しなのさかいの駅前広場

荷物車がいっぱい

TOMIX北斗星客車たちの旅路

おはようございます。しなのさかいです。




勤労感謝の日を含む三連休は、なんだかどこも大変な人出だったようですが、我が家は“観光地”が大混雑に陥る「GO TO」に乗る気なんてサラサラありませんで、偶然近所の神社で見た紅葉を見て満足してしまいました。
これでも我が家では立派な観光だったりします。
なぜならば「非日常」を体験できたから、なのです。

もう我が国から拭い去ることなどできないだろうと見ていた、異常に過熱したインバウンド需要がふわっと消え去って、国内需要だけでどのような観光の姿が見えてくるのかと興味を持っていましたが、やっぱり“こんな”でしたね。
政府が「観光立国」を目指すといって旗を振っても、我が国が考える観光の中身、質に大きな変化はないように見えます。
「地域振興」って、巨大な集客施設をこしらえて、そこに大勢が殺到して「やってる」感や「行ってきた」感を持つために金を落とす、そんな乱暴なことなのかなぁ。
本当にその地域を好きになっている、その地域のファンになっている人って、今回の“民族大移動”の波の中にはいないような気がします。

GO TOを感染拡大の要因として分析されている中で、当方は地方が「観光」という名の〈麻薬〉にヤられ過ぎてはいないかと、そんなことを考えてしまいました。
なので、こんな空気感で製品化されるNゲージには「買いません」と言い続けています(笑)




少し間が空きました。
今回はトミックスの北斗星客車たちの整備のつづきです。
室内灯を組み込んだところで終わっていましたので、改めて手持ちの客車たちの再チェックから始めましょう。

ひとりのユーザーの「北斗星」との向き合い方、とでも思ってお付き合いください。





まずJR東日本の編成です。
手持ち品を処分しながら、先の「基本セットB」を軸として揃え直しました。
オハネフ25とオハネ25も、帯モールドがなくなった今回整品としています。
ただしカニ24は、セットBの510(白帯車)を追い出して、以前からある普通の500番台に交換。
12両を全て金帯に統一しましたとさ。





そのカニ24の車端部にはダミーカプラーを排して新しいTNカプラー・JC6374を奢っています。
淡緑色の車内パーツは、室内灯がいけないからなのか、色調が明る過ぎていまして。
再び何とかしないといけません。





実は、JR東日本の車両たちはまだ存在していて、もう1ケース用意してそこに収納しています。
「夢空間」セットの主役3両、そしてそのときに付いていたゲテモノ・マニ24。

その他、過去のセットから生き残ったスシ24、オハ25、オロハネ25たちで、オハだけはクーラーが一体化していますが方向幕があるやつです。

また、オハネフ25-0が1両入っていますけど、今回リニューアルされた増結単品がHゴムをグレーにして微妙な差別化を図っていたので、先ほどの12両のしんがりを交換するためのものとしました。
セットBのオハネフ25-0はHゴムが黒だったんです。
純正品のLEDユニットを取り付けています。

んでもって、先程お話しした白い帯のカニ24 510。

マニ50×3は、行き場がないための居候です。





そしてJR北海道所属車の統一編成。
「ゾーン539」のエンブレムが連続するこの編成こそ、今ユーザーが求めているものですよね(皆さんそうでしょう?)

当方の12両は、過去のセットからトレードを繰り返して、今はこんな状態なんです。
一応、屋根上のクーラーは全て別パーツ(取り外し可能)になっていますから、トミックスが考える最新仕様なのだと信じることとしています。





うち、2両あるオハネフ25とスシ24は、昨年に発売された「1・2号」編成セットの単品バラシ品です。
ただし、Bコンパート化を遂げた時代としたいので、オハネフ25は、過去のセットで使われたラベンダー色のモケットパーツに交換しています。
ついでにクーラーもメッシュが大きい更新タイプに交換。
トレインマークは「夢空間」セットに入っていた裏貼り式シールです。

JR北海道のオハネフ25は、2000年代に入るとボディの外側に縦の雨樋を付けられる改造が施されたようです(「はまなす」客車も同様)。
おそらくですが、このとき、縦の雨樋に干渉する帯のステンレス板が外されたのでは、と推理しています。
逆に言うと、その直前まではステンレス帯は残っていて、その上から金色に施されていたのではと。
そうなると、模型の方も帯のモールドは「あっていい」時代があることになります。
細かいことですが、トミックスが次々と仕様を変更するので、乗車体験のある1990年代の様子を知りたくなってしまいました。

それからどうでもいいことですが「1・2号」セットのスシ24は、金型変更によって肌荒れがようやく改善されたようですね。



再チェック終了。
それではこの客車たちに魂を入れます。
と言っても、車番を転写するだけなんですけどー。





使用したのは世田谷インレタです。
トミックス製の座布団付きはもう卒業。
この世田谷インレタはメタル色なのでセロハンテープで摘むと光が反射して見にくく、位置決めに苦労します。





なので、ここは面倒でもスコッチのメンディングテープで。
反射が抑えられて艶消しに見えますから、金帯との位置関係がはっきりして、やり直しリスクが軽減されます。





ちょっと太文字気味ですけど、大きさは適正なので転写した後の「おおー」が心の中では多いですね。




それでは試運転といきませう。



北の大地を激走。
原野の中をオロハネが連なって走る姿は、正に「北斗星」。
せめて模型の世界ではこういう風景を残して楽しみたいものです。





下り列車で深夜の東北本線のどこか、いや、上り列車で夕方の室蘭本線のどこかの駅で運転停車?
大きなロゴマークが、田舎の町に突然襲来した異次元の世界を誇示しています。
ホーム側と車両側の隔たりがあればこそ「いつかは乗りたい」という憧れがあったものです。





こんなところでグランシャリオの中がパブタイムだったりしたら、それはもう贅沢な時間です。
現実の世界では見なくなって久しくなりました。
かつてのRJ社がやっていた『旅と鉄道』には、この手のグラビアがわんさか掲載されていたものです。
その頃までは、そういう視線が保たれていたのですよね。
模型メーカーの方々には食堂車のある風景、ちゃんと見えているのでしょうか。





楽しかったなぁ、夜行列車。
80年代から90年代にかけて乗りまくった経験は、大きな財産となって自分の中に残っています。







(おまけコーナー)

トミックスの北斗星用オハネフ25は、数年前に大幅な改良が行われました。
車掌室側の貫通幌の台座が実車と同様、四角い形状となったのです。
カトーも〈デラックス編成〉で既に同じように表現しています。




この四角い形状は、電車式の片持ちタイプの幌のシルエットです。
つまり、2両が連結するとき、幌は片方の車両からのみビローンと伸びるのであり、もう片方は台座だけで、ビローンと幌が伸びてくるのをボンヤリと待つ。
そーゆーことです(分かります?)

オハネフ25の幌の元々の形状は両持ちタイプで、顔に描かれた細長いホテルブレッドのような枠は、幌を畳んでボディ側に押し込んだ状態。
なので「銀色の幌枠だけが露出している」ということなんです。
したがって、この幌と幌枠を全部引っこ抜いて、四角い台座をガガガと打ちつけてしまったことになります。
だからよーく見ると四角い台座の上の奥にアールを描いた元々の幌の収納スペースが残ってるんですよ。

ついでに言えば、模型では、車端部に来ない幌は全て元々の幌形状になっていますが、あれらも四角くなっているのが正解のようです。
とはいえ、トミックスに改善は求めませんよ。
これ以上の「買い直し」はゴメンです。



ところで。
この台座の改造については「へー、そうなっているんだ」という程度で、深く考えたことがありませんでした。
改めて考えると、とある謎が迫ってきます。

一つ目は「いつ頃に改造したのか?」です。
いろいろとグラビアを探してみると、1989(平成元)年には既に片持ちタイプに変更されていたように推理できます。
JR北海道の増備車(中間に入る個室車)には既に電車式の形で幌枠が作られているようでした。

問題なのは二つ目。
「なぜこんな改造したのか?」です。
この改造、他の14系や24系には及んでいません。
なので、例えば同時期の青森に居た連中は全て元々の両持ち式のようです。
改造は「北斗星」運用に就いた東日本車にも北海道車にも行われていますが、同じく青函トンネルを走る「はまなす」のハザには行われていません(寝台車には行われています)。

以上のことから、おおよそ「北斗星」という列車に対してのみ行われた変更(改造)と言えそうなんです。
青函トンネル開業から僅か1年程度での変更である点も謎であり、なんだか大きな理由がありそうで。
普段、細かい仕様についてはどうでもいいと思いながら、この改造についてはなんとなくストーリー性が隠れていそうだと思いました。


どなたか理由を御存知でしたら情報提供をよろしくお願いします。


ではまた。

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  1. 2020/11/26(木) 09:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

運転停車というか、退避で 洞爺 ですかね。
幌枠は青函トンネルの気密確保?

KATO 最初の北斗星11両
マイクロの再販の夢空間セット
KATO デラックス編成
これでいいやと思ってしまっている私もいたり。

袋詰めもかなり出回っていますが、もう仕様が分からなくなっていますし。
最新の上回りに旧製品の足回りを付けて最新のハコで奥に流すとか。
手を出しにくい世の中ですね。
  1. 2020/11/28(土) 01:57:32 |
  2. URL |
  3. Mu. #CnwbxUkc
  4. [ 編集 ]

Mu.さん

なるほど、気密性の確保。
青函トンネル、函館・室蘭本線を走る寝台車であることからも、車内の温度管理は大事でしたでしょうから、そうかもかしれませんね。
一つの可能性として読んでおき、他の方の情報提供も待ってみます。
ありがとうございました。
  1. 2020/11/28(土) 09:53:50 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

新生・JRのアイコンとして登場して以降30年近くにわたって走り続けた列車ですから、時代に応じた種々の形態があってしかるべきとは思いますが、それにしても多彩なのですね>北斗星

私にとっては鉄道趣味隠居時代の列車でしたからそこまで追いかける必要のない列車なのですが、それでも気が付けば2本もあったりします(笑


さておまけコーナーの幌の件。
手持ちの雑誌バックナンバーなどを紐解いてみてもその理由が記述されているものはありませんでした。

ここからは自分の経験に基づいた推測になります。
この幌なのですが、使われている素材は基本的にトラックの荷台や工事現場の養生などに使われているものと同じです。
耐水性耐候性に優れているのですが、極低温による凍結→温暖な気候での乾燥を繰り返すような条件下では劣化が早く進むのです。素材にPVC(塩ビ)が含まれているからです。

本州と北海道の往復そして途中に青函トンネル内での解凍という条件下で走った北斗星は その点では幌の劣化がかなり速かったのではないかと推測され、その交換頻度のことを考えた場合、どのような構造であるのが望ましいのか…?
そこに答えがあるような気がします。

  1. 2020/11/29(日) 16:12:43 |
  2. URL |
  3. 海無し #-
  4. [ 編集 ]

開業1年目で分かったことがあったはず…

海無しさん

御調査いただきましてありがとうございました。
素材と気候とにそのような因果関係があったのですね。知りませんでした。
仰るように、1988年の開業当時、青函トンネルを定期的に繰り返して走行することは未知の世界だったはずなので、走らせてみていろいろと分かったことが「片持ち式に変更する」という結論へフィードバックされたのだと思います。あとはエビデンスが…(笑)
「どうしてなんだろう???」と推理していると楽しいと思うことも多々あります。真実は分からない方がいいのかも。そんなことはありませんね
(>_<)
  1. 2020/11/29(日) 17:47:56 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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