しなのさかいの駅前広場

見ろ! 古い12系がゴミのようだ。

第58回静岡ホビーショー(その4)

(その3からつづく)


【トミーテック・続】


さて、トミックスブランドの方へ。
当方にとっては大きなショックを受けたニュースがありました。




機関車リニューアル。
「えー、それはないだろう」と心の中で叫んでしまいました。
この全てを包含するようなアナウンスで、ユーザーの手元にある多くの機関車、そして未だに小売店のガラスケースの中に眠る在庫が陳腐化してしまったのではないでしょうか。
思わなければそれまでなんですけど、当方にとってはそんなように思えてしまう「魔法の言葉」がドカンと発せられたのでした。





いくつかのポイントが発表されました。
確認します。
①電球色LEDの採用
②ダミーカプラーの付属
③新モーターの採用
④黒色車輪の採用


②は連結方向が限定されるので、見た目の改善とのトレードで使い勝手が悪くなります。
だから、これは付属していても取り付けないパーツと割り切れるため、どうでもよろしい。

問題はそれ以外の3点。

③は関係各方面から現行モーターに関するいろいろな点が指摘されており、当方も「そうだとしたら嫌だな」と思っていました。
なにせ、動かさずに保管している機関車がたくさんあるのです。
これらが「今」マトモに走るかどうかは分かりませんし、もし走らなかったならば、まずは「マトモなモーターと交換して延命させたい」と思うのが人情でしょう。

それから①と④です。
これらはカトー製品と比べれば明らかに劣る点であり、モーターとは違って「ともかくまずは交換したい」という思いが従来からあります。
当方も以前からこうしたホビーショーで担当者氏を捕まえては散々指摘してきました。
ライトユニットと黒色車輪はユーザーが交換できますので、まずはパーツから流通させて欲しかった。
ホントにそう思います。







トミーテックとしては「多くの意見に耳を傾けた結果」ということなのでしょうが、総じて、何かもっとうまいやり方があったのではないかと思わざるを得ません。
特に、小売店が抱える在庫はこのアナウンスで売れにくくなる可能性がありますよね。
多くのユーザーは「リニューアルされるまで待とうかな」と思うのではないでしょうか。

カトーがやっているように、あくまでも車種ごとにリニューアルをしていくスタンスであるならば良かったですし、その度にパーツを分売してくれれば今までの製品も見劣りせずに生きるのです。
しかし、トミックスとしてはメーカーとしての売上を考えているわけですから…
どーもそのツケは「中流」と「下流」で払わされるような気がします。

カトーのEF58がリニューアルを行わない理由もこれに近いのでしょう。









223系2000番台。
これは楽しみにしています。
久しぶりにトミックス製品を予約しちゃいました。





EF6477とED75121。
これらは機関車リニューアルの対象でしたっけ(確認するのを忘れました)。
当方、今後はそういうチェックが必要になってくるのです。
新1号編成が出てきたら大変ですョ。





ポケモンのキハ100。
スカートが初期のパイプ形になっています。





小田急7000形は、当方から見れば模型化で不幸が続いており、もうこの辺でフルリニューアルしてもらいたいのですが、またもやプチリニューアルで済まされるんだそうです。
動力の改良、動力車の室内灯対応、先頭車ライトのLED化などを経て、今回は先頭車の車高やライト周りのデザインを見直すそうですが、どうなんでしょう。
何度も期待を裏切られてきたので、もはや選択肢としては見ていません。




最後に「トワイライトエクスプレス瑞風」を見ておきます。






今回はトミックスがカトーに先行してのリリース。
夏頃にはお目見えする予定だそうです。
我々ユーザーの頭の中には「四季島」で示された選択肢が記憶に新しいのですが、こうしてトミックス製品を見る限りは、ほぼ同様の選択肢が与えられそう。







プログレッシブグレードですから、今回も室内が必要以上に(失礼)作り込まれます。
こうした方向性もアリだとは思いますが、模型を走らせたときに編成全体を見るのか、それとも車内を覗き込むのか、という視線の送り方の違いはユーザーの志向で大きく分かれそうです。
もちろんどちらにも対応できるような模型化であれば凄いことですけど、それでは価格が上昇し過ぎるわけで。

トミックスとカトーとで模型化する手法を見極めて、自分の嗜好に合う製品を選ぶこととしましょう。
価格が高い模型ほど完成度が高い…とは限りません。




トミーテックは「新しい何か」を思考し続けているようで、ここ数年は新シリーズの立上げが目立ちます。
従来のラインナップに満足していてはダメだ(市場を維持できない)という危機意識のあらわれと見て取れそうで、現実として鉄コレシリーズの勢力拡大はその証拠と言えましょう。

ただ問題なのは、メーカーという最上流の思考の変化(気まぐれ?)が小売店やユーザーにはイマイチ追従されていないということ。
特に零細小売店の店内には様々な「新企画」の屍が積み残されていたり、果ては叩き売りにされていたりすることが多く、そうしたお店を訪れるとなんとなく胸が潰される思いになります。
最近、そんなところに小売店の疲弊ぶりが見えるのです。

TINOS制御システムの宣伝も見なくなりました。
もっと以前に目を向ければ「鉄道むすめ」の関連グッズも見なくなりましたし、サボコレクションとかそんな路線もあったよなぁと。
そーゆー新機軸の残骸って、お店には結構長い間残るものなのです。


(その5・完へつづく)
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  1. 2019/05/16(木) 23:15:00|
  2. 鉄道模型イベント
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コメント

初めまして

TOMIXのEF81はロングセラーで、今回で何回目のリニューアルかは分かりずらくなっています。
ダミーカプラーは確かに外観上は引き締まりますが、連結不可のデメリット付きなのでこれならTNカプラーの方がマシです。それにあまり走らせずのままだと不具合のリスクも高まりますので、新モーターの採用及び今回のリニューアルには異議ありです。
またダミーカプは走行中だと見えずらくなると思いますので、専らディスプレイ用には最適かと存じますが、それだと動くための新モーターの意味が無効になりかねませんね。。
なおEF64 77とED75 121の2機は、リニューアル対象外です。当局ではTOMIXの貨物機を中心に収集しておりますが、既存品のリニューアル機がリリースされても買いません。逆にこれまでにない新機関車が製品化されればこの限りではありませんが。
長文失礼しました。
  1. 2019/08/26(月) 20:43:20 |
  2. URL |
  3. 爽(SAYAKA) #CofySn7Q
  4. [ 編集 ]

ダミーカプラーの反対側

爽さん

ようこそお越しくださいました。以後お見知り置きを〜。
どうもこのダミーカプラーのリニューアルは余計なことという気がしてなりません。
機関車の場合、本文で申した通り、方向性が決まってしまうということもありますが、このダミーカプラーを付けることによって、反対側のTNカプラーが「リアルじゃない」カプラーになってしまう点です。
外観の向上は、ユーザーの心理まで考えながらやって欲しいですよね。
  1. 2019/08/26(月) 21:06:07 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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