しなのさかいの駅前広場

荷物車がいっぱい

KATO 223系2000番台〈新快速〉(2021年版)

おはようございます。しなのさかいです。

先月末、カトーから223系2000番台が発売されました。
今回はそのインプレッションをちょこっとだけこの場に記録しておこう、という趣旨でございます。
もし御興味をいただけましたならば、このままお付き合いください。





皆さん御存知のとおり、この2000番台は既にカトーから発売されていました。
しかし、カプラーとの干渉を考慮したのか奇妙に下に長くなったスカート、やや縦長のヘッドライト形状、顔の輪郭の全体的な縦長感(?)などがどうもおかしく、ネットの普及と共にユーザーの中では似たような意見が共有されている、ということも確認するようになりました。

今回は、そんなユーザーの声をすくい上げたようで、先頭部分の見直しを中心にリニューアルが行われた形。
見たところボディの前面形状とスカート関係の形状が大きく改善されているようです。
「ようです」というのは、既に旧製品を手放しているからでして、今回は画像で比較することができていないことを御容赦くださいませ。





前面形状の見直しである一方、今回は現行仕様ということで、未だに賛否両論あるらしい転落防止幌は取り付けられた姿とされました。
幌パーツは、先に発売されている521系のときに起こされたパーツです。
カプラーは221系RN車と同じ、電連パーツ付の♯2に変更。
これは225系100番台との混結を考えれば適切な措置と言えましょう。

なお、乗務員室に上がるためのステップも再現されています。
適正な位置に表現できるならやる、そうでなければやらない(117系)ということのようで、当方もそれでいいんじゃないかと考えます。





ボディ側では、旧製品で採用されていた画期的な“行先表示パーツ”の使用が中止となりました。
あのパーツ、321系用ともども手元に残ったままなんですけど、どうしましょうかねぇ。
あれもまた、カトーの技術の歴史の一つとなりました。





先頭車同士の連結間隔はこんな。
カプラーは伸縮式(←→マークのあるやつです)なのでTNカプラーと比べると敬遠されがちみたい。
カトーの車両にも関わらずTNカプラーを取り付ける加工例をよく見ます。

でも、この間隔のおかげで当レイアウトでは転落防止幌同士の接触は発生していません。
製品(というかパーツのランナー)には幌の黒いゴム部分がなくなったデフォルメパーツも1組封入されていて、キツいカーブのあるレイアウトでは使用が推奨されていますけど、できることならば使いたくないところです。

521系はボディマウント式カプラーなので、短いデフォルメの方は先頭車同士の連結では使わざるを得ないパーツのようです。
221系、225系は今回の223系と同じ伸縮式となっています。
連結間隔のリアル性を取るか、幌形状のリアル性を取るか、この判断は分かれそう。

あ、ヘッドライト専用化基盤を取り付けたので、転落防止幌に囲まれたライト周りは明るく反射していますよ。





言い忘れましたけど、カトーの223系は窓ガラスへの編成番号の印刷だけでなく、運転台にJRマークも印刷してくれているので非常に助かります。
このマークがないトミックス製品は…

行き先は「敦賀」。
これは4両セットに付いている北行方の行き先で、8両セットには「近江今津」が付いています。
どちらも湖西線を走るように想定されていて、なんとなく「分かってるな」と。

ただし、その行先表示と種別幕の暗さにはややガッカリしてしまいました。
E353系のヘッド・テールライトもそうでしたが、導光部分の新規設計についてはアタリ・ハズレが目立っているようで「カトーの品質ファン」としてはチョット心配しています。







それでは軽めに、夜のひとり運転会。




ATS警報音を鳴らしながら、ゆっくりと短い4両編成が入線。
湖西線の4両運用は、人工物が少ない車窓もあってか、ローカルムードも高く、見ていて癒されます。
湖北地方は人の気配が薄く(ゴメンナサイ)、かえってその切なさが魅力なのかもしれず。





融雪溝、それと521系の介添えが北陸地方の入口にいるっぽい(?)
その奥にはコンテナを満載した貨物列車がビュンビュンと北を目指して行く、というイメージです。





んでもってオレンジ帝国の313系が並ぶと、米原っぽくなるようですから面白い。

民営化以降は境界駅の風景を観察することも楽しみになりました。
昔はホームにある自動販売機の中身が変わるのを見て楽しんだりしましたっけ。
米原のホームで「20世紀梨ドリンク」を見て「はるばる来たぜ西日本」っていう思いに浸っていたものです。
以上は大垣夜行にお世話になっていた頃のお話。
おそらくトミックスの企画者さんはこの辺をお分かりなのかと。





225系100番台とのすれ違い。
こちらもカトー謹製で、青色の帯が改善された現行品であります。
帯の色は、以前はあまり気にしていませんでしたが、やっぱり青の色調はこのくらいが適正だったようです。
カトー製品における「色」の選び方も一つずつ改善されています(トワイライトエクスプレスの黄色帯、東京メトロ16000系の緑色などなど)。





ちなみに。
225系100番台は顔の形状、転落防止幌を差し込んだときの幌の安定性などに好感を持っていて、この点は521系も221系も、今回の223系も同じ。

こうしてレールの上に載っけるだけで現地の風景が脳内再生されます。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎





ということでエンディングです。


カトーにおける「223系」の歴史は紆余曲折でした。
まずは1995年デビューの1000番台が1999年に製品化。
しかし、皮肉にもこの年には2000番台がデビュー。
その後はこの2000番台が1000番台の両数を超える大所帯となっていきます。
カトーがその2000番台を製品化したのは、実車の登場から10年経った2008年になってからでした。
ただしその形状には問題点があった訳で、この点は前述のとおり。
「223系新快速ファン」は2019年のトミックス製品の登場まで、さらに10年も待たされることになります。


昨年11月末、その翌月末にトミックスから転落防止幌付きの2000番台が発売されるという、そのタイミングで「追いかけてくるパイオニア」が「ウチも製品化します」とアナウンスしました。
実に余計なことをしてくれる…と感想をまとめましたが、月末に店頭に並んだトミックス製品の幌のデザインセンスのなさが“自滅”を決定的にし、ユーザー間では半ばなかったこと、見なかったことになってしまったようです。
カトーによる「ウチも製品化します」は、223系新快速ファンにとっては偶然にも幸いしてしまったのでした。


当方がこの20年以上を、どれだけの223系と出会って、そしてまた別れてきたか。
この点を書き始めるとキリがありませんので御勘弁いただきますが、蕨方面まで含めれば大変な数のアイテムとの邂逅でした。
今回の2000番台で、その長い長い旅はようやく終着駅に到着しそうです。



新幹線が東西に1本しか伸びていない大阪圏・アーバンネットワークは、関東から見ればまだまだ在来線車両同士の組み合わせ、走行路線が面白く、興味が尽きません。
カトーとしても京都店の窓から見える車両には野望があるのでしょうから、生暖かい目で今後の追加ラインナップに期待しつ続けるとしましょうか。
とりあえず225系0番台の顔も改良していただければ。

この週末には、お約束の2500番台タイプも発売されます。
もちろんコレも予約してあるので、大阪環状線・阪和線の風景も賑やかになりそうです。









(おまけコーナー)



100円ショップ「セリア」で並んでいるJRコンテナ缶。
皆さんも見かけたり手に入れたりされたことと思います。
なにせ1個100円ですからね。

でも、この手の箱はインテリアグッズとして発売されているようで(まさにアート・手芸コーナーで)、いわばジョーク・グッズ。
細切れ風のジオラマ製作とは方向性が一致するようであって、逆に実用性を求めるモノではなさそうなんです。

買ったはいいものの、案の定模型部屋に置いておくのも…(要は早々とジャマになりまして…)
「何か入れるものはないか」と模型部屋をグルリと見回していたところ、所在のない「あるものたち」に目が止まりました。





カトーのサウンドカードがこの向きでピッタリと。
これ、本当に偶然?
いわゆる「遊び」の間隔もなく、実に気持ちよく収納することができました。
あんまり多くの枚数を入れると、今度は取り出しにくくなりますのでほどほどにしておいた方がいいみたい。
蒸気機関車、電車などなどでコンテナごとに分類することができましたとさ。
テンションも上がって、地味なカトーオリジナルの収納ケース(ていうかウレタン)よりは満足。
「遊びごころ」とはこーいうものなのでしょう。


ではまた。

スポンサーサイト



  1. 2021/05/19(水) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<ホビーセンターカトー 223系2500番台〈関空・紀州路快速〉タイプ(2021年版) | ホーム | 鶴見線101系、おかわり>>

コメント

KATO製品の信頼性

いつもお世話になっております.
223系2000番台はTOMIXの「98327」などが良かったため「98391」なども買ったのですが,おっしゃられる通りの転落防止幌の形状で台無しとなっており,今回のKATO製品「10-1677」は買いました.在庫があるとはいえ「実車が最新型ではない」ことを意識して早めに買うこととしました.受注段階では「1000・6000番台の方が良かった」と思いましたが,このようなことがあるので(全ての製品に当てはまるわけではありませんが)KATO製品の信頼が高まる結果になっていると思います.
TOMIX製品に関しては,転落防止幌なしの前面の金型を残していた(「90180」で使用)ことに感謝するとともに,KATOでも転落防止幌なしの新快速列車用223系製品を用意して欲しいところです.

TOMIXは「103系JR西日本仕様・オレンジ」「201系」「キハ35系」「117系和歌山色」など「大阪環状線60周年」を意識している可能性があるラインナップが続きますが,これらや「475系」は行おうと思えばKATOでも(フルリニューアルで)作れなくはないモチーフと思いますので,模型の予算が減り,製品の価格が高くなる今後はより一層慎重な検討を心がけたいです.
  1. 2021/05/19(水) 18:16:04 |
  2. URL |
  3. かずひこ #QCsvbcNU
  4. [ 編集 ]

決定版のようですね!

どうも、いつも楽しく拝見しております。入線されたのですね、やっと優れたディティールの223系が発売ですね、本当はこの出来で当初の2000番台の時に製品化していれば良かったのですが・・そのころのKATO製品はちょっと造形が迷走気味でしたので、最近のKATOは迷走しているみたいなので、223系と共に併結や走る電車たちをこの製品の出来で製品化していろいろと混ぜて遊んでみたいものです。特に阪和線の223系は今回のタイプ製品ではなく正式でかつ、0番台も製品化して、KATOの出来で阪和線の223系を色々と再現してみたいと思っているこのころです。
  1. 2021/05/19(水) 20:29:34 |
  2. URL |
  3. keio201 #-
  4. [ 編集 ]

惜しい

初めましてコンテナと申します
自分も223系を買いました。旧製品との違いはお顔部分と方向幕の黒ベタ,室内の色の変更でした。そのほかは旧製品と同じようです。
この調子で1000番台や5500番台など兄弟車などをガンガン追加していって欲しいです。勿論幌無し仕様も(^^)あわよくばU@techも..
しかしこの製品にも言えますがこの間再生産された321系のように方向幕の黒ベタ印刷なのがちょっと残念です。何故あの方向幕パーツが無くなったのかが疑問です。室内灯を取り付けると光るあの構造が良かったのですけどね。夜景運転する時に結構映えるのに勿体ないとしか思えません。
従来の構造にしておけば長期在庫たちを無くすことができたのでは無いのかと...
221系やTOMIXの223系と並べてニヤついてます笑
  1. 2021/05/19(水) 20:51:09 |
  2. URL |
  3. コンテナ #-
  4. [ 編集 ]

企画が競合すると買い物が難しくなる…

かずひこさん

トミックスの企画の続き方を見ていると、なるほど今の鉄道の風景を目指すには「東」よりも「西」の方がやり易いということなのか、と思うこともあります。HG103系の進め方はそのうち体質改善車までを睨んでいるようでもあり、また201系の登場は東を見ているようで実は西を見ている可能性が高いような。まぁ分かりませんけどね(^^)
ですからトミックスの223系2000番台の「幌事件」は残念でした。ここまで評判が悪いとなると、過去のパターンから同じ仕様で再生産することはまずないと思われます。悲しい現実ですが、カトー製品が出回ってしまっている現状を見れば、年末に発売された製品たちはまず売れず、デッドストック化してしまうでしょう。
トミックスもそうだし、カトーも京都店の存在から西日本の列車には注目していると見ています。この競合がユーザーにとってどのような選択肢を与えてくれるのか。選択肢を上手くすり抜けて、残念な気持ちにならないでコレクションの完成を目指すのはなかなか大変です。お互いに気をつけて、メーカーの動きをギリギリまで見極めながらお金を使って参りましょう。
  1. 2021/05/19(水) 23:29:51 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

阪和線・紀勢本線には注目しています

keio201さん

お久しぶりです(^^)
今回の2000番台で決定版。当方もそのような結論でいいんではないかと考えます(というか、もう223系で悶え苦しむのには疲れました)。
阪和線の0番台は未だに蕨方面のものしかありませんし、同線は在来線の中では今でも特急街道ではありますから、結構やってくれると面白いんですよね。0番台が281系とのコンビのような時代もありました。阪和線には体質改善車だけで統一された103系6両編成なんていうのも居ましたっけ。
「KATOの出来で」っていうお言葉は、やっぱりそうなんですよね。当方も何故かこのフレーズをよく使うんです。これから先はしばらく新規金型を使用しない新製品が続くようですから残念ではありますが、仕方がありません。長いお休みだと捉えてせいぜい手元にある車両でガシガシ走らせましょう!
  1. 2021/05/19(水) 23:32:41 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

黒ベタ印刷の是非

コンテナさん

黒ベタ印刷についての違和感は共感するところがあります。例えばカトーの321系は旧製品と新製品を両方持っていますが、当方のいつものやり方で行けば旧製品の方はサッサと処分しているところです。それを手放さないでいる理由は、あの便利な方向幕パーツの存在なのです。分解するだけで違う路線バージョンへ変化させられるのは、これまでのNゲージ通勤車両ではなかなかできないことでした。
ただ、強いて言えば、方向幕パーツは印刷にやや甘い点があるようで「それならばシールで」という判断があったのならば分からなくもないかなーという感想です。
とはいえ、黒ベタ印刷は言うまでもなく上から貼ったとしてもシールの厚みが目立たないことが求められ、これを敬遠してサードパーティのインレタがマストになると、カトー製品もトミックス製品っぽく見えてしまいます。
黒ベタに印刷するならば、トミックス製品のようにガラスパーツを上に伸ばしておいてくれ、後からユーザーがどうにかすることに変わりはないんだからさ、ということが多くのユーザーとしての気持ちになりますかね。
またどうぞお越しくださいませ(^^)
  1. 2021/05/19(水) 23:35:51 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sinanosakai.blog100.fc2.com/tb.php/1740-977e53bc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)