こんばんは。しなのさかいです。
ここんところも、思わず模型店へ足を運んでしまうような衝動からは程遠くなっていて、訪問したとしてもカラーとかスプレーとかストラクチャーのキットとか、そんなものを買い足すくらいとなっています。
大きな財政出動がない分、とにかく「地面」の更新作業は進めておきたいなーというところ。
さらには手持ちの車両の仕分けも進めていて、なんだか平和です。

「温泉宿B」の作業を終えた後は、架線柱の塗装に転じていました。
年末に塗装しまくったばかりでしたが、やはり塗膜がボロボロとはげるので、プライマー処理からやり直そうと考えた次第。
カトーの「単線架線柱」と「複線ワイド架線柱」に、レールの塗装に使ったフィニッシャーズのマルチプライマーを筆で塗ってみたところ…
やはりダメでした。
材質的な問題でどうしても乗らないようです。
マスキングテープを貼って剥がしたら派手に剥がれてしまいました。
その分、折れにくくなっているというメリットはありますが。

そこで「複線ワイドラーメン架線柱」の再登場。
こちらは普通に塗膜が食いつくようなので、軽くサーフェイサーを吹いて、その後にタミヤスプレーのAS-32「ミディアムシーグレイ2」を吹きました。
最後に「スーパークリアつや消し」も吹いて、日差しでやられてツヤが無くなった状態に近づけてみました。

ちょっと私鉄っぽくなってしまいましたかね(笑)
でも、情景に重みが出てきたのかなーと、今のところ満足しています。
コンクリート製架線柱の塗装方法についてはもう少し宿題として考えてみましょうか。
素直にガイアマルチプライマーを使えば良かったのか…
(おまけコーナー①)

トミックスのファーストカー・ミュージアム。
自分には必要のないシリーズだと思っていたところ、店頭で見ているうちにちょっと気になる点を見出してしまいました。
ネタは御覧のとおり、キハ183-0です。

2008年ロットのキハ183-0は、先頭にかかる赤2号の帯が微妙におかしかったのです。
どうも下に向いているんですよ(目の錯覚ではないと思っているんですが)。
一方でファーストカーの方はキチンと水平で、さらに客室窓側のラインとも一直線。
幸いにもボディカラーは全く同じなので、車番が印刷されている(キハ183-1)ことを気にしなければ置き換えができると判断しました。
2箱買い求めまして、どちらかを「キハ183-11」にしようと思案中です(大笑)
(おまけコーナー②)
今から3年前になる2018年2月に買ったトミックスの485系「ハウステンボス」。
ネット上ではずいぶん前から、このハウステンボスに起こる不気味な現象について、報告が相次いでいました。
そんなニュースを気にしながらも、何もせずに積んでおいた車両ケースをつい先日、恐る恐る開けてみたんです。
そうしたら…

「ぬわぁぁぁー、なんじゃこりゃあー」
やっぱりか。
いろいろな方の報告どおり、サハ481のボディの黄色い部分に亀裂が入っていて、さらに一部が剥がれ落ちています。
長年この趣味をやっていますが、こんな現象は1980年代のトミックス製品見られた程度で、しかもそれらはずいぶん年月が経過した後に見られたくらい。
発売から3年程度での現象として見たことは一度もありませんでした(蕨方面の小田急HE車事件は置いておいて)。
当然ながら買ったときのレシートなんてありませんけど、このままにしておくというのも嫌なので「然るべき場所」へ送りました。
送料も結構高いので、キチンとした対応を期待したいなぁというところです。
ではまた。
スポンサーサイト
- 2021/02/24(水) 19:10:00|
- 鉄道模型(レイアウト)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
しなのさかい様、こんにちは。
ファーストカーミュージアムは金型の修正とかしているのかもしれませんね。
最後のヒビ割れですが、怖すぎます。
Tomix車両はあまり持ってないけど、念の為総点検した方が良いのかもしれませんね。
為になる記事をありがとうございました。
- 2021/02/25(木) 19:58:57 |
- URL |
- Planet #-
- [ 編集 ]
Planetさん
このハウステンボス号だけに見られる現象のようですので御心配なく(^^)
ただ、以前お話したトミックス製品の品質に結びつくようなことでありますので、興味深く見ています。もちろん塗料の配合度合などはなかなかチェックが難しいかと思いますが(でも他の車両では見られない現象なんですよね)。
キハの印刷は13年前、ハウステンボス号の発売は3年前。まだまだ警戒しなければならないことは続いていて、来月の新製品ラッシュは果たして大丈夫なんだろうかと心配です。一番の安全策は「買わない」ということのようですね(笑)
- 2021/02/26(金) 07:49:57 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
こんにちは、しなのさかいさん。
お久しぶりでの投稿です。
レールの掃除方法、早速試してみました。釜にはセットせずに手で行いましたが、効果絶大でした。ありがとうございました。
架線柱への塗装も考えていたところだったので、非常に参考となりました。これまた助かりました。
さて、来月は楽しみな通知が来るんでしょうかね?
- 2021/02/28(日) 13:07:20 |
- URL |
- 紀勢線マニア #-
- [ 編集 ]
紀勢線マニアさん
スポンジの効果、ありましたでしょうか。
レールには何らかの負担をかけてしまうやり方なのかもしれませんが、耐水ペーパーでやってしまうよりはが気分が楽です。いろいろ試した結果、このスポンジ作戦に帰結してしまいました(笑)
単線架線柱、複線ワイド架線柱へのプライマー塗布については、ガイアのマルチプライマーならば耐久性が良いようで、この後やってみたら効果抜群でした。現在、巣ごもり需要からなのか品薄状態なのが問題です。
- 2021/03/01(月) 08:51:16 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
しなのさかい様
架線柱の塗装は骨が折れますね…。
ただ、やっぱり塗ってあるのと既製品そのままでは味気ないし。
自分、床下やパンタの塗装はミッチャクロンで下地処理して塗ってます。
耐久性は良いかなと思います。
立石、この劣化は酷いですね。
どんな塗装をしたらこうなるのか…。
厚塗りし過ぎで塗装からシンナーが抜けて割れるんでしょうか。
模型も安くはなく、それでも何とか財源を確保して購入するのにこれでは困りますね。
- 2021/03/03(水) 16:53:07 |
- URL |
- 桃次郎 #DNOJgeMM
- [ 編集 ]
桃次郎さん
そうなんです、架線柱って結構目立つんですけど案外そのままにしてしまいがち。こちらもこの後にミッチャクロンでやり直したところ効果大でした。
「レイアウト 架線柱 塗装」で検索してみると、出てくる画像は結構素晴らしいレイアウト作品ばかりであることに気付きました。こだわるレベルがある程度高い、ということなのかもしれませんね。
塗装のひび割れ、ダイキャストの崩壊など、信じられないことがこの業界で頻繁に見られるようで心配です。ただ大事なのは、失敗したときに送り手にその失敗に向き合う力があるかどうかです。やり逃げが許されるようでは、品質の向上は難しいかもしれません。
- 2021/03/04(木) 07:50:00 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]