時期には競合関係にあったと記憶しています。
しかしナ○○イ製品よりも車高が高く、後続製品にしては見栄え的にイマイチでした。
カトーの蒸気機関車が充実している今としては、こうしたラインナップは魅力的ではありますが、いかんせんキットですからその辺がユーザーに許容されるかどうかは微妙。
当方としては、旧型客車はカトー製品一択で不動です。
モ○モ製品として再リリースされたならば、少しはおもしろい売れ方になったのではないでしょうか。





コアレスモーター動力ユニット用の取付アダプタも検討されているそうです。
既存キット製品への取付を普及させ、既存キットの流通拡大を狙っているのでしょう。





ハイクオリティエコノミーキット(旧EVO)の103系に装着するライトユニットがようやく目に見える段階に達しました。
この点に関しては以前から指摘し続けてきただけに、素直にお慶び申し上げます。

さて、このライトユニットをもって、ようやくEVO開発当初のうたい文句である「完成品を越える」に近づくはずなのですが、どうでしょうか。
ここら辺、当方らとは以下のようなやり取りとなりました。

Q 「ボディの天井部分を一部カットして装着する点に関しては」
A 「屋根板パーツで見えませんからザクッとやってください…」
Q 「遮光ケースが思っていた以上に大きいようですが」
A 「それでもなんとか客ドアよりも前に収めることに成功しましたので」
Q 「基盤を縦に入れることが遮光ケースの大きさの要因ではないでしょうか」
A 「方向幕や運行番号を当社が考えるように点灯させるためには床下からプリズムで導光する方式ではダメなのです」
Q 「車高ケースは黒ではなくて淡緑色の方が良かったのでは」
A 「それでは運転台の圧迫感がかえって目立ってしまうので黒を選択しました」





サンプルを見ると、確かに柔らかな点灯具合で幕部が照らされており、実装するだけの意味はあるように感じました(ちょっと奥まって見えるところはアレですけど)。
ただし、どうしても気になることは、ボディにナイフを入れないとユニットをはめ込めないことです。
また、カトーやトミックスでは既に放棄されている遮光ケースの設計思想がここで復活している点も微妙。
点灯具合と反比例してしまうものなのかどうかは設計の領域なれど、素人ながら「本当にそうなのかなぁ」と思ってしまうのですよ。



以前から指摘しているとおり、GMの「完成品」又は「完成品並の完成度を目指したキット製品」には、どうしても「当社としてはここまで」という点が露骨に見えてしまっています。
この残念感が拭えないため、当方の中で同社製品は選択肢とはならないまま、長い年月が経過している状態です。
あえてトミックスやカトーの設計(部品構成)思想を追従しないことをポジティブにアナウンスする向きもありますが、説得力に欠けるように感じます。

あらためて、当方がGM「完成品」類に手を出せない理由を列挙します。
①貫通ホロが存在しない部品構成
②床下機器が左右のガワだけであること(かつてのエコノミーキット系と同じ設計思想であること)
③基盤を縦に入れたライトユニットの装着方法
④バナナ状に曲がったボディ(全てではありませんが近鉄22000系ACEリニューアル車は特にひどかったかと)
簡単に思いつくだけでこれだけの不満(他社製品と比べて「完成品」と認められない理由)があります。

幸いにも(?)、カトーやトミックスの最近の新製品には大きくヒットするものが見えなくなりつつあり、皮肉なことに、ユーザーは買い続けるだけの趣味生活をメーカーから「止めてみては?」と提案されている、そんな格好です。
こういう時期にはじっくりとキットを組むとかレイアウト工事をするといった、よりクラフト的な方向性が伸びやすいと思います。
それならば、ローコストで良質なキットを供給することに特化したメーカーとして存在してくれた方が、市場の中での立ち位置としてはフィットするように感じてしまうのですが…。


(その2へつづく)
スポンサーサイト
  1. 2019/05/12(日) 17:30:00|
  2. 鉄道模型イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<第58回静岡ホビーショー(その2) | ホーム | 最後の空き地には「酒蔵C」で挑む。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sinanosakai.blog100.fc2.com/tb.php/1633-4f39b5d5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)