しなのさかいの駅前広場

荷物車がいっぱい

Go To 分倍河原、Go To 万願寺

おはようございます。しなのさかいです。




9月の4連休が終わりました。
日本全国で結構な人出があったようです。
この国の観光産業がここんところインバウンド需要ばかりに目を向けていたので、見えなくなっていた「内需」の大きさを知るいい機会になりました。

その極め付けは3日目(だったかな?)
関東平野では中央道下りで上野原付近を先頭に70Kmもの渋滞が発生したそうです。
その中で数時間を過ごすことを考えただけでも恐ろしいのですが、何はともあれ、それだけ経済が「回った」ということなのでしょう。

この大移動の結果が1週間後、2週間後にどう出るか。
特に大きな変化がなければいいのですが…。



ウチでは、現段階でそのような遠征はしないこととしていますので、近所をグルグルしていました。
中3になる下の娘が「新選組」、それも土方歳三にハマっていて、東京・日野市に連れて行けと騒ぐので、2人で車で出掛けることにしたんです。
今回はそんな話、ということで。





日野に行くならその前に…、と立ち寄ったのが府中市・分倍河原駅前だったりします。
駅前のロータリーには新田義貞の像があるので一度見てみようかなと。
ベンチに座ってバスを待つおばちゃんたちの視線を気にしながら、2人で観察してみました。

ココが1333(元弘3)年5月に合戦場となっていたことを知る人はどれだけいるのでしょう。
関戸橋を渡りながら立ち寄ってみると、この場所が多摩川に向かって緩やかな河岸段丘上にあることが分かったりします。
つまり鎌倉方面に対して眺望が効くということです。
関東周辺から集結した反乱軍は、鎌倉街道を辿ってきて、ここで鎌倉北条軍と対峙したのですよね。





府中に来たのだからと、ついでにあの「朝倉模型」へ行ってみました。
通信販売では何度もお世話になっているものの、店内を拝んだことは一度もなくて、これはチャンスだと思ったんですね。
1990年代に住所(所在地)だけを手掛かりに模型店を回りまくったので、知らない土地に行くと「近くに模型店はなかったっけ」と考えるクセがついてしまっているんですよ。


店内は一歩、いや半歩足を踏み入れた時点で「これはまずいな」と思い、振り向いて、続けて入ろうとする娘に「もしかしたら君は入れないかもしれないよ」と意味不明なことを言ってしまいました。

御主人はとても気さくな方で、なおかつ店内は商品でぎっしり。
「総本山にないASSYパーツは朝倉模型で」と言われる意味も一瞬で理解しましたね。
御主人は「そんなことないです」とおっしゃっていましたが。

捜索していた獲物は、当方が自ら脚立に上り、御主人の「そのウラを見てください」「そこに無ければこっちかなぁ」などと言った指示どおりに手を動かして「あったぁー」という具合に確保。
その結果は、最後に披露いたしましょう。
この間、娘はしょーもない大人の宝探しの風景を、マスクの上の目をニヤニヤさせて見ていましたね。

「いつまでお元気で続けてください」と告げ、お店を後にしました。





その後は日野市・高幡不動前にある「池田屋」へ。
新選組グッズに特化した全国でも唯一のお店(だそう)で、数年前に仕事の途中に立ち寄って知っていたのでした。

店内に入ると、既にコアな女性客2人が女性の御店主と深いお話をされていて、その2人が出ていかれた後には我々2人が「面談」。
話は新選組から奥羽越列藩同盟へと広がり、時間が足りないほどでした。
娘はまだまだ学習不足なので反応が鈍かったです。

御店主と当方で意気投合したことは「新選組だけ、土方歳三だけを見続けているよりは、そのカウンターパート(長州藩)とか関係した旧幕府方の藩の動きにも興味を広げてみた方が楽しいし、なによりも“もったいない”」です。
なんだか、今の鉄道模型趣味のあり方に通じるものが感じられましたよ。
娘は文房具、御朱印帳、新選組の旗などをゲットして、この時点で娘の物欲もデリート完了です。





高幡不動の敷地の中には土方歳三の像。





その前にあるまんじゅう屋の壁画は、なにやら退色して大変なことになっていました。
運転中に見たら「なんだろう?」「誰の顔?」とジーっと見てしまい、危ないかもしれません。
ちゃんとなぞって描いておきましょう。





高幡不動地区から少し離れて万願寺地区へ。
「石田寺(せきでんじ)」は土方歳三の墓があるお寺です。
お彼岸なので遠慮なくお邪魔してみると、どの墓石も「土方家」。
案内サインを見なければ迷うこと必定でした。
すぐそばの「いなげや」で供花を買っていたので、それをお供えして、手を合わせておしまい。





それにしても、この万願寺地区は「土方」だらけで、びっくりします。
自分の身の回りには「土方さん」なんていたことがなくて、知っている土方さんも、この歳三さんとか「宇宙戦艦ヤマト」に出てくる土方さんくらい。
万願寺イコール土方なんですねー。





石田寺から徒歩数分の距離で「土方歳三資料館」にたどり着きました。
もちろん土方さんちの中にあります。
月に2日程度、それも午後だけの開館ですから、本当に狙い撃ちで訪問日を決めないと来れない場所なのです。
当方は思い立ったタイミングとこの開館日が偶然すぎるくらい重なって本当にラッキーでした。

小さな資料館の中は、土方歳三本人が新選組の活動中またはそれ以前に使っていたモノ、本人直筆の書などが幾つも展示されていて、土方マニアにはたまらない場所だということがよーく分かります。
館内で当方の前を進む女性は、ある書の前でピタッと動かなくなり、人の渋滞が建物の外まで延びてしまいました。
それだけの聖地のようです。





車で日野駅地区へ移動して八坂神社へ。
ここでも年に2回しか見られない天然理心流奉納額
を見ることができました。
娘が書いてもらった御朱印は1,000円也。





日野市立「新選組ふるさと歴史館」。
住宅地のど真ん中にあります。
ココは展示内容がイマイチでした。
有料施設ですし、日野市は少し展示内容をテコ入れをした方がいいかも。





最終チェックポイントは「日野宿本陣」。
山梨県や長野県の甲州街道を行ったり来たりすることばかりしている当方は、東京都内の同街道をじっくりと見ることがありませんでした。
そのためか、甲州街道の旧宿場町に現存する「本陣」はココを含めて3か所だけなんだそうで、それだけでも「ヘェー」です。

この建物は1850年代に建てられたそうですから、比較的新しい方なのでしょうが、それにしてもちゃんと使われた「本陣」であることには違いありませんよね。





その本陣の中をウロウロできるのは貴重。
この玄関すぐの間でトシちゃんは昼寝をしていたとか。
やはりココも新選組スポットなんです。



ここまででタイムアップ、17時に近くなりました。
池田屋を出たのが12:30頃でしたので、4時間半をみっちり移動して見学し続けたわけで、久しぶりに濃い時間を過ごすこととなりました。
この間、食事も「移動中の車の中でパン」という具合で、それだけ時間を節約しながらも、見学できなかった場所がまだあるという成績です(「あそことあそこに行けてないよね」と分かる方はいると思います)。

聞けば、日野市が本陣を買い取った約10年前から宿場町と新選組を前面に出した「街プロデュース」が進んでいるそうで、中央線快速に乗っているだけでは分からない「日野」の正体を知るイイ機会になったようです。



さて、朝倉模型で手に入れた獲物を御覧いただきましょう。















カトー謹製23-459「役場」。
「登場時仕様」でございます。
箱も傷んでいて、透明セロファンも黄色く変色していたので、御主人は大変恐縮されていましたが、当方とすればこの方が「見つけた」「発掘した」感があってナイスなのです。





セロファンテープで閉じられていて、したがって開けられた形跡はありませんから、タイムカプセルを扱うように開けてみました。
製造初年から誰も触れていないストラクチャーです。
このグレーベースのカラーリングがローカルストラクチャーらしいので、最近気にかけて探し続けていました。
後から品番に「B」を付された追加ラインナップは茶色に塗られてしまい、味気ない製品になってしまったので、買うことをためらっていたのです。
「B」はまだ見かけることがありますのでね。

屋根上の2つのツノ状の飾りを折らないように、再び箱に入れてしまっておきました。
しばらくは、テーブル上での即席運転会をやるときに使うこととしましょう。


ではまた。

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  1. 2020/09/24(木) 09:10:00|
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コメント

雑然としていても在処がわかるという点に非常に共感できる私(血液型:B)には、朝倉さんはとても居心地の良いお店でして、モノよりも高い交通費を払いながらちょいちょいと足を向けてしまいます。

脳内にインディージョーンズのあれが流れる中、店頭で品番を告げただけで「あります」と言うや否や店の奥から引っ張り出してくるお店(なぜかおばちゃん店主が多かった)や、朝倉さんのようにセルフ宝探しをさせてくれるお店など、数は減っても需要がある限り続けてくれるお店の存在ってのは、それだけでこの趣味を楽しんで行ける一要素だったりします。

個人的に車両はあらかた揃ってしまって宝探しの楽しみが削がれていた昨今ですから、自分も小さなタイムカプセルを探しに出かけてみましょうかね...
  1. 2020/09/24(木) 13:20:38 |
  2. URL |
  3. 海無し #-
  4. [ 編集 ]

朝倉さんちのテーマ曲

海無しさん

いつもありがとうございます。
おばちゃん店主のお店、共感しますねー。
規模は大きくなりますが、かつての横浜アリックの女性店員さん達。テキパキとした所作に目を見張りました。

模型屋さんに限らず、中古店でも、最近は車両よりもストラクチャーや部品などに視線を注ぐようになっています。ここまでユーザー稼業をやっていると、車両の新製品はほとんどを発売時点でフィルタリングできているので、よほど転向しない限り後から探すことは無くなっています。
その反面、ストラクチャーは後追いで、車両が置かれる風景のようなものが見えてくると必要となるので、そこでようやく捜索が始まるようです。
車両の企画が時代を上手く遡れなくなっているように、昔の日本の風景を想像させるストラクチャーも近いうちに手に入れられなくなるかもしれませんね。金型はあっても、再生産をする意味をメーカーが認識しなければ、やはり入手はできません。
テーブルにこの「役場」を置いて、その後ろのカーブから飯田線の旧国が出てきたりすれば、至福の時間を過ごすことにはならないでしょうか。
仕様改善が繰り返される車両模型と違い、ストラクチャー関連製品は陳腐化しません。正に「タイムカプセル」です。
インディ・ジョーンズのあれもいいですし、ランボー2のあれ(Pilot Over。徳川埋蔵金のあれですよ)もいいですよね。どちらも脳内で朝倉さんちのテーマ曲にしようかな。次は思い出し笑いをしながらドアを開けそうです(笑)
  1. 2020/09/25(金) 21:49:38 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

お世話になりました

朝倉模型ご存じだったのですね。
私も中学生時代からお世話になっているお店で
、何回となく通っておりました。

遠方になったことで中々訪問できませんが、パーツ探しの最後の砦的な存在として重宝しています。
ご主人もだいぶお歳を召されましたが、未だにハキハキとしたお話で且つ楽しい方なので、つい話し込みがちになってしまいます。

何となくですが、こういう個人の専門店で色々と質問したりアイデアを貰いながら模型を楽しんでいた頃のほうが模型に対しての充実感があった気がします。
今より模型の再現度はアバウトでしたし、中にはヘッドライトすらない製品もあったのにです。
単品売りの形式も多く、少しずつ集めていく楽しみもありました。

これは単なるノスタルジアなのでしょうか?
最近のメーカーとユーザーの製品に対する「ズレ」のようなものを感じるのはこういう個人店の声を拾えなくなったのも一因なのでは?と考えてしまいます。

そんな私も割引率やポイント等を気にして量販店で買っているので文句を言う資格はないのですが。
web上の意見だけではメーカーの思惑とユーザーの嗜好はズレる一方なのではないでしょうか?

あんまりグチると老害指定されてしまうのでここらで止めておきます(笑)

因みに朝倉模型店近くの「やすのたまぞう」という
ラーメン店は極めて美味です。
訪問の時はいつもセットになってます(笑)
駄文失礼しました。
  1. 2020/09/26(土) 18:22:27 |
  2. URL |
  3. つばめ787 #-
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一生やれる趣味にするために

つばめ787さん

本当の意味で自分の趣味をサポートしてくれる存在が少なくなりましたよね。個人の模型店にせよ、身近な友人にせよ、メーカーの姿勢にせよ、です。
朝倉さんはその中の模型店になりますが、こうしたお店との付き合いが続く限り、不思議とこの趣味は止めることがないように思えます。ずっと寄り添ってくれる存在とでも言いましょうか。
入門者が近づけるようなお店ではないかもしれませんが「一生やれる趣味」にするためにはどうしても専門性の高いアジトのような場所が必要になります。少なくなる一方の専門店。その代わりに増えているのがショッピングモール内のアレですけど、そこにぶら下がる使い古した中古模型たちを見ると、この趣味を一生モノに出来なかった人たち(子どもたち?)の様子も見て取れるような気がして、市場全体としては惜しいことだと思うのでした。

ラーメン屋さんは気がつきませんでした。
また次回にチャレンジです(^^)
  1. 2020/09/27(日) 07:36:02 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

しなのさかい様、こんにちは。

私もついこの間すこし離れた街に小さな模型店があることを知って車で訪問しましたが、
最近あまり見かけなくなったTomixの二軸貨車を見つけたので幾つか購入しました。

量販店とは違い定価販売ですがこういう掘り出し物があるかもしれないのでまだまだ重要ですね。
(大量に積まれたBトレインの山は哀愁を感じましたが…)
今度また行こうと思います。
  1. 2020/10/07(水) 20:41:33 |
  2. URL |
  3. Planet #-
  4. [ 編集 ]

不良在庫を抱えるお店、そうでないお店

planetさん

Bトレインが山積みでしたか。
とうとうというか、やっとというか、メーカー自身が諦めたそうで、追従していたユーザーが見放されてしまいました。それは在庫を抱えたままの模型店も同じ。朝倉さんも初期のジオコレ製品は処分したとかそんなことを言っていました。
普段から頼りになる存在か、それとも客が寄り付かなくて随分前の在庫が残ったままなのか。いろいろと分類される販売店ですが、朝倉さんのようなお店を見極めて通いたいものですね。
  1. 2020/10/07(水) 21:40:47 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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