しなのさかいの駅前広場

415系、売れているのかなぁ。

スイカを積んで、コアラの郷へ

おはようございます。しなのさかいです。

想定外だった奥飛騨の鉄分補給ネタを投下しました。
夏のフィールドワークについては本来ならそこでおしまいにするべきところなのですが、どうしてもあと一つだけお伝えしたいことがあり、本稿で「本当のおしまい」とさせていただきます。



例のキハ27に別れを告げたあとは、関東平野への帰路。
しかし、すんなりと帰ってしまうのももったいないし、せっかく標高の高い土地に来ているのですから、涼しい想い出を残してから「下界へ降りよう」ということになりまして、近場の「平湯大滝」へ転進しました。





その平湯大滝は、最寄りの駐車場から歩いて15分くらいだったでしょうか。
日差しはあるものの、気温は25℃という久しぶりの快適な数字にありがたみを感じました。

で、到着したら場所から1枚…なのですが、川沿いの展望スペースから先はロープで「立入禁止」となっていて、水に触ることすらできず。
確かにマイナスイオンは浴びているものの、これでは少し物足りない訳です。
マイナスイオンを目で見ることができない…ということもその気持ちに影響していますので「どこか親水公園らしきものはないか」とその場で検索しました。





そしたら、ちゃんとあるんですよ。
キハ27の方へ戻る形となりましたが「たるま(垂間)の滝」のすぐそばに砂防施設があり、どうもその工事に併せて造られたと思われる親水公園がありました。





この小屋が足湯風に親水できるようになっていたので、早速下の娘と足を入れて確認。

その水温は冷たいというレベルではなくて、もはや「氷水」でした。
こんな真夏なのに。
浸かっていると足の感覚がヤバくなってきて「うひゃー」と叫んで足を上げ、そしてまた浸かる…、以降その繰り返しでして、そのサイクルタイムは10秒というところだったでしょうか。





8月の上旬だというのに、僅かですが紅葉が始まっていました。
きっと寒暖差が大きくなってきているのでしょう。
皆さん、秋雨前線の出現も早いようですし、今年の秋の訪れは結構早いかもしれませんよ。




その後は、定石どおりに安房トンネルを抜けて長野県へ。
国道158号を一路、松本盆地へ降下しました。

ところで、この日(8月10日)はお盆休み初日、そして三連休初日ということで、登ってくる車は皆、関東平野からのものばかり。
沿道にある数多の有料駐車場には、上高地を目指す人々が乗り捨てたと思われる車で溢れかえっていて、ただただ「おつかれさまです」と黙祷しました。
そしてそこからはアルピコバス軍団の大活躍ということなのです。

我が家はこのルートを何度も(同じ方向で)利用していますけど、上高地へ行ったことは一度もありません。
景色が良くても「そこまで」して行く気がしないのです。
足尾銅山がこの国における工業公害問題の原点であるように、ここ上高地はこの国における観光公害問題(つまり「オーバーツーリズム」)の原点です。
1975年から始まった上高地のマイカー規制、パークアンドライドは、それなりに観光地の風致保全に資しているようですが、駐車場の混雑ぶりを見ると、根本的な解決には至っていないような気がします。
結局のところ、観光公害を許容する地域をオフセットしているだけですから…。
「殺到」という本質は依然としてそのままのようです。



松本盆地へ下りきって松本電鉄と併走し始めると、今度は沿道にスイカの即売所が並び始めました。
「そうか、スイカの産地なのか…」
でも、ここは安易に適当なお店へ入るのではなく、冷静に検索。





お昼過ぎでしたが、なんとか間に合いました。
JA松本ハイランドの「すいか村直売所」が開いていることを知り、サクッと急行。
ナンバーを見たところ、ココは地元の方々が多く利用しているようでしたね。
帰省する家族のためなのか、続々と車が集まってきて、緑色の球体を買い求めていました。
そんな場所に混じりましたので、我が家の旅行のミッションである「ニセ県民化政策」は、またもやクリアです。





朝に収穫したものを提供しているのでしょう。
この日の分は売切れ寸前で、なんとか一番大きいやつをためらいもなくゲット。
お値段は女房殿曰く「やすい!」という反応があるものでした。
お聞きになる方々の感じ方も多様ですから、具体的な数字は書かないでおきます(すんません)。
甘味の保証については言うに及ばず。
我が家の小さい車には、EH200のようにズシリとデッドウエイトが載りまして、再び出発。





その後は、以前Sさんに教えてもらってから家族でファンになった有明の「くるまや」でお昼にしようと向かったんですが、お店の前には驚くほどの行列。
連休初日はこんなところにも影響があるようでして、残念ながらここでの食事を断念。

異常に狭い入口から恐る恐る進入した謎の駐車場を出て、やはり娘たちの御朱印集めを優先してやることとし、久しぶりに穂高神社へ。
バカ暑い松本盆地でも、厳かな雰囲気のある神社では少しだけ涼しくなる気がしました。


松本市内へ入り、さらに四柱(よはしら)神社で御朱印。
んでもって上の娘が「白樺の大地」を買いたいというので、駅ビルMIDORIを目指しました。
何度も同じ場所に連れてくると、子どもとはいえよその土地でも勝手が分かるようで、親に対するリクエストもより具体的になってきています。
その方が応えやすくて楽、とも言えますが。





MIDORI提携駐車場のすぐウラには211系が。
アルパインブルーの「長野色」がいかに秀逸であるかが分かるような気がして1枚。
この色が登場して四半世紀が経ちますが、この色は民営化により登場した地域色のロングセラーです。







松本駅の211系とE353系。
お盆休みの大量輸送が始まっていて、夏の飾り付けで満たされた駅コンコースは帰省客でごった返していました。

それだけでなく、松本城を目指す欧米系のバックパッカーも地図を見ながらウロウロ。
なるほど「お城」というものはそれだけで海外に対するアピール力を持っているようです。
それ以外にも、駅前には「サイトウキネン」のイベントを告げる横断幕が飾られていて、小沢氏の顔写真がバーンと。
松本が持つ武器の揃え方は世界的レベルですねー。
そういえば、木造復元を目指す名古屋城は手続的に大変なことになっているようですが、大丈夫なんだろか。



□ □ □



ここまで来て、この日はマトモな食事をさせていませんで、それはそれでマズかろうということになりました。
この時点で16時頃でして、最後の晩餐をキチンとしておかないと、家に帰っても何か言われそうな雰囲気に。

そこでひらめいたのが「懸案事項」の解決を兼ねた作戦です。
時間調整を兼ねて、あえて長野自動車道を使わずに、国道19号・20号で諏訪盆地へ向かうこととしました。
夕暮れ時の塩尻峠を〈諏訪盆地向きで〉下りる絶好のチャンスでもあるし、ということで。
荷室には荷物に挟まった巨大なスイカがデンと座ったまま、気持ち良い20号のワインディングを走り抜けました。
夕暮れ時の塩尻峠が素晴らしい展望ビューを備えていることは言うまでもありません。





18時過ぎに目的地到着。
ココは岡谷市で、岡谷駅から歩いて数分の場所。
ファミリーレストラン「さんれ~く」岡谷店といいます。





グランドメニュー。
真ん中には、寂しそうに(?)こちらを見るコアラの家族が。

店内は1980年代の「おしゃれ」感がそのまま保存されたようなインテリアで統一されていて、とても懐かしい雰囲気。

繰り返しになりますが、ちょうどお盆休みの初日ということもあってか、我が家がメニューを眺めている間には、地元に帰省した人を含む3世代(あるいは4世代)の大人数家族が数団体入店してきて、程よく席が埋まっていきました。
そのうち「おばあちゃん、いいのー? ごちそうさまー!」なんていう声も(おばあちゃんに金を出させるんかーい)。

ウエイトレスさんは少し御年配の方で(本当にゴメンナサイ)、その辺も「ローカルファミレス」感満載でした。





「洋食屋さんのハンバーグ」というものを注文してみました。
ハンバーグ自体は他のメニューのものと一緒のようですが、上に乗せるモノやソースが独特で、なるほど確かに洋食店で出てくるような個性的な味になっていました。
アイデアで生まれた良メニューと思い、次に来たときもこれにしようと決心。
1時間強の滞在で「ニセ岡谷市民」となるミッションは大成功でした。





以前から、このお店の前を通るたびに、どこか「すかいらーく」のような雰囲気が気になっていました。

いや「気になっていた」というのは少し違いますね。
申し訳ないのですが、最初に見たときは正直「パクリか」と思ってビックリしたものです。

念のために説明しますと、今の「ガスト」は1990年代初期のバブル崩壊時に「すかいらーく」店を格安型店舗へ転換したものです。
その「すかいらーく」のロゴはボヤっとした、どこかやる気のなさそうな気配が漂う鳥のマークでした。
「…らーく」と「…れ~く」は似ているし、ロゴも同じ線を突いているという印象。

このファミレスの出自は専門外なのでよく分かりませんが、検索したところ「パクリ」なんていうのは失礼なルーツがあったようでもあり…。

まぁそんなことよりも、諏訪地域に展開していた「さんれ~く」は他店舗の閉店が相次いでいるようで、現在はココだけのようでもあるんです(確認していませんのでご注意を)。
せっかくお店の中に入る機会を得たというのに、この岡谷店までおかしなことになってしまっては大変なこと。





それとですね。
このコアラのマーク、不思議なことにとても心にしみるんですョ。
目が合ってしまうと、なんだか「おねがい」というコアラたちの声が聞こえてくるような気がして。
しかも「親子」で見られているから、なおさらなんですよね。

だから、このロゴマークでのグッズ展開があったら真っ先にお布施したいなぁ。
「諏訪姫」とのコラボでやってくれないかしら。
絶対にヒットすると思うんですけど。



かつては都会のカルチャーをそのまま地方にも…という意図でオープンされたのかもしれませんけど、そのカルチャーの変化をフォローする手間暇、情報の収集は大変な苦労を伴うものです。
だから、現在の地方都市のロードサイドに出店している数多の店舗は、東京や大阪の資本によるものばかりであり。
したがって、流行の変化をフォローするスピードに遅れなどはありません。
その意味において、地方の郊外は完全に〈よそ者〉の商業圏となっていますから、雇用以外に地方は潤わないシステムが完成しているのです。

独立系で狼煙を上げればいずれ疲弊するし、都会の大手資本がやってくれば真の意味で地元は潤わない。
このバランスの保ち方、難しいですよね。

とはいえ、前者に入るであろうこの「さんれ~く」は、皮肉な運命なのか、今の都会人にとってはどこか「懐かしさ」に包まれており、80年代の家族の団らん、特別な週末がこうしたファミレスで営まれていたことを思い出させてくれます。
当方はそんなことに気づき、年末の再訪を決めたのでした。

「さんれ~く」岡谷店、もう最高です。
遅ればせながら、これからキチンと通わせていただきます。





旅の最後は、上諏訪の片倉館でのお風呂。
風呂から上がると、目の前の諏訪湖では、大会前なのに15分間の盛大な打ち上げ花火が見られました。
何かとおトクな諏訪盆地でした。



盆踊りから始まった今回の旅は、気がつけば「夏休み・完全セット」というレベルにまで仕上がっており、何とか満足できるものになったようです。
次は年末の「さんれ~く」再訪ですかね。
その際には食後のデザートも頼むことにしましょう。
それから諏訪湖遊覧船「竜宮丸」の引退にも向き合わなければなりません。


ではまた。

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  1. 2019/08/30(金) 08:10:00|
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コメント

こんにちは。
さんれ〜く、いいですね。知りませんでした。
私が住む街も飲食店の大半が全国チェーンのロードサイド店ながら、近所に店を構えて50年のカレーライス屋さんがあり、カレーを外食する際はそこを優先して選んでいます。
旅先でも、その街でしか味わえない店、というのは興味ありますし、応援したくなります。次回長野県を旅する際は、さんれ〜くのこと、頭に入れておきます。
  1. 2019/08/30(金) 13:11:05 |
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  3. やまだ #LLR6AlOk
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発見欲

やまださん

コメントをありがとうございます。
こうした記事は果たしてお読みいただいているのかと不安になることも多いので、ホントに感謝しています。

その土地土地の「味」の思い出は、実はさりげないところにもあるんじゃないかなぁと思う最近です。都会から出掛ける者としては、ひたすらに「発見」を求めており、地元の方々が万全の態勢で迎えようとする味には、実はのけぞってしまうことも度々なのです。ですから、道の駅なんかではあんまり食事をしたくないですねー。
「さんれ〜く」は是非是非。コアラのマークが泣けるんです(^^)
  1. 2019/08/30(金) 22:36:16 |
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  3. しなのさかい #-
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  1. 2019/08/31(土) 09:34:33 |
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  1. 2019/08/31(土) 09:36:32 |
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大学入試

◯◯さん

コメントをありがとうございました。
今後の信州再発見に役立つ情報ばかりで参考になりました。「ラー大」は北陸でいう「8番ラーメン」ですかね。地方チェーンはキチンと挨拶をしておかなかければいけませんので、近いうちに行ってみます!
  1. 2019/09/01(日) 08:15:07 |
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  3. しなのさかい #-
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