しなのさかいの駅前広場

細かいことばかりでよく分かりません。

KATO 2021年8・9・10月分ポスターを見て特に感想の言葉もなくなる。

おはようございます。しなのさかいです。




またまた1か月が過ぎて、カトーから新しいポスターが発表されました。

パッと見たところ今回も当方にとって気になるような内容ではなさそうです。
そろそろポスターを見て特別な感想が湧くこともなくなりまして、その結果としてサブタイトルに浮かぶ言葉も在庫切れとなりました(笑)
カトーはこういう内容で企画を考えて打ち出していくようになったのだ、と冷静に捉え、先月に続いて淡々と受け止めることとしています。

とはいえ、まぁ今回もちらっと見てみましょうか。





【10-1650 東武鉄道8000系(後期更新車)東上線 8両セット】¥29,480
【10-1651 東武鉄道8000系(後期更新車)東上線 先頭車2両増結セット】¥7,700

昨年末の新製品だった東武8000系のバリエーションのようです。
早い展開ですねー(なんでだろ?)
前回の8000系から細かい点を変更して作り分けるみたいですから、東武ファンが納得できる程度なものであるといいですね(当方には全然分からないので語る資格はありません)。

当方は前回と同様、今回も「買いません」。
税込価格になったとはいえ、やっぱり価格は「ずいぶん高くなった」という印象が強く、「買ってみよう」という気にもなれず。
「のんびりとプラ製のHOを買う」という選択肢を頭の中に浮かべるユーザーの気持ちも分かるような気がします(こういう方が当方の周りに増えているものでして)。
もちろん「高い」かどうかはそれぞれの主観や経済力にもよるんでしょうけどね。

ちなみに2015年には以下のような東西の私鉄電車8両セットが発売されています(どちらも買いました)。
参考までにどうぞ。

10-1280 阪急電鉄9300系8両セット
¥22,000+税=¥24,200
10-1309 京急2100形8両セット
¥22,000+税=¥24,200

今から6年前には(おそらく)ほぼ同じ部品点数の私鉄電車をこういう価格でリリースしていました。
この6年間にそれだけの原材料の高騰、物価の高騰、最低賃金の上昇などがあったのならば仕方がありませんが、どうなんでしょう(当方にはよく分かりません)。
ここまで書いて気がつきました。
先程はお金を持っているが如く「買いません」なんて言いましたが「買えません」に訂正しておきます(泣)





【10-1718 E2系1000番台 新幹線「やまびこ・とき」 6両基本セット】¥19,800
【10-1719 E2系1000番台 新幹線「やまびこ・とき」 4両増結セット】¥9,570

こちらは実質的には再生産、でしょうか。
NゲージのE2系って、カトー製品にしてもトミックス製品にしても、発売当時から店頭在庫が消えない傾向…という記憶がありますが、それなりのリクエストでもあったのかな。
E3系「こまち」を持っていますけど自分には関係ないもののような気がして、こちらもスルー。

E1系MAXの初期カラーなんかだったらば、先月の「グランドひかり」のような受け止め方も多少はできたかもしれません。


こちらも参考情報として。

10-278 E2系1000番台新幹線〈はやて〉4両基本セット
¥13,000+税=¥14,300
10-279 同6両増結セット
¥10,200+税=¥11,220

今回の製品とは基本と増結で両数がアベコベになっていますから、単純に比較はできませんね。
なので二つを合計しておきましょう。

計¥25,520


東武東上線の8000系と、上越新幹線も走るE2系。
埼玉県内の百貨店で催されたイベント向けのネタだったんでしょうか。
春休みに訪れたちびっ子たちが釘付けとなったポスターには、お父さんやお母さんの顔がひきつるようなお値段が書かれていたのかもしれません。

ポスター上のその他のアイテムは省略。
次のサウンドカードはE261系用とのことで、こちらは今後の展開に期待。





【10-1613 E257系2000番台「踊り子」 9両セット】¥28,600
【10-1614 E257系2500番台「踊り子」 5両セット】¥19,800

前述の8月分ポスターの1週間前には、先月に指摘した「春」の予定のはずだったE257系2000番台、2500番台の詳細が発表されました。
発売予定は改めて「9.10月」だそうです。
当初の予定より半年遅れでようやく生産の目処が立ったということのようで。
E261系「サフィール踊り子」を買われた方などは購入対象として見えていることでしょう。
当方はE261系を買っておらず、このE257系もまだまだ馴染みが薄いのでパスでございます。


2枚目のポスターを見ても、再生産品を含めて自分には必要のないものでした。
また来月のポスターを見て、粛々と判断します。













とまぁこんな感じでして、繰り返しになりますが、そろそろ毎月のポスターを見て不満を語る言葉もなくなってきました。

当方も含めて、これまでコメントを入れていただいた皆さんも「企画」に面白みがなくなったカトー製品の「品質」には(他社製品と比較して)今でも心の奥底では支持をしていて、その品質を「もっと他の車両にも…」と期待し続けている、と観察しています。
「カトーファン」というよりも「カトーの品質ファン」っていうところ?

一方。
現状、ユーザーと同じような視点を持って企画を打ち立てているのはカトーよりもトミックス、ということになりましょうが、トミックス製品の品質、そして五月雨式に追加されるリニューアル・メニューが醸し出す「最新仕様」の不安定性は、お財布の中のお金とチェンジする気を躊躇させると言いましょうか…
したがって「カトーファンからトミックスファンへ」という切り替えも難しいのが現状です。

おそらく当方は「トミックスファン」なのではなくて「トミックスの企画ファン」なのでしょう。

先日も申したとおり、結局のところ「企画」と「品質」のどちらを選ぶのだと問われれば後者でして、毎月のカトーのポスターを見て、流れてくる企画が「自分にとって必要かどうか」を選別するだけの日々となっています。
いや、それに「買えるかどうか」も加えて基準となっています。





昨年秋のN2000系以来、久しぶりに室内灯が入るカトー製品を買いましたよ(笑)
813系、特別企画品の6両セットです。
「買い直し」ですから「増備」には当たりませんで、以前持っていた813系も6両だけでした。
旧製品を中古市場に引き取ってもらい、その資金に毎月の僅かなお小遣いを足して買う、というやり方での入線です。
LED室内灯クリアも、数か月前に旧製品から取り外したものを車内へ戻したに過ぎません。

動力もスルスル動くし、ボディもホコリの巻き込みなどなくて印刷もキレイ。
ホント、よく出来ています。

実に穏やかな模型趣味(消費)生活の日々で、僅かな所持金は減らないまま。
血眼になって模型店へ駆け込んでいた頃がどこか懐かしく感じられていて、その浮いたお金の一部を使って、家族で共有できるコミックを買ったりして楽しんでいます。

巣ごもり需要で模型業界もナカナカと漏れ聞いていますけど、当方はその「ナカナカ」に貢献している人間ではありませんね、たぶん。


ではまた。
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  1. 2021/04/06(火) 09:20:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:28
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コメント

自粛です

 昨今の情勢で在宅時間が増え、先行きまだ見通しが悪いので購買意欲もさがったままで、カトーさんのラインナップは不幸中の幸いと捉えて、手持ちのコレクションの整理やディテールアップなどの作業で充実した時間を過ごしております。
 先日の地方イベントは最寄りであり、百貨店は家族で楽しめる事もあり期待して出掛けてまいりましたが、特に新しい情報は無かったようです。
 しかし、展示された絵画やジオラマは非常に見応えがあり、本来の鉄道模型の魅力を再確認できたように思います。
 しかしながら、果たして手づくりのジオラマ製作の需要を喚起することでKATOさんの経営が成り立つのかは心配ですね。この半年程のラインナップと出荷ペースを見ているとますます心配です。
 個人的には自室で過ごす時間が増えたので、机上で楽しめるジオラマを数点作ってみようかと、過去の自身の旅の記録を探っているところです。素材になるのはジオコレと鉄コレと100均の材料なので、カトーさんの売り上げにはならないです。
 気長に貯金でもしてましょうか(笑)
 
  1. 2021/04/06(火) 13:41:00 |
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  3. とも #-
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やる気ゼロポスター

今回も失礼致します。

只今絶賛モラルハザード中のKATOさんですから、こんな見所もやる気も一切感じられないポスターを見ても腹も立たなくなりました(呆)
昔からのユーザーの心はさらに遠くに離れつつありますが、どんな心づもりでいるのでしょうか?

内容もE2系などを見ても分かるようにタイムリーさも何にも感じられず、鉄道にさほど感心がない方が企画の中心やトップマネジメントを担っているのだろうな、というのが見て取れます。

とは言いつつも・・・最近入線した中ではC622スワローエンゼルにまだまだKATOは腐ってないし、技術陣の矜持を感じ取る事が出来ました。
「トミックスにKATOの代わりは務まらない」のは、
KATOの蒸気機関車を見ると答えがある気がします。

最近は自動踏切や信号機、駅照明等に感心が移り変わりつつあり、直近で感動したのは「Y字分岐ポイントってこんなに楽しいんだ!」という事だったりします(笑)
なので模型ライフ自体はとても充実しています。

そんな中ジワジワと蕨方面が増えつつあります(笑)
  1. 2021/04/06(火) 18:25:33 |
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  3. つばめ787 #-
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虚無

しなのさかい様、こんにちは。
今回のポスターは見た瞬間の虚無感がすごかったですね。

しなのさかい様は言及されていませんが、ポスターに掲載されている商品数も少ないのが何とも…
そのうち3つはHOと海外型なのも…

私も最近はTomixがストラクチャを積極的に出し始めているのが気になってます。
Katoも対抗して何か出してくれないかな~と思いますね。
  1. 2021/04/06(火) 19:23:47 |
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  3. Planet #-
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我慢の時

いつもお世話になっております.
現在の状況で思い出すことは2009年に,当時完全新規製作の「313系5000・2300・2500番台」「DE10」「14系14型『さくら』」が遅れたこと,その際の大量に再生産発表を思い出します.現在も新工場が建設中など,生産ラインで大きな変更を控えているような気がします.当時は「ちょっと待とう」と思っていたのですが,現在は「どうなったんだ」と心配になってきます.
地域上の理由もあり,最近はTOMIX製品の導入が増えています.今回のポスターで東海以西地域での車両はなく(ドクターイエローは常に購入できる必要があります),「鉄道模型コンテスト 九州大会」の特製品の種車が見当たりません.個人的には300系新幹線を作って欲しいところです.古い設計のTOMIX,作りこみが光るものの(2012年ロットの時点でも)高額なマイクロエースに対抗できる製品になると思います.
E257系に関しては「湘南」をシールに入れる必要があると判断されたところ,グラフィック系の人員不足(現在当該職種の人員が募集されています),実車の表示を確認しないと取材が完全に完了せずに製品仕様を確定・受注開始できなかった,あるいはこの状態でなければ受注を開始するための許諾が出なかったと見ています.登場前に受注・登場直後に発売できた「E5・E6・E7系」とどこが異なるのか,「中央線快速グリーン車・E8系」への影響はあるのか気がかりです.多い改造点・ヘッドマークパーツを新規製作しているのでやむを得ないと思いたいですが,そのためか改造種車の製品(「0・500番台」)より高くなってしまっています.賃金が下がっているにもかかわらず商品(鉄道模型に限りません)の価格が上がっているのは辛いところです.
  1. 2021/04/06(火) 20:43:41 |
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  3. かずひこ #QCsvbcNU
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スルー

このところ(と言っても結構長い間)のkatoのポスターに見慣れてしまって、「どうしちゃったの?」という感覚も次第に無くなってしまいました。
メーカーにも色々と事情はあるのでしょうが、特に最近はサフィールのように、ごく限られた製品に注力し過ぎているように映ります。
新製品に必ずしも全く新しい金型を求めている訳でもなくて、製品化が一発だけで眠ってしまっている金型を活用すれば他にもなぁと思ってしまいますね、品質は良いだけに勿体無い気がします。
  1. 2021/04/06(火) 22:27:20 |
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  3. 石マロ #-
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ストラクチャーは?

しなのさかいさま
今回も失礼します。
ネタがないなら庭のある家とか
近郊型地上駅舎など再販すれば
いいのにと勝手に思っています。
何とか定価超えず入手しました。
(オークション等では落札価格が
定価を超える時があり人気あるようです)
地上駅舎は2021年からカタログ落ち
していました。
ストラクチャーも出来がよいだけに
残念です。
新品は迷ったら買えと言われますよね。
再販されるかもわからないですし。
自分はE261の通常品を予約しました。
また、E261はともかくE257踊り子は
再販可能性が低いと予想したので
5両の方を予約しました。
(全部買うのは高いので・・・)
蛇足ですがE257に5000番台が
出るようですね。波動用らしいです。
  1. 2021/04/07(水) 08:01:50 |
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  3. クハ111-1111 #-
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モラトリアムの時代

ともさん

コメントをありがとうございます。
「自粛」ですかー。その間のディテールアップ作業やコレクションの整理という御方針にはとても共感しています。
若年層への教育方法としてなど、ジオラマ製作の推奨がかつてないほどにハイテンションな昨今のカトーですが、「鉄道模型」という範疇を越えた(もはやなんでもありというような)ジオラマづくりを評価する向きにはやはり違和感を持たざるを得ず、鉄道に対する知識を伴った作例などをもっと見せて我々を指導してもらえたならばと感じるところもあります。ジオラマ用品製品群の再構成もありましたので、ますますジオラマ製作はカトーの基幹事業になっていくでしょうね。知りたいのはそうまだしてジオラマに固執する理由、だったりします。
過去の御自身の旅の記憶を遡る作業ですか。心象風景を見つけるというレイアウト製作の原点のような気がして、これもまた共感しています。
今の状況は、天から「買うものがないなら…」と言われているようであり、天からもたらされたモラトリアムだと思って、お互いに貯金でもしましょうかね。郵便局を巡る「旅行貯金」は、やっている者としてはオススメです(郵便局にとっては迷惑かもしれませんが…)。
  1. 2021/04/07(水) 09:09:53 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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技術力の差は蒸気機関車で分かる

つばめ787さん

いつもありがとうございます。
そちらも「カトーの品質ファン」のようで、蒸気機関車の模型を挙げられているところからこちらも納得です。
残念ながらトミックスの蒸気機関車づくりはまだ力不足のようで、2009年の「C57ショック」のときから時間が止まっているようです。その間のカトーのラインナップの揃え方と品質の向上を見ると、トミックスにそれを真似することは難しそうで。C57135の出来は素晴らしかったけど、今では過去の水準の製品になってしまっています。予告されている「トーマス」で目を見張る改良、カトーのC11と張り合える点が見られますでしょうか。
つばめ787さんも地面方面に目を向けられたようですね。メーカーとの対話も難しくなった今ですから、それでいいんじゃないかなという感想です(偉そうにスミマセン)。
その一方で蕨方面の模型がジワジワと、ですか。確かに「改良品」は改良されただけのことがありますが、こちらもまだ価格が大変なことになっていますからお気をつけくださいまし(その背景はカトーより分かりやすいですが)。でも、ワラビの狂犬はいつまでも狂犬でいて欲しかったり。
  1. 2021/04/07(水) 09:12:50 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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虚無でスルー

Planetさん

「虚無」ですか(^^)
でも、今回書きましたとおり、我々(古来のユーザー)は積極的に「虚無」でいた方がいい局面にいるのかもしれませんね。少なくともポスターの内容に反応する点がないのなら、淡々と手持ちのお金を次の「いつか」に繰り越してしまった方がよく、間違っても「買う理由」を探すようなことはやめた方がよさそうです。
以前にも書きましたが「いつまでも あると思うな ストラクチャー」でして、手に入らないストラクチャーが幾つかあります。ジオコレも店頭から消えたままのものがあり、再生産を機にと目論んでいます。これも自分の頭に浮かべる風景が固まってきたからでしょうか。
そうなってからお店で探すと「ない」となるので、カトーにはジオラマ素材(フォーリッジなど)だけでなくストラクチャーも絶やさないでもらいたいところです。
  1. 2021/04/07(水) 09:14:49 |
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  3. しなのさかい #-
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懐かしい2009年

かずひこさん

2009年のカトーはそんな動きでしたね。当ブログの黎明期である2009年5月には自分もそのようなことを書いていました(思い出して読み返してみました)。仰るとおり、その当時の「どうしちゃったんだ?」と今のそれを比べてみると大分違うような気がしています。
トミックス製品も、最近では「銀河」の完成度が高いようで、確かに見てみると一見カトー製品かと思えるほどの出来には驚きました。一時期に見られた鉄コレ傾倒主義が収まったように見えるトミックス製品の展開には注目でしょう。少なくとも既存ユーザーと共に楽しもうとする姿勢には好感を持てています。

実車が走り出すタイミングに合わせて発売する企画はカトーには度々ありました。当然に、走り出す前の列車の外観は事前に取材、若しくは情報提供がなければ把握できませんから「春」の発売とした時点でJR側とそのような調整があるものと思っていました。ここら辺はユーザーには全く分からない領域なので想像してもキリがありません。
事実として挙げられるのは、①製品化発表の時期がとても早かった、②春としていた発売時期が9月と10月になった、③価格がそのように設定された(高いか安いかは置いておいて)、ということです。ユーザーとしては各自、この背景を想像することとしましょう。
  1. 2021/04/07(水) 09:16:19 |
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  3. しなのさかい #-
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新規金型をドン、そしてモヤモヤ感が

石マロさん

「特に最近はサフィールのように、ごく限られた製品に注力し過ぎているように映ります」との御分析に深く頷いてしまいました。いくら自社で製造できるカトーといえども1年間に作れる新規金型は限られているでしょうから、その金型を多くの企画に振り分けるのか、それとも今回のサフィールであるとか外国型に集中投入するのか、というその辺の傾向が見えてきました。
もっとも、前者をやっている面も認められていて、例えば先の0系の先頭部内部パーツを新しくするといったやり方も見えていますけど、そのやり方の評価はここで散々語られてきたので省略しましょう(笑)
サフィール自体を否定するものではなく、早晩サフィールは1/150の世界には必要なものだと思います。ただ、今のカトーの企画の流れの中でやられたことには石マロさんと同様にモヤっとする引っかかりがありました。
  1. 2021/04/07(水) 09:18:41 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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迷わせる人たち

クハ111-1111さん

コメントをありがとうございます。
ストラクチャーが手に入りにくい御様子は「やっぱりそうですか」ということでございます。当方も「機関区施設セット」を探していて、ほぼ諦めています。「役場」を見つけたことは昨年の秋にレポートしたとおりです。

前回に続いて買う基準の話題もありがとうございます。
「迷ったら買え」とはそのとおりで、買って後悔するよりは買わないで後悔する方が苦しみの大きさが小さいとも言えそうです。
問題なのは「迷う」プロセスです。
迷うということは「迷わせる」人がいるはずなんですよね(笑)
そして迷う前提としては、例えば毎月のカトーやトミックスのポスターを見て、せっせと迷わせようと企む人たちとの対話があるはずです。
大切なのは、自分がこの人たちに迷わされることを(半笑いで、あるいは顔を引き攣らせて)受け入れるかどうか、ポスターの向こう側にいる人たちが自分にとって迷わせる人だと認めていいか、捉えていいかどうか、なのだと思います。前回お話した「趣味の対象が不本意に広がる」とはそのような人に迷わされ、それを「ま、いいか」と快く受け入れた結果です。

確かにユーザーにとって買い逃しのリスクはつきものですが、例えば「おもひでの列車」なのか「これからずーっと走る列車」なのか、という視点は、リスクをリスクと思わなくする視点かもしれませんね。カトーではE233系中央線とかE26系のように「今度で何度目だよ」と言えるようなアイテムもありますから。
  1. 2021/04/07(水) 09:21:07 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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赤丸NEWの意味

こんばんは。
今回も興味深く読ませていただきました。
私はE2系が「NEW」扱いなところに最近のKATOの相変わらずの開発・販売姿勢のようなものをうっすら感じてしましました。
まあ、ちょっとだけ変えて「NEW」になるのはここ最近ずっと続いている傾向でもはや常態になっているとは思うのですが、どこが変わって「NEW」になったのかとよくよく説明を見てみれば製品自体の実質的な変化はほとんどなく最大の変化は我々ユーザからすると一番変えて欲しくない価格だったという。(笑)
前回発売時の価格というのはなかなか正確には覚えていないことも多いので気づきにくいのがまたいやらしい感じです。(その点、しなのさかい様がたまに記述される過去との価格比較は実に参考になります。)
自分がKATO製品を中心に買うようになった大きな理由は同じ車種なら他社製よりも明確に低価格なことが多く、更に単に低価格なだけではなく品質面での満足感も高かったというところにあったように思うのですが最近はそうとも言えなくなりつつあるようですね。(とは言っても品質は今でも他社に比べればそこそこ高いとは思いますが。)
価格上昇傾向は別にしても、今回のポスターからは過去からの流れ、この先への流れというものが(東武8000系以外)ほとんど見えず、モヤモヤした感じが残りますね。


  1. 2021/04/07(水) 22:49:49 |
  2. URL |
  3. RAN #-
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価格を見ることも大事なんですよね

RANさん


コメントをありがとうございます。

子どもの頃はNゲージのカタログを見てはため息をついてばかりいました。製品の写真のそばにはだいたい価格が記載されていて、所持金で買えるものではないことを諭されていたからでした。
大人になって、今自分の財布に入っているお金の金額も概数でしか把握できないようになると、いつのまにか「価格」という要素は二の次になって、まずは「買うぞー」というモードになってしまったようです。
もちろん対象物が長年に渡って待ち焦がれていたものだったりすれば、価格に関係なく手にしようと思う訳ですが、かと言って価格を見ないままお店のレジに並ぶようなことはしませんから、その行動にもいずれは限界が訪れます。「ん、この出来でこんなに高いのか?」てな感じです。その次に襲ってくる衝動は「オレ、こんなところで何してるんだろ」(笑)

カトーに限らず、トミックスも(鉄コレも)、マイクロエースも、そしてグリーンマックスも、ここ数年間で設定される価格に大きな変化がありました。各社それぞれに理由はあるのでしょうが、ユーザーにとっては設定された価格が全てであり、その上昇幅に何らかの理由や背景が見えて理解できなければ違和感しか残りません。乱暴な言い方をすれば「バカバカしくなる」です。
その点で比較的品質に好感が持ててある程度の価格変動を許容できるのが仰るとおりカトーとなりますけど、やはり今のやり方では「もう買えません」です。

鉄道模型を0円でやれる人はなかなかおらず、私たちの趣味生活は(たとえ少額でも)お金を使い続けることで成り立っています。だからメーカー各社の設定価格観は、ターゲットとするユーザー観の裏返しでもあり、今回のポスターにある東武電車や新幹線のネタと価格の不釣り合いさには違和感が残りました。埼玉県のちびっ子向けの企画だったとすれば、この価格は「なんだかなぁ」。

そろそろスポーク車輪とか、そんなところに目を向けてちまちまと遊ぼうかなぁと、ぼんやり考えているところです。在籍車両数も減らしながら、です。
  1. 2021/04/08(木) 08:41:35 |
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  3. しなのさかい #-
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ポスター発表見た限りでは「この内容でしなさかさんは記事書けるのかしら?」って思っちゃいましたが、無理やりにでもひねり出した感ありありながらも、流石ですね(笑。

価格に関してですが、もしかしたらTOMIXも含める形で今くらいの値付けが、実は国際価格としては標準なのではないかと最近は思うようになりました。
もちろんそこには、国内専売なのに国際基準で値付けする理由付けなどが求められると思いますが、国内市場を二の次にせざるを得ず世界統一車ばかりになって、売れ行き減少に拍車をかけている自動車業界などに比べればまだマシなのかもしれません。

したがって「買いません」ではなくて「買えません」、という反応はある意味非常に正しいと思います。
日本のユーザーは購買力が落ちてしまって、もうおいそれとは買えないのです。

ではその購買力をどうすれば、ということを大局的に語ろうとしたら政治の話に脱線しますのでそれは無視して。

どのメーカーも、その対策として共通して言えるのは「金型屋さんが結構ヒマしてるんだろうなあ」ってこと。
・アップデート戦略のTOMIX
・実車現行アップデートに活路を見出そうとしているマイクロエース
これで凌ごうとしているさなかに、果たしてKATOは何をアップデートしてきてくれるか。

価格だけアップされても困るってもんですw



  1. 2021/04/09(金) 13:04:15 |
  2. URL |
  3. 海無し #-
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http://asahiyasyouten.blog.fc2.com/?pc

こんばんは。
しなのさかいさんの記事と皆さんの適確なコメントの数々を読ませてもらって「うんうん、そうですよね。」と共感する事しきりです。
ところでDBの近郊型電車レギオ?これは一体誰向けなんでしょうか?20世紀特急と言い海外向けに作って売るのはそれはそれでやれば良いのでしょう。ただどなたかのコメントにあったような日本の国情に合わない世界統一車を日本に持ってくる事で日本の市場が冷えていく状況が頭をよぎりました。
113系の初期型やらネタはたくさんあるのに・・・167系や153系も本来とっくにKATOが出していてくれれば・・・とついつい繰り言が出てしまいます。
この分だと当面の財政出動はなさそうですので私めも諸事情で入手した旧製品達のカプラー交換やステッカー貼りにいそしむ事とします。
  1. 2021/04/09(金) 22:12:43 |
  2. URL |
  3. 旭屋 #-
  4. [ 編集 ]

ユーザーの入れ替わり

海無しさん

まぁ書いてみました(^^)
海外の模型を見ると、スケールが小さいものはまだ比較的高額のようで、確かに日本のNゲージでは、カトーが1970年代後半からラインナップし続けたアイテムを中心に、買い求めやすい価格設定が長く続いていたのかもしれません。価格が抑えられれば当然のように所持金が少ない若年層への普及が期待できるため、日本国内では(当方を含めた)そういう低年齢時にスタートさせたユーザー層が今のNゲージ市場を分厚いものにつくっていったのかもと想像しています(海外では「大人の趣味」という性格が強いみたいですからね)。
で、2021年です。見事に経済、雇用がはちゃめちゃになりましたので、今の値上がり路線は大人にとっても厳しく、子どもに買ってあげられるようなものでもなくなりつつあります。それでも巣ごもり需要に寄りかかって「なんでも出せば売れる」というやり方を続けていれば、その後にはどういうユーザー層がこの趣味のメインとなっているのだろうか。
いろいろと考えてしまうのです。コンテストに参加する生徒さんたちには手の届かない趣味になっていたりしたら皮肉なことです。
何もしないで(再生産で)価格だけを上げれば、普通なら利益も上がり、簡単に設備投資もできたりするはずなんですけど。「上げなければ商売が成り立たなくなった」のだとすれば何があったのよ、と問いただしたくなる訳で。ま、そんなことユーザーに分かるはずもありませぬ。
とにもかくにも、示された価格がユーザーにとっては全てです(笑)
  1. 2021/04/10(土) 00:28:30 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

擬似世界旅行

旭屋さん

どーもです。
もともとカトーは外国型車両を製造するメーカーではありました。TGVやユーロスターなどがそれです。
その外国型の売り方をガラリと変えたのが「氷河特急」シリーズで、ユニトラックコンパクト、デスクトップレイアウトやストラクチャーなどなどスイスの現地の世界観を丸ごと日本に持ち込んで提案し、(飯田線シリーズのように)支持した国内のユーザーに対して責任のある展開がありました。幸いにも飯田線シリーズが墜落しつつある今もちゃんと続いています。
しかし、その後の御指摘のような(20世紀特急などの)企画たちは国内のユーザーに対してはどこか単発的で、買った後の趣味のあり方が見えてきません。アメリカに行ったと思ったら次はイギリスで、その次は今回のようにドイツです。
この擬似世界旅行のような企画を主導している今のカトーは、もしかしたら氷河特急シリーズがユーザーに受け入れられた理由を把握しきれていないのかもしれませんね。
氷河特急シリーズの展開を経験してしまった今のユーザーに向けて海外の鉄道の風景を提案したいのならば、より腰を据えた、丁寧な企画展開をしてもらわないと難しいです。このままでは海外も日本国内もどちらの分野もユーザーには中途半端で、しかもその外国型車両がやたら新規金型を使うという事実がユーザーに閉塞感を与えています。
そろそろカトーが楽しませようとするユーザー層の再定義が必要のようです。それさえ分かれば我々は諦めもつくし、黙ってソソクサと退場するわさ、ということなのかもしれませんね。
  1. 2021/04/10(土) 00:38:15 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

こんにちは。初めて書き込ませていただきます。
更新される度に共感する点が多く、ここ最近の不甲斐ないカトーの企画力への鋭い評価を楽しませて(?)いただいております。

「カトーのファン」ではなく「カトーの品質ファン」になりつつあるのでは?というご指摘は全くの当方もその通りでして、他社ではなくカトーで出して欲しい商品はいくらでも浮かびます。
特に個人的にはキハ22やキハ183などの往年の北海道関係(711系とかその後何もないですね…)などですが、もう今のカトーに希望を持つだけ無駄なのかもしれません。

鉄道模型に限った話ではないですが、これだけ各個人の趣味嗜好が多様化した中で、メーカーとして限られた金型や工場ラインといったソースを何に振り当てていくのか。
今のような会社の事情や背景が透けて見えるラインナップにソースを割くようでは、今の経済状態、買う力が落ちつつある消費者は見る気すら失せていくだけだと思います。
こういう時こそユーザー側と積極的な会話をもって最大公約数的な正解を探っていくのが、メーカーも私達もWin-Winになれる近道なのではないでしょうか…
言い方は悪いですが「押し売り」に近い形が続く限り、自分は買うことはなかろうと考えています(買えません、の方が近いかもしれませんが…)

もしかしたらカトーの中では私たちのようなユーザーはターゲットから外れているのかもしれませんね。。
鉄道模型とは現在の姿を小さくしただけの飾り物ではなく、各々が持つ心象風景を手元で生き生きと再現できるところが最大の魅力だと思うのですが…残念でなりません。

引き続き更新の方楽しみにしております。駄文失礼しました。

  1. 2021/04/10(土) 08:42:54 |
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  3. 瀬浜臨海 #ZQM9c7u6
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企画者の発言を比べてみれば

瀬浜臨海さん


ようこそお越しくださいました。改めていろいろな方に見ていただけているのだなと気づきまして、引き締まる思いです。

いくら内容がアレでもカトーの新ポスターに期待して反応し続ける理由ってなんなんだろう…。サッサと離れてしまえばいいのに未練タラタラで矛盾しているような行動をとり続ける理由を深く考えてみると「品質だけは」っていうことなのだろうと。“カトーファン”の定義を分解して整理してみました。
品質とか出来に期待してしまうということは、カトーのポスターを見ているユーザーはインプットよりもアウトプットを重視しているということになります。ココ、蕨方面の製品群が猛威を奮っていた2000年代の買い方と比べると大分変わりましたよね。お金と等価だと判断できるモノを、2000年代よりも慎重に見るようになったユーザーの様子が浮かんで見えています。
ちょっと前のカトーの企画にはインプットとアウトプット、さらにはアウトカムまで揃っていた気配がありました。その一連の企て、企みは、ユーザーや販売店にヒアリングしまくって出した答えとはやや違うようで、どちらかと言えば興味のない人まで迷わせて巻き込んでいったようです。んでもって「買ってみようかな」の先には「ね、買っておいてよかったでしょう」がありました。この流れの循環こそが企画する側との「対話」だったんでしょうね。いくらインプットが良くても、その先がダメではユーザーのフィードバックは生まれないでしょうから。

1980年代の北海道の鉄道。何もかもが懐かしく、北海道には鉄道で行くものなのだという考え方が不動でした。冬の割引のときに北海道ワイドで行ったっきりになる人たちが羨ましく、キハ22はどこでも絵になるプレイヤーでした。『北の国から』の影響もありましたし。
この頃の楽しさは、当時を知る者だけじゃないと共有できない、ということではなく、ストーリーテラーのような存在があればコンテストに参加する若者たちにも響くと見ています。
皮肉にもこのコロナ禍で、カトーもトミックスも企画の説明を動画で配信するようになりました。つまり、今まで見えなかった企画者たちのお話が今は聞けるのです。どちらにインプットの優秀さがあるかは各自で判断するとして、当方としては「時空を越えた共演ができる」「とにかくエントリーしてジオラマを作って博多まで持ってきて…」といった類の話をダラダラ聞くよりも「八甲田に乗ると盛岡駅に朝の6時前に着いて山田線の始発列車に乗り継げる」というエピソードを耳に入れている方が気持ちが豊かになるようです。

最後の心象風景に関するお言葉は全くその通りですね。単に実物を1/150に縮小したと思える企画が「買う」という賛意表明で支持されていくようでは、この趣味は早晩おかしなことになっていく気がしています。
是非またお越しくださいませ。心よりお待ちしています(^^)
  1. 2021/04/10(土) 14:36:08 |
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  3. しなのさかい #-
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悪いクセ?

今月も“安定の”無風ポスターでした。なんというか、プラスにもマイナスにも心が動かないので、これをネタにブログを書くのもお辛かったことと思います。話題を振ってくださり、今月も感謝です。
東武8000系は、確かに近年類を見ない展開の早さですね。鉄コレの息の根を止めにいったのかな、なんて思ったりもします。幼稚な空想ですが、KATOの企画には時おり同業者イビりなのでは、と思うことがあります。そして相手の動きが止まると途端に興味をなくすという悪いクセもあるように感じます。かつて、鉄コレ旧型国電の動きを止めた飯田線シリーズ。(両側)流電をはじめ“やれる(やるべき)”ことはたくさんあるのに、「イビる相手がいないからもうやめた」、どうしてもそんな風に見えてしまいます。
東武8000系はどうでしょうか。KATOの品質を目にしたあとで鉄コレを買えますかね。KATO品質が鉄コレを止め、鉄コレが止まればKATOも止まり、そしてどのメーカーも動くに動けなくなる。「パイオニア」が後ろから追っかけてきてみんなの足を引っ張る…のだとしたら、極めてシュールです。
毎回くどいようですが、私はKATOの大ファンを自認しています。ただ、ご指摘を踏まえれば今は“品質ファン”に分類されざるを得ないでしょう。東武8000系については全くの門外漢ですが、まだやるべきネタがあるのは私にも分かります。そして飯田線以外にも伏線回収が済んでいないアレやコレ。コロナ禍が去り、新工場が稼働すれば状況が変わると思いたいですが、新企画をやりながらでも出来そうなことも多いですから、やっぱりKATOさんの視界に私たちは入っていないんですかね。
ポスター見て「ん!?おぉ!」っていうの、やりたいなぁ。
  1. 2021/04/10(土) 23:55:08 |
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  3. 妙高讃歌 #-
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こんにちは、いつも拝見させていただいています
ここ数年の購入品をたどってみると、K社の新製品での車両の購入がセット物で年1回くらい、T社の同様の購入はもっとありました。
K社は線路や新しくなったホームの買い換えばかりで、車両に関しては新品では単品を少々あるものの、中古品の購入がかなり多くなりました。
経済的なものや、当地の製品化がT社やG社に多いこともありますが、毎月の発表段階で「おっ!」と、仕事の合間にテンションが上がって、早く予約しない心配だという発表が少なくなった気がします。
当地ものは「特急や急行の王道列車が登場したときに、当地独特の国電が来たら」「歴代の国鉄型機関車はなぜ、昔のリピートばかりで今の技術で本気で造ってくれないのか」「牽制球ばかりカタログに掲載されているが、実際投じられた球は単行気動車だけだった」とお伝えしたい状況です。
自身は当地の全盛期をかろうじて見たり乗ったりできた程度ではありますが、その路線が今以上に重要な役割を果たしていたころから現在を手元に残せたら、という思いがあります。
品質や表現力はもう言うまでもありません。どうかもう一度、この「広場」がK社への「嘆き」から「賞賛」にかわる時が来てほしいと思っています。
  1. 2021/04/11(日) 00:23:05 |
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  3. 駅前広場の隠れファン #-
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心象風景から

こんばんは、今回も遅いレスですみません。
本当にこの場所で会話というか、意見交換をすることの楽しきは良きことですね。
皆さん、KATOが好きだ、鉄道が好きだ、が伝わってきます。本当に共感できて楽しいひと時になります。
私の鉄道を想う根幹は、和歌山県新宮への母との帰省で利用したキハ81系くろしおの食堂車です、海を見ながらのハンバーグは今でも目を閉じれば思い出します。その時の匂いや車輌、はたまた到着駅での雰囲気、天王寺駅での乗車前の駅そば、全てが思い出ですが、それを思い出させてくれるのが、鉄道模型です。今でもキハ81をレールに載せるとそれが蘇ります、それが心象風景なのではないでしょうか、その思いに触れた時、模型を見ながら頭からそのキハ81が停まるホームに頭から吸い込まれる衝動に駆られ、全ての思い出が蘇ります。
 その雰囲気を感じたくて、その模型に思いを託しています。キハ81に限らず、その風景は私の中に鉄道への思いと同じく無限にあります。
 金型の問題、企画力、様々な考え方もありますし事情もあると感じますが、ユーザーとの思いは確実に隔たりがあると思います。
 過去に裾野を広げるために価格を考慮して拡大を図り、今の世界観を作っているのなら、その根幹にあるのはある程度の年齢層だと感じています、その支持層を大事にすることが、次につながるものだと考えました。
 インスタやツイッター、フェイスブックを見ると、海外の方の鉄道模型への接し方は日本とは少し違います。確かに外に目を向けるのは大事です、一時期私も、日本の鉄道の数限りあるパイを複数のメーカーが取り合うのは、難しく、いつしか衰退するのではと思いましたが、しっかり足元を見て、やることは老舗として、沢山あると思います。
 何度も記載してると思いますが、今、この時期にやるべきことはたかさんあって、鉱脈は目の前にあると思います。本当にもったいないと考えますね。
 次もこのような場を期待しています。
 駄文・長文でご迷惑をおかけしました。ありがとうございます。
  1. 2021/04/11(日) 22:05:28 |
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  3. 紀勢線マニア #-
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追いかけてくるパイオニア

妙高讃歌さん


今回もありがとうございます。
「『パイオニア』が後ろから追っかけてきて…」の部分にヤられました(笑)
どんな世界でも「パイオニア」って、常に後続者たちとは全く別の動きをしているもので、後続者たちのやり方を微笑ましく肯定的に見ているものです。もちろん、例えば蕨方面のC12などのように、その設計や出来を持ってして「もうNゲージのC12はこれでいいのだ」とされる向きに対して被せることはありましたが、それは「もっとC12らしいものを残しておく」という、ものづくりの上でのプライドのようなものでのことなのだろうと。微笑ましく見ておきながら、そのままにしておけない結果には補正の動きを見せて全体の流れを整える。パイオニアにはパイオニアらしい役割っていうものがあるものです。東武8000系は蕨方面、立石方面がいろいろやっているので、そこにパイオニアが参加してどうするんだろうと。蕨の方々は製品化をやめるでしょうし、立石の方々はスペーシアやリバティを用意している(する)ことからたとえ鉄コレでも自信を持って展開している様子が窺えます。なのに…です。C12の例と東武8000系の例を挙げましたけど、追いかけ方が違って見てるから不思議…。

ユーザーがとっくの昔に気づいている、これまでに用意された多くの伏線。これらをそのまま埋もれさせてしまうつもりなのかと心配ばかりしていますけど、後続者たちとのタイマンの方に全力全開。価格も全開(笑)。置いてきぼりの私たちはひたすらに体育座りで見学するのみです。
仰るように、ちょっと前までは普通にできていたポスター見て「ん!?おぉ!」っていうの、またやってみたいですね。
  1. 2021/04/12(月) 07:48:33 |
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  3. しなのさかい #-
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持続作用

駅前広場の隠れファンさん


お越しいただきありがとうございます。「別に隠れなくても…」とツッコミたいところですが、なにせこんなにヒッソリとした場所ですから、公言せずに隠れていただいた方が良いのかもしれません(^^) というのはジョークでして、これを機にお越しいただければ幸いです。

仕事の合間にポスターが発表されて、ひとりでニンマリとして、その後でテンションが上がること、よくありましたよね(近くに同じ趣味人が居ないからどうしても一人でそうなります)。でもって次に「それならばもう少し生きてみるか」って。つらい仕事をしていても発売日が待ち遠しくなって、その間は調べものや仲間となる列車の模型を集めたりとソワソワしていろいろ。かつてのポスターにはそうしたくなるほどの説得力がありました。
歴史を遡って「こんなんだったんだー」と気づくときの満足感は、新型車両の模型を手にするとき以上の持続作用があるようです。さらに、そのときまでに蓄えていた知識が部品としてジョイントするとまた味わい深く面白い。「中央本線」なんていうのは路線位置がそれだけにいろいろと結節点が多いのでその例と言えましょう。
鉄道に対する思い出は、面白いことに、写真や映像だけじゃなくて模型としても残せます。多くのユーザーの思い出に触れたりする模型を手にしたり、ときには企画者の思い出に共感してみたり。そんな模型生活をもう一度してみたいなぁと、当方も同じように思っています。
繰り返しになりますが、またお越しくださいませ。お待ちしています。
  1. 2021/04/12(月) 07:50:20 |
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  3. しなのさかい #-
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1/150の世界に頭から吸い込まれていく感覚

紀勢線マニアさん


紀勢本線とキハ81系「くろしお」、そしてキシ80のハンバーグの思い出をありがとうございました。
遠い土地の昔の列車であっても、こうしてエピソードを聞くと奥行き感が増幅されますから不思議です。手元にあるカトーのキハ81系「くろしお」がまた違って見えてきて、ますます手放せない模型になりました(笑)

仰るように、模型を見て自分が1/150の世界に頭から吸い込まれていくような感覚を持つことは大切であり、尊いことですよね。ポイントは、その感覚をユーザーが自分の力(?)で持つべきなのか、それともメーカーが仕向けるべきなのかということなのでしょう。当方はメーカーが放つポスターが存在する以上、後者であるべきだと考えています。
ポスターの写真を見ただけでユーザーがニンマリして次々と思い出を披露しあうような企画もありましたし、毎月のポスターが組み合わされて一つのエピソードになって「そういうことだったのか」ってなこともありました。思い出やその当時の楽しさを「価値の分かる者同士で共有しちゃいましょうよ」という仕掛けは、ポスターを見ながら模型をやる趣味人にとっては豊かな時間への入口であります。この入口が失われたことが「カトーファン」を「カトーの品質ファン」に変えていることの原因なのでしょう。東武8000系やE2系1000番台でそれらを共有できればいいんですが、どうも「それはユーザー各自の作業。後は御勝手に」とされている気配を感じます。
そしてまたポスターに止まらず、車両ケースを開けて、車番が印刷された車両たちが上から順にが並んでいて、説明書が入ったビニール袋にはにはたくさんの駅名が書かれたシールが封入されている様子を見ることで、ユーザーはその世界に吸い込まれることができます。目に飛び込んでくる「品質」の良さがスグに思い出とシンクロさせてくれるのでしょうね。

思い出や思い入れとシンクロしない、させないまま、とにかくテクニックをレクチャーして手を動かさせてジオラマを作らせようとする方向性を心配しています。この趣味ではレイアウトづくりはまだまだ応用編、応用問題であり、まずはお座敷運転などによる頭の中のトレーニング、イメージづくり、価値の構築作業が先にあるべきでしょう。眠っている鉱脈(例えば主観ですが、キハ22がいる北海道の風景や伊豆急100系がいる夏の伊豆の風景など)はそうした作業にも有効に使われるものであり、ただ単にディープなマニア向けのものではないはずなんですが…
ポスターの変容と同期するように強力なジオラマ推しが進んでいて、そしてそのジオラマの作例が大変なことになり続けています。この両者の連動した動き方を見ると「ははーん」と。これからも感想の言葉はないまま続きそうです。残念。
  1. 2021/04/12(月) 07:52:26 |
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  3. しなのさかい #-
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継承

恒例の月次ポスターに駄文ながらコメントさせてください。
今回は、ポスターから何も感じ取ることができませんでしたので、商品にGoサインを出しているのがどのような方なのか調べてみました。それで、商工会議所という団体のHPにあの方のインタビュー記事を見出したのでございます...。
しなのさかい様が記されていた、「なぜ首脳陣はレイアウトにこだわる?」という疑問に対する答えがそこに記されておりました。要約すると、ものづくりの素晴らしさを知らしめる手段としてレイアウトづくりを世に広め、若い世代の教育ツールにしたいという考えなのです。
素晴らしい考えだと思い否定はいたしませんが、ああそうか鉄道模型は手段なのだ...ということに思い当たってしまったのでございます。海外で愛好者が多い、国際交流という文脈からも、ここ最近、ポスターで外国の車輌が増えてきた理由もわかったような気がしたのです。

車輌とは心象風景に誘う回路。私はそう思って模型を続けてきました。
記事から感じたのは、それとは全く異なる価値観なのだということでした。

継承とは難しいものなのですね。カラーを濃く出そうとして、伝統を否定し、放棄することに繋がる。それしか道はないのでしょうか。

ポスターに対する直接的なコメントとなっていないこと、お許しください。

  1. 2021/04/14(水) 20:29:37 |
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  3. 連接車 #M7elFNEI
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線路はもはやアート作品の整列手段

連接車さん


今回もコメントをありがとうございます。
御指摘の内容、よーく分かります。

「ジオラマ付の線路をつないで…」というキャンペーンあるいは展示イベントは、現在少なくとも2種類進行しているようですが、当方から見ればどちらもそもそも「線路」なんて不要で、推奨される作風から「鉄道模型」というカテゴリーにしておく必要などないように見えます。「鉄道模型のイベント」というよりは、クラフト教室の隣にあるアート作品の展示スペース、なんですよね。「今作っているものがこうなるんですよ」という形で。
鉄道が好きになり、鉄道模型にハマり、自宅に鉄道の風景を再現しよう、と考える。こういうステップの先に鉄道模型メーカーが推奨する「夢のレイアウト建設」があるのだと、数十年疑わずに考えていました。
ところがたった数年で「教育手段」という錦の御旗を掲げられ、申し訳程度、アリバイ的に、テザリング手段として置かれた線路を含む「アート作品」への道に化けてしまいました。そこに走る列車なんてもはやなんでもいいのでしょう。ギャグ満載の列車でも良くて、むしろその方がギャラリーの評判が高いかもしれません。
今はそうしたジャンルがある、というのならそれはそれで否定はしませんが、出来れば「鉄道模型」という範囲の外に営業を仕掛けてやってもらいたい。最近は手芸専門店も増えてきましたし、画材店も多く見られます。100円ショップにも必ずそうしたコーナーがあります。親和性を求めるのであれば、これらの市場の方がよさそうです。少なくとも、月イチの動画で延々と「アート作品を作ろう」ってなことを聞かされるという事態は、配信内容と視聴者のミスマッチとなっていて、とてもシュールと言えそうです。
最近は40年くらい前のカタログを見て懐かしさに浸っています。絶対数的に「40年前が良かった」という懐古主義的なものではなく、この趣味が立ち上がった頃のDNAみたいなものを見ておかないとこの趣味を続ける気力がなくなりそうで。送り手がこうなのですから、もはやポスターを鑑賞してもあまり意味がないのかもしれませんね。
  1. 2021/04/15(木) 08:58:39 |
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  3. しなのさかい #-
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