しなのさかいの駅前広場

415系、売れているのかなぁ。

KATO 2019年11月分ポスターを見て「これは企画担当がやった仕事ではないはず」と思い込むことにする。

こんばんは。しなのさかいです。

御存知のとおり、ここんところブログの更新がスローとなっておりまして、もともと「マイペースでのんびりと」をテーマとしているから…とはいえ、非常に心苦しく思っております。
申し訳ございません。

どうもこのNゲージ趣味の世界では、ここ数年間において日常的に見られるようになっていた「ユーザー同士で盛り上がれる共通の話題」が失われてしまったようで、残念でなりません。
もちろん「Nゲージ市場」というムラでは各ユーザーが個性的な方向性を持つことは大切ですけど、一方で「真ん中のひろば」ではお祭りとかキャンプファイヤーが行われている必要もあると思っています。
やはり共通言語はあった方がいいのです。

当ブログも恥ずかしながら「ひろば」を標榜していますが、そんな沈滞ムードを打破できるような場所でもありませんので、「それならばレイアウト工事を進めるか」という気分で日々作業に集中しています。

作業をしながら撮影することができないため、更新も滞るという仕組みです。
この結果は近日中にでも改めてお伝えできればと考えています。




さて、そうこうしているうちにカトーから11月分のポスターが発表され、さらには12月分のポスターも登場したようです。
今回もいつもどおりこれらを見て、あれこれ考えてみようと思います。






…。

「11月分」ということなのですが、どう見ても再生産の案内、いや「入門者向けの宣伝ポスター」にしか見えません。
こういうの、ショーのブースで「ご自由にどうぞ」となっている専用パンフレット(チラシ)の仕事でしたよねぇ?
企画のセンスだのどうのこうのと言うレベルでもありませんので(というか企画の仕事ではないことを信じます)、個々に語ることはやめておきますが、よくもまぁこんな内容のまま、満を持して発表されたものです。
そこが不思議。
誰か「こんなんじゃダメだ」と言う人は中にいなかったのかしら。

11月末には「トワイライトエクスプレス瑞風」の発売を控えているはずですから「どうかコレの生産に集中させてください」ということなんでしょうけど、それにしてもこのラインナップはどうなんだ…。
貨物列車6両セット?
コキ5500は旧製品なの?

既にこの趣味の世界に浸っているユーザーには「関係ないもの」ばかりであるため、「瑞風」に興味がないユーザーにとっては実質的に11月のカトー製品に何ら動きはなく、結局はお店にも行かないということになるはず。
当方は絶対に「買いません」。

現段階ではE655系「なごみ」の再生産も予定しているそうですが、しかしながらこれも十分に既視感のあるアイテムで、欲しい人にはこれまで繰り返されてきた再生産で十分に行き渡っているのではないでしょうか。
仮に新規参入ユーザーが探していたとしても中古市場ですぐに手に入るはずです(それだけ数が出たと思います)。

年末に向けて、この市場は冷めていくばかりとなる見通しを持ちました。
こーゆーときは蕨方面かなぁ(いやいや、そうではない)。





【2024-1 C57 1】¥15,000+税

こちらは12月分のポスターから。

35系4000番台は昨年(2018年)にトミックス製品と競合しながら発売されました。
スハテ35 4001の車番が窓半分程度左へズレて印刷されるというエラーが発生した記憶に新しい製品で、たまに中古店で「エラー修正済」なんていうラベルが貼られているセットを目にします。

そのエラーの原因もほぼ特定され(?)、「そんなことが原因かーい」となりまして、この騒動、模型店から持ち帰って手にしたユーザーの感動に水を差した形。
したがってユーザー間の盛り上がりも見事に霧散しました。

その余波なのかどうかは分かりませんが、牽引機であるD51 200は近所の量販店では長期間の叩き売りアイテムになっていて、発売直後に買った当方としては見ていてつらいのです。
どうも「やまぐち」関連は市場でうまく回っていないように見ています。

さて、そんな流れの中で再び「やまぐち」なんだそうですョ。
サウンドカードの発売を機に…という点も分からないわけではないのですけど、当方としてはいつものように「もう少し時間を開けてからでも良かったんでは」と思わざるを得ません。
いずれカトーが「1号機」を製品化するであろうことは、誰もが読んでいる話で、その一方でカトーの1号機待望論はまだまだ高くありませんでした。
「トミックス製品があるから別に急がなくても」というのも理由の一つでしょうし、少し「やまぐち」でお腹いっぱい…というのもあるんじゃないかなあと。


それよりも、せっかく素晴らしいC57のフォーマットを開発しているのだから、もっともっと他にやるべき仕事があったんではないでしょうか。

例えばC55。
南九州のだっていいし、北海道形のC55、C57だってあるじゃない。
オハ62系だって、そんなに新しい金型を投入しなくても簡単に製品化できるでしょうし。





鉄道ジャーナル社『新・ドキュメント列車追跡』No.1から「最果てSL望郷紀行(根室→稚内)」。

もともとこの記事は『旅と鉄道』No.12夏の号(1974年7月)に掲載されたもので、パシフィック機本来の姿を示す晩年の一例が分かります。
何よりも、その頃の東京は既に文明に覆い尽くされていたはずなんですが、北の大地ではまだ戦前と同じ輸送手段が存在していたことに驚くわけで、そんな点からも一読の価値ありです。

ルポ3日目では旭川から稚内まで、C5530が牽く321レ(客車4両)が登場します。
スハフ32を含めたその編成は後ろ2両が荷物車と郵便車だったようです(『旅と鉄道』ですから使用車体のデータに乏しいようです)。

冬である年末に発売するのですから、塩狩峠を越える「最果て鈍行」なんていうのを、紅白歌合戦を見ながらコタツの上で走らせることができたなら、どんなに幸せを感じることができたでしょう…。





ほら、たったひと月前には、こんなアイテムが「10月発売予定」として発表されているんですよ(思い出しました?)
この奇妙な茶色い客車の詰め合わせ(の生産スケジュール)は、こうした重厚な舞台設定に結びつけて、何も「関スイ」表示で入門セット的に仕立てなくても、キチンとした企画として活かせば良かったのです。
4両セットで「ユニ」付きという点もなんとも惜しいことでした。
無念。

「C57」や「D51」という機関車を模型の世界でとらえなおそうとしたときに、まずは「観光列車の牽引機」とか「復活蒸機」と定義してしまうあたり。
カトーの現状が見えてしまうようでなんとも寂しいですよね。
奥深い蒸気機関車を企画することは、もうカトーには無理なんでしょうか。

このC57 1、当方は「買います」が、仮に買えなくても探し回ることはなさそうです。
そんな程度の買い物になるかなぁ。



【7008-C DD51 1043 下関総合車両所】¥7,500+税

ナニコレ、シラナイ。
「最晩年」というべき今を生きる国鉄型機関車たちには、文化財的な保存価値は認めるものの、模型として持っていたいというような未練、情熱はもはや当方の中には残っていません。
ひたすらに彼らが働き盛りだった頃を脳内再生していますので、模型の世界でもDD51にはそんな姿を演じさせてやりたい。
そう思うからこそ、こうした企画には興味が向かないのです。

したがって、DD51と茶色い客車の組み合わせは大好物ですけど、そんな使い方をされた35系4000番台にまで興味はありません。
だから「買いません」。
素直に普通のDD51と61系客車を組み合わせて走らせていた方が楽しいのでネ。



□ □ □



「四季島」や「ななつ星in九州」の例から見て、おそらく「トワイライトエクスプレス瑞風」も11月と12月に分けて納品されるのではないかと思います。
そうなると工場は2か月間ずーっと緑色のディーゼルカーを生産していることになるわけで、これでは我々の琴線に触れるようなアイテムは望めそうにありません。
前回予想したとおりの展開で、こういう年末はマイクロエースの高額製品を買ってみてもいいんじゃないかと思い始めています(思い始めただけですよ)。


黒いDE10のときと同じように、11月のポスターにはガッカリ感を越えるものがあります。
この内容で小売店がどういう発注をするのか…
いや、逆ですね。
「どういう小売店が発注できるのか」がポイントでしょう。
N700Aのスターターセットなんていうのはクリスマス商戦に備えるカメラ屋さんのようなお店しか
マトモに発注できないのではないでしょうか。









(おまけコーナー)

残念な感想で終わるのも精神衛生上よろしくないので、こんな風景を貼り付けておしまいにします。




トミックス謹製 223系2000番台。
先の「マリンライナー」の勢いのある売れ方から危険を感じまして、トミックス製品なのに予約して買いました。

基本Aセット2箱、増結セット1箱という王道パターンでの入線で、レイアウト工事の合間にちまちまと室内灯を取り付けています。
これにてようやく西日本アーバンネットワークの主役が揃いました。
いい顔をしていますし、おそらくこれを撮影した当方の顔もニンマリしていたんだと思います(大笑)

185系のHG化といい、トミックスは「売れる鉱脈」を見つけて実行に移すのが上手くなりましたね(少なくとも今のカトーよりはイイです)。
今後は223系のバリエーション展開に注目です。
その辺も考えて、今回は12両だけで打ち止めにしておきました。

この形式が「鉄道コレクション」で展開されたなら、夏のイベントでは暴動が起こっていたでしょう(ジョークです)。

ではまた。




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  1. 2019/07/08(月) 23:15:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

貨車の寄せ集め・・・そして「やまぐち」号

こんばんは。久しぶりのコメントです。
11月のポスター、「トワイライトエクスプレス瑞風」があるとはいえ
これはちょっと寂しいですよね・・・
そもそもあのような貨物列車セットって出す意味あるのでしょうか?
模型店へ行けば大抵の貨車が売られています。その中から適当に選んで
編成を組めばいいんじゃないかな・・・と私は思います。
(今なら通販でも同じようなことができますね)

そして12月のポスター
SL「やまぐち」号関連の物は”早いうちに全て出す(製品化する)”という感じでしょうか?
”もう少し時間を開けてから出してもいいのでは”
私もそんな気がしなくもありません。
リニューアルされたC55(とそれに合う列車・客車)、早く見てみたいですね。
長文失礼しました・・・
  1. 2019/07/09(火) 19:33:27 |
  2. URL |
  3. 菊鉄社長 #zYi8CtOw
  4. [ 編集 ]

色とりどり

菊鉄社長さん

最近のポスターネタは、入門製品が占める割合が大きくなっていて、とうとう貨車にまでその企てが回りました。仰る通り、こういう編成はメーカーの指導を受けずとも楽しめますから「余計なお世話だよ」と言いたくもなります。なんとなくですが、この6両、カラフルにしようとしただけの組み合わせに見えるんです…

「やまぐち」関連は早いうちにという思いが能動的な結果なのか、それとも消極的な単なる結果論なのか興味が尽きません。C55の意味も…(^^)
  1. 2019/07/09(火) 20:09:54 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

新規顧客

最近の模型界は、というより社会全体が停滞感あふれるような空気に感じています。
そんな中でメーカーは体質を維持するために新規の顧客を開拓していくしか活路がない と焦っているようにも見受けられるのです。

私たちがNゲージを始めた頃は趣味としての社会的な認知が広まっていく最中であり、大げさに見ればガンダムかNゲージか という時期だったように思います。技術的にも未成熟な部分が多く、新製品や改良製品は買い増し・買い替えの価値が明確でした。

翻って現代はネット社会で何でも不自由なく、しかも安価で即日手に入るようになって物欲の形態が変化したと感じています。
実車の世界も魅力的な車両が少なくなって、かつてのように「憧れのあの型式を手元に」という感情が減っていて、かつベテランには「欲しいものがほぼ行き渡った」のではないでしょうか。
鉄コレ・バスコレも初期のような少し古めのモデルが影を潜めたこともこの傾向と一致すると想像します。(個人的には昭和の形式はまだ需要があると思うのですが)

今後の市場をどのようにリードしていくのか?趣味へのお金の使い方が変化していく中で各メーカーは競合ではなく共生できる方向に舵を切らないと業界全体が共倒れになりかねないような暗雲を感じています。
  1. 2019/07/15(月) 10:51:48 |
  2. URL |
  3. ホビぽっぽ #rkarvERI
  4. [ 編集 ]

ナニコレ?知らな~ぃ 

ご無沙汰でございました。
発売されるものがあまりにも興味のないものばかりだったものでしてコメント出来ないでおりました。
DD51が牽引することがあったり補機になることは知っているというよりは実物では何処のSL復活運転している所でも必須なアイテムなのですが、模型のSLは故障もしませんし坂道でも力持ちなので当方の鉄道国の中ではイラナ~い
ですね。 実車のDD511043を真っ黒塗装にして、ナンバープレートをSL風のフチあり磨き出しにしちゃえばいいのにね^^ 「イラナイケド」  
あ!C571これは買いです。 当方「みちのく」以來の完成品の買い物になりますね。 完成品保有数4000輛まで、 あと185
ナンカずいぶん先になりそうです。
そのおかげで、20年前後程御蔵に入っていた客車のコンバージョンキットが次々に落成しており昭和中期の急行編成を楽しんでおります。
C55出てくれると嬉しいですね。出てくれれば、C55ベースのC51キットが作れます。
長文失礼いたしました。
  1. 2019/07/18(木) 07:27:31 |
  2. URL |
  3. PIN #-
  4. [ 編集 ]

他社に対するフルリニューアルのおせっかい

ホビぽっぽさん


大変遅いレスとなり申し訳ございませんでした。

ご指摘の通り、従来のユーザーにおいてはおおよその形式は模型として手にすることができているのかもしれません。このような中で、最近では先行する他社製品に対するフルリニューアルのような位置付けで、非常に既視感の強い形式が企画されるようになってきました。
その企画にはユーザーの中に潜在しているであろう既存製品への不満がシンクロすればいいのですけど、どうもそうではないような、それほどリニューアルを求めていたとは思えない企画が目立つのです。これでは企画する方も、また財布を開ける方も体力を消耗するばかりです。満足度の低い取引が行われるわけで。
カトーに限らず、今後はどのメーカーも、新製品に対する企画意図をしっかりとユーザーに開示して、分からないにりに対話を通じた上で製品をリリースしてもらいたいですね。決して怪しい投票数だけで判断しないように(笑)
  1. 2019/07/22(月) 21:41:43 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

調べる中身がないのです。

PINさん


遅い返信となりました。申し訳ございません。

そちらも興味のないものばかりという感触ですか。お互いにつまらない時代を迎えているようです。
以前は「知らない」アイテムが発表されると、自分なりに調べる内容に意外なほど広がりがあることに驚いたものです。飯田線の貨物列車はどこから何を運んでいたのか、とか、伯備線のD51三重連はどうして実現したのか、とか。「安芸」にカニ38が連結されていた理由なんていうのもそうかな。とにかく調べることに深みがあり、そこで得た知識は間違いなく趣味生活における基礎体力に寄与していたと思うのです。
しかしながら、こうした「カマ」がポロっと示されると、そうした勉強をしても深みが生まれません。せいぜい当該機関車の転属履歴くらいでしょう。
この差が決定的に大きく、毎回示される企画の評価につながってしまうのです。
鉄道模型コンテストの会場でも何やら新企画(アイテム)が発表されるとかされないとか聞いていますが、そのアンサーが例えば銀色の10両編成のようなモノであれば、なぜそれを選んだのか、それを買うことで何か見えてくるものはあるのか…等々、いろいろと聞いてみたいですね。
  1. 2019/07/22(月) 21:53:40 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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