KATO 20系寝台客車 7両基本セット(2020年版)

2020-03-30 (Mon) 18:30
鉄道模型(車両) 4
こんばんは。しなのさかいです。

暗くなる話題は始めればキリがありません。
あえてスルーしましょうか。




カトーから20系客車が再生産(?)されたので、基本セットのみ引き取ってきました。
旧セットに当たる品番10-366は既に手元にはありませんので、この際、汎用性の高いセットを1つ持っておこうかという魂胆です。
1997年のリニューアル以降もロングセラーとなっているカトーの20系には、どこか繰り返して手を伸ばしてしまう〈魔力〉のようなものが宿っていますよね。





今回の目玉パーツは、ナハネフ22とナハネフ23の車掌室が表現された床下パーツ。
この改良は2016年の「日本海」から行われていて、その際にはカニ21、ナハネフ20が先んじて改良されました。
ですから、ASSYパーツだけを買って既存製品に組み込むことも必要でして(いや、むしろそちらの方がメインでして)、当方は…
・2006年の「ちくま」のナハネフ22
・2013年の「さくら」のナハネフ22
・2015年の「あさかぜ」のナハネフ22
に組み込みましたよ。
総本山からの直送により、発売日である土曜日の午前中の到着という粋な計らい。
近所の量販店で基本セットを引き取りに行く前に、もう到着してしまいました。





車掌室が表現された床下パーツだけでなく、カプラーがボディマウント化されたことも特徴。
これは2018年の「ゆうづる」でカニ21、ナハフ20に対して行われた改良措置の延長。
ただしナハネフ23については編成端部になる場合のみボディマウント化を行うべきなので、基本セットを購入した場合は少し迷います。
カプラー取付部の切り飛ばしも必要になるのです。

で。
今回は基本セットだけにしようと思いながら、ASSYパーツだけで構成された単品にも手を伸ばしてしまいました(近所の量販店にぶら下がっていましたのでね)。
これでナハネフ23を殿にすることもできるようになりました。





「鳴らない電話」。
これこそが車掌室表現のポイント、ツボですよ。
「日本海」で施されたときはヒェーとなりました。

トミックスも20系客車の製品化については、UFOのような電飾を身につけた電源車のみを製品化するという壮大な観測気球を上げたままとなっており、この後どーするのか気になります。
ですが、どうか断念してくださいませ。
ユーザーとしては、もうバリエーション豊かなカトーの20系で満足しており、変な選択肢を与えられることはやや迷惑です。
トミックスにしてもカトーがなかなか突き崩せないほどのHG気動車群を、まるで要塞のように築いているのですから、ここは理性のある住み分けをお願いしたいですね。





DD54は前回品でOKとしました。
今回のロットはライトの色味が若干実物寄りになったそうですが、トミックスの機関車のように光量が改善された訳ではなく、この前回品でも十分な光量じゃないかという結論です。
赤い機関車とブルーの車体は、架線柱のない区間にはベストマッチ。
もっと早くこうした編成で遊ぶべきでした。



ASSYパーツのメニューを見て、自分が持つコレクションの、どのセットの、どの車両をアップデートできるか。
今回の20系客車の再生産には、そんなユーザーの目的の絞り方が見え隠れします。
いわば「新規パーツ」の総決算のようなもので、買い忘れを思い出しながら模型店を往復することが今後もありそう。
こう書いているうちに「あれも必要だったか!」と気づきました。
まだあるかなぁ。

残るメニューはカニ22のボディマウントカプラー対応床下。
世に出てくるのはいつの日になるでしょうか。


それにしても、今回の基本セットがネームドトレインのセットとならなかった事実はやはり心配です。
列車名が付くことで20系客車のバリエーションがここまで増えてきたのですから。
ナハ21だって必要です。
古い車両の記号化が見える企画は、今後もユーザーとして注視していく必要があるでしょう。





んでもってコレも。
2か月も遅れて発売するものだから、この週末はちょっと大変でした。
カトーにおかれましては、車両ケースの製品を大量に持ち帰ることの大変さ(家族から注がれる冷たい視線)を想像してくださいませ。


ではまた。

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