おはようございます。しなのさかいです。
例年よりも長めだった年末年始の休みが終わり、2020年の日常がスタートしました。
怠惰な生活はもうおしまいでして、今年も趣味を続けながら1年間を生き延びなければなりません。
結局のところ、毎年同じような心配をしても無事に済んでいますから、今年も大丈夫かな…
何事も焦らず、欲張らず、マイペースで、です。


昨年末には、カトーから5月分ポスターが発表されています。
いつものことではありますが、一人のユーザーとしてその内容を見て、受け止め方をメモしておきます。


【10-1607 117系<新快速> 6両セット】 ¥19,200+税
【10-949 117系 京都地域色タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥21,000+税
念頭で御挨拶させていただいたときに触れた「疲れる選択肢」。
その具体例が正にコレです。
大手2社で、互いに同じカードを「いっくよー、いっせーのーせ!」と出してしまった形となり(本当は意外な方が後出しだったりして?)驚きの上に脱力感を重ねてしまった12月末となりました。
トミックスがツイッター上で製品化を告知したと思ったら、その数日後にカトーがこうですから。
先日JR西日本が発表した「WEST EXPRESS 銀河」(117系改造による)を意識した上でのバッティングであろうことは素人でも想像がつくことであり、それだけ企画に携わる人たちの視野、視界がナローになっているのではないかと心配になります。
まだ運行すらしていないのに、そしてそのホスピタリティは未知数であるのにもかかわらず「夜行列車」というキーワードだけで飛びついているのだとしたら、それはどうなんでしょう?
2020年の最初に考える上で大変良い事例だと言うべきかもしれません。
その「銀河」は未だ詳細が明らかになっていませんので「それならば」と原形を先にすることとしたのかな?
「新快速のルーツともいえる“関西急電”を連想させるクリーム1号のボディ」とありますから、一応この点は認識しているようですが、「117系」という題材を考えるのであれば、むしろこの点を主眼に置くべきでした。
単に「1980年代の新快速」であることだけを売り文句にしても、商業的にはなかなか厳しい展開が待っているのではないかと想像します。
時代背景を考えて仲間を増やすよりは「カトーの企画で紡ぐ新快速物語」として、時間軸を持った企画にした方がイイ、登場時の221系もリニューアルする覚悟を持ってやった方がイイということです。
1980年代の京阪神地区を丸ごと切り取ろうとすれば、この117系の外に目立った形式はありませんから、唐突感は拭えません(まぁ、あることはあるのですが)。
「今さら、何で117系?」という受け止め方をしているあなた!
そうなりますよねえ(笑)
実は、時間軸的な捉え方に関しては、カトーよりもトミックスの方が先に王手をかけているように見えます。
今月に発売される153系も〈ブルーライナー〉へ仕立てることができそうですし、モハ52系だって鉄道コレクションで存在しちゃっている。
80系はともかく221系あたりを製品化すれば、おおよそ新快速の歴史が揃うので、カトーだけがこだわっていたはずの分野がいつの間にかトミックスに侵食されてしまっている、そんな風にも見えちゃうんです。
トミックスは221系もやりたいのかな。
さーて、皆さん。
マイクロエース製品以来の、久しぶりの117系です。
どうしますかぁ?
ホビーセンター扱いの湖西線色も気になるという人は、仕様の統一を考えてカトーを選ぶかもしれませんが、トミックスこそ塗替えで済む企画を見通していない訳がない、と思います(座席パーツだってキチンとやるでしょう)。
ですから、ここは両社の仕様を見比べて、となりそうです(だから「疲れる選択肢」なのです)。
当方はインレタを貼るくらいならカトーを選びたいところです(笑)
だから「買いたい」ところなんです、が…
ドーン!
6両セットで19,200円+税。
さらに、ホビーセンター扱いの緑のやつは6両セットで21,000円+税ですからね。
もはや「メロンです」「請求書です」と同じ状況ではないかと。
こんな価格に見合う、釣り合う買い物となるのかどうか、そろそろ真剣に悩まなくてはならない頃合のようです。
フルリニューアルという、本来なら嬉しい情報に接しているはずなのに、どこか暗いニュースに見えてしまう。
こんな思いをしているのは当方だけでしょうか。

【3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)】 ¥7,100+税
【10-1603 ク5000 トリコロールカラー 8両セット】 ¥14,900+税
【8078-7 ク5000 トリコロールカラー】 ¥1,650+税
【3088-9 EF65 0 JR貨物(茶)タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥7,300+税
ク5000のリニューアルがあったので、いずれは製品化されると考えていたトリコロールカラー。
しかし、未だこれを買わなきゃいけない流れが敷かれておらず、やはり唐突感だけが伝わってくる企画です。
おそらく「貨物駅プレート」を市場に流したことにより登板させた企画なのでしょう。
でもね、それならばその駅で積む自動車はどうするのさ、と思ってしまうのですよ。
プレートに置く自動車は、まさか「あのクラウン」でイイなんて思っていませんよねー。
時代的に合わないのはもちろん、一応指摘しておきますが「クラウン」はトヨタの車ですから。
カバーをつけた状態でプレートに置くのも変。
台車は前回の製品とは違うTR63CFというものになるそうですが「はぁ、そうなんですか」という感想しかありませぬ。
こういうセールスポイントでワクワクするユーザー、そんなに居ないんではないかと(どちらかと言うと「エラー騒動」対策?)。
65のPは国鉄時代・ブルトレ牽引機として欲しかったもの。
茶色い65も当方には全く不要で、結局のところ、これら全ては「買いません」。
どこか、先の「カートレイン」とテイストが似ています。
その「カートレイン」は近所の量販店でバラされても、セットのまま叩き売りされても在庫が動かないという、どこか始末の悪い深海魚のような優れものでして、多くのユーザーは徹底的にそういう反応なんだなとつくづく感心して見ています。

【8065 ヨ8000】 ¥2,400+税
これは「買います」が、トリコロールカラーのク5000と組み合わされて出てくるところがちょっと残念。
ま、リニューアルされるだけ喜ばないといけませんかね。
時代的に新しい部類の車掌車なので、もう少しダイエットに成功したワム80000と組み合わせたかったナ。
御神輿ワッショイ。

【22-241-3 サウンドカード<221系>】 ¥3,000+税
これも「買います」。
最近はカトーが放つ「車両」の企画にはあまり期待を寄せておらず、どちらかと言うと、こうした既存の車両製品の「魅力再発見」につながる仕掛けづくりの方を面白く観察しています。
やっぱりね、手元にある車両はもう一度車両ケースから出して走らせたいですから。
そのキッカケって、あるようでなかなか無いものなのです。
こちらの開発チームにはまだまだ頑張って欲しいと思い、エールを贈らせていただきます。
その他、TGVレゾ・デュープレックスについては新製品となっていますがココでは省略します。
当方に語る資格はないですし、氷河特急シリーズとは別の方向のようでして、それなりの守備範囲を持つ方々には必要なのだろうと想像します。
それはそれで可。
再生産品についても、特には。
10-288「883系〈ソニック〉リニューアル車」は「ななつ星in九州」「787系アラウンド」に続くものとして九州地方の販売店からの要請があったのかなぁと。
再生産よりも、カトーがやる「ゆふいんの森」なんていうものを見てみたいゾと。
銀、青、赤、緑。
この辺りのカラーが揃うと、水戸岡デザイン黎明期を好む当方としては落ち着くというか、和むというか。
牛乳パックのロクヨンはタキ1000が米タンを機にフルリニューアルするから、通常のエネオス仕様の発売を控えた布石ではないかナ。
以上、勝手に想像。
ところで、JRFマークってまだ使えるんですね。
ホキとかDD51の再生産はよく分かりません。
これらはいずれも「買いません」。
よってこれらに釣られて販売店へ足を運ぶことはありません。
それにしても、再生産品と新製品がポスター上で噛み合わないことばかり。
スカイブルーの201系なんかを再生産すると発表したら、117系の写真と相まって、少しは華やいだんではないかしら。
□ □ □
5月はカトーの決算期に当たり、今回の内容をもって2019年度の「数字」が決まるみたいです。
Nゲージ市場におけるカトー製品のシェアは大きいものがあり、カトー製品の規模の伸縮が市場規模のそれと同じ、とも言えそう。
この場でカトーのポスターばかりウォッチし続けている理由もそんなところにあります。
だから毎年5月にリリースされる製品は、その伸縮を決める〈駄目押し〉とも言えるモノたちであるはずなので、よりユーザーの琴線に触れるアイテムであることが求められているんだと、過去の「5月モノ」を見て、そう分析していました。
今回のポスターはそんな条件をクリアしているかな?
少なくとも117系が「6両」セットであるというところは「クリアしているか微妙」と言えそうです。
だってねぇ、こういうときこそ15両編成モノで稼ぐべきでしょう(笑)
ま、ユーザーにとっては関係ないことですね。
ではまた。
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- 2020/01/07(火) 08:30:00|
- 鉄道模型(車両)
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2020年 あけましておめでとうございます。>>
こんばんは、そして久しぶりのコメントです。
今回のポスターでちょっと?だと思ったのが”EF65 0 JR貨物(茶)タイプ”
個人的には品番3088-1 EF65 0と同時に出したほうが良かった気がします。
ヨ8000のフルリニューアルもいいですけど、ダイエットに成功したワム80000・・・
そちらも見てみたいですね~(青ワムも是非お願いしたいです)
新製品で出る車両・列車に合うものを再生産するというのはアリだと思います。
たまには再生産品と新製品が噛み合ってもいいと思うんですけどね・・・
- 2020/01/07(火) 18:58:44 |
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- 菊鉄社長 #zYi8CtOw
- [ 編集 ]
初めてコメント差し上げます。いつも、興味深く拝読いたしております。近年のしなのさかい様のコメントに同調いたします。(katoさん贔屓として)117系原色は導入しようかな、とは思いますが、185もそうですが、153のリニューアルはkatoさんの仕事では、と思います。導入費用の高騰も悩みの種です。
- 2020/01/07(火) 20:03:24 |
- URL |
- str #-
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しなのさかい様
あけましておめでとうございます。
駅前広場の皆様のコメントも拝見しつつ、少しでも趣味の視野を広げて、得られるところがあればと思っております。
さて、117系は80年代のデラックス志向とか関西急電の伝統継承など、この時代の大らかさが表れているようで好きです。しかし、失礼ながらどちらかと言えば主役級ではない。もっと長い時間軸やこの時代の京阪神圏という広がりのなかで捉えるものと感じます。
それはなぜか。私鉄王国という言葉を覚えていらっしゃいますか?私鉄王国という言葉が関西の枕詞のように使われた時代。40年前は、まさに並行する私鉄の特急車が輝いて見えた時代だったからだと思うのです。
その私鉄王国の車両たちも、Nゲージの世界で製品に恵まれて来たとは言えず、せっかく製品化されてもライトの点灯など仕様面の不十分さに不満を持つユーザーも多くいると思います。西落合が絵本や図鑑の花形を飾った阪急や京阪の車両、あるいは関西急電の始祖(これは流石に時代が古すぎるかもしれませんが)などの車両を出し、その後に117系を出していたら...。きっと市場の反応は違った受け止め方になっていたと思うのです。
国鉄に限ってみても、ブルトレやエル特急が人気を集めていた。他にも魅力ある車両がたくさんいた時代なのに、随分と乱暴だなと思うのです。一緒に並べるのは、緑色のやつではないと。
- 2020/01/07(火) 20:54:06 |
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- リンゴ #-
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いつも楽しみに拝見しています。
117系新快速、当時小学生であった関東在住の当方にとっては、国鉄らしからぬ姿、圧倒的なスピード、2ドアのセミクロスシート、全てが衝撃的であり、正に「カッコイイ!」電車でした。
現在までkatoの117系初期製品を所有し続けていますが、現行仕様版の発売は以前から心待ちにしていましたので、今回tomixから発売されると聞き「やっと来たか!」と思ったのも束の間、まさか2社とも同じ時期に重ねて来るとは。。
例えばの話ですが、tomixが113系0番台や103系東海道山陽(緩行)線を発売したタイミングを見計らって発表があれば、前向きに悩ましい(一緒に走らせたくなる!)となるのでしょうが、同時期に同形式となれば、どちらか一方を選択せざるを得ないとなります。
その点、これでもかというぐらいバリ展して来るtomixの方が、ユーザーにとって展開がわかりやすくて良いのかも知れません。katoの発表を踏まえて、100番台を発表して来たらtomixを尊敬します(写真が0番台でしたので、無いでしょうけれど)。
- 2020/01/08(水) 00:03:03 |
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- 石マロ #-
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菊鉄社長さん
コメントをありがとうございます。
再生産を行うモノは、基本的に市場から消えたモノと捉えることになるだろうと思いますが、ちょっとした組み合わせ方で新製品の販促にもつながることができるし、新製品の位置づけ、狙いなどを示すことにもなるんですよね。正に脇役として。「コレも買い忘れていませんか?」てな具合に。
ポスターを見る者に対する問いかけがあると面白いんだけど…と観察しています。
- 2020/01/08(水) 07:48:02 |
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- しなのさかい #-
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strさん
ようこそお越しくださいました(^^)
そちらも価格の高騰にお悩みの様子と拝見しました。スターターセットや低価格の16番製品で新規(若年)ユーザーを開拓する気配を見せながら、一方で手が届かない価格帯へとつき進んでいるのですから不思議です。ポケットラインがあるから、基本4両セットがあるからイイじゃない、ということでもないだろうし。
「買ってもらう量」を少なく見積もった結果、「買う量」がさらに少なくなるというスパイラルに陥っていないか、とても心配です。
- 2020/01/08(水) 07:56:31 |
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- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
リンゴさん
どーもです(^^)
とても考えさせられるイイコメントをいただきました。
振り返れば、数年前にはカトーも、小田急3100形NSE、西武5000系レッドアローと、あの頃の絵本や図鑑から飛び出したような、ワクワクドキドキ感の新製品を発売していました。そのときは「このまま小田急の初代、名鉄や東武もやってくれるんじゃないか」と大いに期待したものでしたが、どうやら鎮火してしまったようです。非常に残念。
1980年代の私鉄(特急)電車は誰もが「魅力的であった」と認める対象です。Nゲージの世界でもマトモな製品はまだまだ、カトーがやる余地はあると言えそうです。だからカトーがやるべき仕事としてこの進路はあった方がいいと思います。「レジェンドコレクション」というカテゴリーは正にそうした位置付けなんでしょう。100人いたらそのほとんどが伝説級であると認めるような。
その一方で、地味な存在と見られる列車に対してはずーっと後に回していいかと言われれば、そうでもないかと思うんです。
一見「なんだコレは」と見えても、その列車には隠れたストーリー、誕生エピソード、その地域の地勢的、産業的な要件から要請された仕様あるいはダイヤなどがあるはずで、切り取り方によってはBSフジ『鉄道伝説』級の味わい深さがあるかもしれません。かつてのカトーの企画にはあえてそういう列車を選ぶ傾向もありました。「斜め上」という揶揄はその最たる表現であり、実は称賛だったのではないかと。
近年の企画と同様、今回の117系も「ハイ、117系です。フルリニューアルします」というだけではダメで、その送り手が〈117系〉という存在、時間軸上の意義のようなものを再定義してユーザーに知らしめる努力をする必要があります。それさえキチンとできれば「へぇ、じゃあ買ってみようかな」となるんじゃないかと。旧製品が登場した頃(117系デビュー時)とは違い、なかなか黙って売れる時代ではありません。でもその背景を伝えることができれば、逆に大きな商機です。当方はこのことを指して「新しい価値の提案」と呼んでおり、そうしないまま古い列車を選ぶことを「記号化」と呼んでいます。
最近はそうした、深掘りして発掘したような、ユーザーに対して「知っていました?」と語るような価値の提案は見られず、誰もが即座に「ああ」と思うものが多いのではないかと。もっと「え、何考えているんだ?」と揺さぶるようなことはなくなったように見ています。
「アーバンネットワーク」って、結局はどういう課題をブレイクスルーして構築できたのか。「新快速」って昔からあんなに便利な乗り物だったのか。そして117系100番台は何故誕生したのか等々、当方としては親鳥が卵を温めるように、(仕方がないので)自分で興味を温めているところです(笑)
繰り返しになりますがコメントをありがとうございました。お読みいただければお分かりいただけるかと思いますが、リンゴさんの意見を否定してはいません。カトーの技術をこの趣味の世界で的確に活かしてもらいたいのは(他社製品で満足していないユーザーはたくさんいるのだから、その心理を読み取ってくれーということは)その通りであり、それとは別の方向性として、埋もれた鉄道の面白さを企画で発掘する方向性も持ってもらいたいと願う。そういうことだとお伝えしておしまいにします。
長文失礼しました(^^)
- 2020/01/08(水) 09:06:47 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
しなのさかい様
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
私も含めて皆さん思うところ、下流方面の考えは同じのようですね。一昨年のカタログで揶揄され、昨年は発売予定を復活。やろうとしていた事柄にブレが出ているように思います。出すかもしれないという流れは下流にはいいかもしれませんが、鉄道模型会には良い流れではないと思います、皆さんご贔屓の企業はあると思いますが、KATOには力強くこの業界を牽引する責務があると考えていますので、下流から買わないであろうなんて声を出さすのは残念でなりません。
時間軸、所謂歴史を紐解いてホームに過去から滑り込んで来る列車は、その時の時間や匂い想いをその人に運んできます。その列車に吸い込まれた時、周りの列車も見渡すと思います。好奇心旺盛に旅をしていた時、ホームを駆け回った時をもう一度手元で感じることが、癒しに繋がると感じていますので、そのお手伝いをKATOさんにはして欲しいと思います。
長文にはなりますが、ジグソーパズルを単品で買う人はいません、結果総額が高くなるけれど雑誌社がシリーズ物で車などを製作していくものが受けているのは、次を楽しみに待っているからでしょう、一つ一つは素晴らしい車輌なのに、パズルを単品で出されてもつまらないし、想いがある列車が上野駅や大阪駅に滑り込んできても周囲に何もない空間になると楽しくないと思います、12月や1月に発売となる車輌に5月の車輌、是非横に並べて楽しみたいと思うユーザーがどれだけいるのでしょうか、もう一つの117系のメーカーの方が企画やタイミングが良くなっていると感じるのは私だけでしょうか。年末の能登に喜びを覚え、やっとこれで板谷を超えられた、やっと青森に着くと思える今年になりますように。
長々と失礼しました。
- 2020/01/08(水) 11:15:59 |
- URL |
- 紀勢線マニア #-
- [ 編集 ]
石マロさん
ようこそお越しくださいました。
最近はいろいろな方にコメントをいただけるようになり、嬉しい気持ちと共により一層緊張感を持って読ませていただいております。
トミックスの方がバリエーション展開を徹底的にやる印象。これには同感でして、やはり皆さん、どちらの117系を手にした方が、その後の自分の集め方として正解なのかが分からない、見えない、判断がつきかねている…という状態なのかと見ています。
後から100番台(200番台も)も製品化するならその仕様と合わせたい気持ちは当然ですし、地域に転じた117系の製品化を願うなら、やはりそう。
その点、緑のやつをホビーセンターブランドで発売するとしたカトーは、その他の色違いについても同様の販売形態を採るかもしれず(旧製品ではそうではありませんでしたが)、その点では細かい差異を突くトミックスの方に期待が大きくなるかもしれません。これはあくまでも主観ですが。
もしかしたら多くのユーザーは、これからの「銀河」なんていうのはどうでもよく、これまでの117系の幅広な活躍ぶりを見て、その姿をどう手元に引き寄せようかと悩んでいるのかな。
当方もその一人ではあります(^^)
今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
- 2020/01/09(木) 07:39:15 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
紀勢線マニアさん
本年も変わらぬお付き合いをいただければと思います。よろしくお願いいたします。
仰ること、正にその通りです。
一つの物体が(宇宙空間をさまよっているならともかく)地上の外部要因により再定義されることはこの世の中では当たり前のことで、どれも社会の中にポンと置いてみて「さあ、どう見える? 私はこう見えるよ」となります。これは主観であり、その主観は何万通りも存在してもいいものです。人間が大きく関与する、しかも移動する物体である「乗り物」も当然にそうで、鉄道車両だけでなく自動車にしてもそうでしょう。
客観的な領域である模型の設計に細かい配慮をしていただくのは当然であって、その結果をアウトプットしたときに、メーカー自身がどういう再定義をしようとしているのか、その主観的アナウンスが乏しいと思います。だからそこには「記号化」という陥穽(かんせい)が生まれるんじゃないかと。車両の外観などのように客観的な事実だけを積み重ねてキチンと見せることさえできれば(エラー騒動も頻発していますが)それはそれで任務完了と見えますからね。
模型化に当たってどういう思いを持っているのか。ユーザーにどんなことを知ってもらいたいのか。貨物プレートさえ用意すれば、後は何を語らなくてもよく、どんな貨車を置いてもいいのか。ミニカーには難しいことでも、鉄道模型には求められる点です(いやいや、ミニカーでさえ今ではジオラマの上に置いて楽しむ傾向があるようですし、TLVのアナウンスは結構しっかりとしています)。
「買ってくれなければ次はありませんよ」なんていうセリフがもしあるんだとしたら、ユーザーに全権委任するのではなく、まずはメーカーがキチンと説明すべきですし、どのメーカーよりもカトーがそれをやらなければ(やれていたのですから)いけないと思います。
やっぱり古いカタログを見ながら「次はコレ」ってやっているだけなのかなぁ。
これも想像ですけどね。
- 2020/01/09(木) 08:35:45 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます
今年もいつものように言いたい放題のコメントをお許し下さい。
さて、皆様のコメントやしなのさかいさんの記事や返事などを読ませていただきましたが、当方にとってはKATOのやるものがどうなのか? しか考える必要がなく皆様のような比較で悩むことは全くございません。 当方では青の会社はキハ55系で終了いたしておりまして、
タダタダ高いだけで四角い箱に印刷されただけのようなM車の床下機器をどうとも考えていない蕨社は論外でして、
G社の塗装済みキットなど何を考えているのか全く解りません。キットを組みたいと思っている人で単色塗りを避けて敬遠している人っているのかしら?
当方がKATO製品に文句を付けるのは技術が信頼できるからであり、高騰してきたとはいえまだまだ他社に比べれば適当な価格と思えます。
当方がNゲージを始めた四十ウン年前の鉄道模型を見た価格帯からすれば安いようにも感じられます。
ただしあの頃は1年に1種か2種位の新製品しか出ませんでしたので、月刊誌並に出ている昨今のようにジャンジャンお金は消えませんでしたがね。
記事中とは関係ない話が長くなって申し訳ございませんです。
今回のポスターで当方の考え方は
ヨ8000=これでテールの点かない車掌車が無くなりますから迷うこと無く買いますね。 問題は何個にするか・・ 因みに旧製品は8両ありまして・・ 6000も同じなのですが、なんとか2両に抑えました。 屋根の色がグレーも欲しいし黒にもしたいし。
117系=これは買っちゃうでしょうね。関西系はなるべく触らないようにしておるのですが、関西急電となると別に考えてしまうんですよ^^ 思い出せばこの117系。 KATOから発売された時頃は113・185・583系などと共に何故か単品の価格が100円(中間車)~300円(先頭車)安い価格設定だったのです。この時から35年ほど経つのか~ はやいな~ 当方の旧117系は新品のように輝いておりますが、比べるのも楽しみの一つになりそうです。
当方として願っておるのは、117系→153系リニュ&新快速→52系関西急電→80系急電なのですがね。
どれも基本の成形型は出来ておりますのでお願いしたいです。
話題にもならなくなってしまった飯田の旧型どうしたのでしょうか? 謹製のセットケース付属シールの「静チウ」が
気になって仕方がないです。末期にはあんまり特徴的なのがいなかったんですが。
ぐだぐだと長文になってしまい内容もかなり脱線してしまい申し訳ございません。 認証ワードを書こうとしたら、タイトルさえトンチンカンになってしまいました。
こんな当方ですがほぼ毎日お邪魔いたしますので、本年もよろしくお願い致します。
- 2020/01/09(木) 16:40:19 |
- URL |
- PIN #-
- [ 編集 ]
PINさん
ここ数年のカトーの企画等にもどかしく思う点はPINさんと同様で、それは、どうしてもカトーに対して寄せる期待が大きいから(2010年頃から大きくなってしまったため)です。おそらく多くのユーザーもそうなんだと思います。
かと言って、この趣味をやる上でカトーのみを「上流」とみなし、カトーから流れてくるモノだけを待ちながら遊ぼうとはしていません。もしそうした方針でいたら、いつまで経っても自分で好きな風景を(マトモな車両で)再現できないからです。当方はそこまでカトーに全権委任して遊ぶことはできそうにありません。
トミックス製品とマイクロエース製品については、カトーとほぼ同じ部品構成で設計されており、それぞれに長けている点はあります。たとえシリーズ名を冠していなくても、企画的に力を入れている分野もそれぞれあるように見えます。
かつてマイクロエース製品に価格高騰が起こったときはPINさんと同様の認識を持ったこともありました。しかし今出荷される製品を見ると必ずしもそうではないことが分かりますし、いわゆる「改良品」に捨て置けないモノは少なからずあるのです。したがって、トミックス製品もマイクロエース製品も、当方のコレクションの中では一定の割合を占めています。
各論は控えますが、総論的にはこの両社の(技術的な点を含む)存在感があったからこそ今のカトーもあるはずなのであり、結局のところ、競争する企業、プレイヤー、大きな意味での「選択肢」は必要だと考えます。インレタ対応や金型など、いろいろと根底にある設計思想は違っていても、結局は発売されて店頭にズラーッと並べられるモノを眺めて「さて、どうするか」となります。これは同一メーカー内における一部改良を伴う再生産品にしてもそうです。
憂いているのは、製品化する視点が全社共に狭くなっていて、しかもその眼差しの先がほぼ同じということ、「おもしろい」と考える(単に「売れる」と考えている?)内容が短絡的になっていることです。当方は、こうしてたびたび出現する選択肢を「疲れる」選択肢と言っています。
その要因の一つは、カトーが〈斜め上の発想〉を持たなくなったことです。こう言うとカトーだけの責任にしてしまい気の毒な気持ちにもなりますが、あえて言うならば「いい大人なんだから、子どものようなことをするな」です(笑)
カトーにはマイクロエースの領域に踏み込むことは程々にして欲しいと思うし、二番手のトミックスが考えなさそうなことをもっとやって欲しい。トミックスにも「カトーの畑」を荒らすようなこと(カトーに代わるようなお節介フルリニューアル)ばかりしていないで、何か違うことユーザーに提案しましょうよ、と言いたい。各社それぞれに、ユーザーの既存製品に対する心理的な側面、満足度も効果測定して欲しいのです。
なんと言いますか、ポジティブに受け止められる選択肢とネガティブに受け止めざるを得ない選択肢がある、ということでしょうか。
カトーとトミックスだけで切磋琢磨する時代が長く続いた後、どちらかが倒れたりせずに、逆にマイクロエースの再参入ということが起こりました。当方はこのような状況は維持されるべきだと思うし、このような「選択肢」を持ちながら趣味をやれる今は恵まれていることだと考えています。
一方、グリーンマックスだけは心配です。昨日も早々と「ちゃんとした205系」がちゃんとしているかどうか危うくなってしまいました。まだトミックスは「やるよ」としか言っておらず、「ちゃんとした」ものなのかすら分からないのに、早くもユーザーの期待値は大きいようで。
これはグリーンマックス製品が、ユーザーが求める「完成品」としての条件を満たしていないからなのでしょう。このメーカーに対してはPINさんと同意見で、未だに選択肢となりません。
かと言って市場からの退場も求めておらず、やはり市場の中での立ち位置を再確認してもらい、ユーザーに支持される選択肢を示してもらいたいということに尽きます(繰り返し申しています)。
「四十ウン年前の鉄道模型を見た価格帯からすれば安いようにも感じられます。」というお言葉は、「感じられる」とのことですからPINさんの思いとして受け止めさせていただきますが、当方はよく分かりません。
仮に、約40年前の製品と比べて部品数が多くなっているにもかかわらず…ということならば、それは「価格の上昇をまずまず抑制できている」ということなりますが、しかしながらそれはユーザーには分からないことでもあるわけで。完成度の高いモノを求めながらも設定する価格を青天井とされては誰もが困ると思います。
当方は部品構成がほぼ同じである2010年代の製品と比べて、1両当たりの価格が高くなっていると申しているつもりです。
それでは本年もよろしくお願いいたします。
- 2020/01/10(金) 21:50:48 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
本文中にもある通り、KATOの決算期末に当たる5月は例年だと直前のカタログにて発表されたブランニューがいきなり登場!というのが恒例だったようにも思えます。
昨年に続いて、ちょっと潮目が変わったのでしょうか?
一昨年のカタログの積み残しでもなく、かといって「コラム」での匂わせもなかった117系がメインというのには肩透かしを食らいました。
まだ一昨年に匂わせた九州の石炭の香りが取れていませんよ、と。
かたやTOMIX。
暮に泡を食ったようにツイートで告知をしたりなんぞ、まるでどこかからKATOの情報漏れたんじゃないの?と訝りたくなります。
で、蓋を開けてみたらなんとまあ、焦土作戦ばりの大阪集中攻撃。
こんなに一気に出してきてユーザーのサイフから「かっぱいで」行く作戦が昨今はウケるのでしょうか?
うーん...どちらにもついて行けないなあ...
- 2020/01/11(土) 14:50:44 |
- URL |
- 海無し #8QOAlxMY
- [ 編集 ]
海無しさん
泡を食ったように発表した昨年末のトミックスの「117系、やるよ」ツイート。
海無しさんの仰るように、カトーの発表の前に割り込んだように見えますよね。
問題なのは情報が「漏れた」のかどうなのか。この辺は販売店の方々の方がよくご存じかもしれません。
そして大阪集中攻撃。当方もそう思います。
関東の鉄道に面白みがなくなってきました(システマチックになり過ぎました)から、それはそれでいいのですが、どのメーカーも同じ土俵の上で争っているというか、同じパイを食い合っているというか。
今回の117系のように、ユーザーは同じ形式ならどちらかを選ぶしかありません。つまりトミックスの117系を買ったユーザーは、カトーの117系を買う可能性がまずないと思うのです。
もったいないことです。
- 2020/01/12(日) 20:26:12 |
- URL |
- しなのさかい #-
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