しなのさかいの駅前広場

スカ色がたくさんやってくる月末

Nゲージとお金の使い方・2021年7月(その2・完)

(その1からつづく)




一方で、トミックス。
こちらにも、以前に見たようなモノがチラホラ見られます。

でも、企画を行う上で「あのときの、あの列車」という概念を大切にしているセンスはやはりこちら青組の方に軍配が上がるようで、確かに見ているだけで誰かと語り合いたい気分にはなります(こういうムード、模型屋さんの店頭で求めていたりしませんか?)


ただ…




583系の仕様変更を伴う再生産は、トミックスとしての宿題とは理解しながらも「やっぱりね」という気持ちになってしまいました。

既に多くの方が予測していたとおりで、M-13モーターへの換装と同時にスカート部品、カプラー部品の改良が行われるようです。
そしてカトーのように“旧製品”を持つユーザーを分売パーツで救済する気配もなく。
キハ82系(ひだ・南紀)も同じことが言えそうです。

「商売だから」といえばそれまでですが、そうだとしたらカトーのASSYパーツ同時発売のやり方は、本当に商売の妨げになっているのかなぁと。
この市場は、一定のユーザーを長期に渡ってファンとして囲い込む必要がある特殊な場でもありますから、「古いユーザー」とまでは言わずとも過去にトミックス製品を買って企画を支持したユーザーも守りながら進めていただきたいな、という思いが残ります。

もちろん、ポスターには惑わされずに「今持っているもので十分」と判断される方が多いことも、これまでいただいたコメントで確認していますが、この気持ちの中には、少なくとも支持要素は含まれていないのではないか、と。





12-3000系・14系15形(だいせん・ちくま)は「いかにも」と言える最近のトミックスらしい企画。

引っ掛かるのは、牽引機が同時に手に入らなさそうな点です。
単純な再生産が予定されているのかもしれませんが、同時にポスター上で告知されないとユーザーの予約には結びつかないかもしれません。
生産能力が不足しているのかしら(まさか発売が延期してばかりのM-13モーターと関係が…?)

信じる者だけが後に救済されるようになっているのか分かりませんが、EF66と同じようにDD51の国産化を兼ねたフルリニューアルを控えている、ということも想像しています(北斗星色のDDはあっさりと再生産していましたけど)。
「ちくま」のためのEF64も、近いうちにモーター換装、ダミーカプラー化、黒染車両化が行われるんでしょう。
この辺は分かりやすい。





そして。
今回のポスター上で目立つ意欲的な企画は名鉄キハ8200系、なんですが…

コレ、よく見ると同じ車両が5両入るというセット構成のようで、商売的に「おいしい」やり方となっています。
MとTの作り分けが必要だとしたって、Mの専用部品はモーターカバーのガワと動力台車のガワ、それにM用座席の3パーツくらいかも。
蕨方面の手持ち品を置き換える運動が起こると想像しますけど(当方は持っていません)、その蕨方面の製品の方が車種構成として豊かだということは見逃してはいけない気がします。
どこか「これでいいのかな」というモヤモヤ感が残りました。





113系も、トミックス製品には鬼門となる湘南色の塗装が気になって眠れません(そういえば153系は良かったですかね?)
113系もとうとうHG仕様で製品化される時代となりましたか。
ライトリムの薄さは期待できるので、それなりの新製品にはなるでしょう。



青組の総括です。
「だいせん・ちくま」には多少惹かれますが、カトーの12系+20系のバージョンの方が併結スタイルとしてはイイかな。
そのくらいでして、ほぼほぼスルー。
「お金の使い方」を考える上では、緑組にも青組にも、どちらにも強いメッセージがありました。



□     □     □



エンディングです。

再生産メニューを「待っていました」として買い求められる方々がいらっしゃることはよく分かっていて、そのことを否定するつもりなどありません(そもそも待っている人がゼロであるはずもなく)。

特に最近この趣味を始められた方にとっては、かつての新製品をほとんど「買い逃している」ことになるでしょうし、もちろん当方にも「買っておけば良かったナ」と反省しながら探し続けているモノはあります(先日御覧いただいた、とある模型店での買い物がその証拠です)。

ただ残念ながら、それらは既に世に出回っていたものですので「手に入れたときの喜び」はユーザー全体で広く共有できなくなっています。
それ故に、再生産の発表を巡るユーザー間での反応のギャップは必然なのだと考えます。

例えばM250系スーパーレールカーゴ(SRC)。
多くのユーザーが入線させて喜び合ったのは今から約16年前、2004年の年末と2005年の正月のことでした(珍しく関東では大晦日に大雪が降りました)。
そして、その後も繰り返し再生産されてきた訳です。

今、カトーやトミックスのポスターでメインを張る再生産「的な」アイテムは、探し続けているユーザーにとっては朗報なれど、同じ模型を手にしながら語り合うユーザー同士でのお祭り騒ぎにはつながらず、新ポスターが開示される度に起こる機会損失のような落胆が一定のユーザーの評価につながっているのかもしれません。



2021年の夏。
当ブログを含め、ユーザーの営みをいろいろ見回してみると、なんと言いますか、個室に入って自分の興味の対象を披露する、そんな傾向が一層強くなっているようです。
そしてまた、その興味への共感もなかなか広がりにくくなっているみたい。

以前にも申しましたとおり、個人のこだわりは必要だとして、たまには個室から広場に出て、みんなでキャンプファイヤーでもやれれば、ユーザー同士での語らいも生まれていいですよね。
趣味生活も活性化します。
そんなことは2010年代限りの奇跡だったのかもしれず、また、昨年のカトーの8620形が最後の炎だったのかもしれません。




キャンプファイヤーの幹事は…、やはり模型メーカーが適任なのでしょう。

ジオラマ製作のムーブメント。
オールニューだけど高額な新製品。
既存品のフルリニューアル合戦。

いろいろな方法で頑張って着火を試みているように見えますが、当方が見ている範囲では、なかなか炎が燃え盛らないようです。
そしてまた、当方のお金の使い方もより緩やかになっていて、脳内に占める「鉄道」という範囲も縮小する傾向にある。
そんな気がする今年の夏なのでした。



お付き合いいただきありがとうございました。
ではまた。

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  1. 2021/07/16(金) 09:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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コメント

新製品価格上昇戦略

こんにちは。
今回の二部に渡ってのご考察、いつも通り興味深く拝読させていただきました。
価格の上昇傾向は実に悩ましいですね。
今回のKATOのHOT7000の発表に際しての第一印象はその内容よりも「6両編成にしては高くない?」だったのですが、今後良い企画がされるにしてもそれなりの対価は要求されるとあらためて覚悟が必要なようですね。
窓にミラー処理すると価格は1両あたり何円アップするのか? とか少し考えてしまいました。
おっしゃるとおり、ある意味「いくらまでなら買うんだ?」と試されているようにも感じます。
トミックスのモーター入れ替え+αによるお手軽な新製品発売も常態化してきているようですが、きりがないので個人的には乗らないようにしています。
対象となる製品をそれなりの数保有してますが現状はちゃんと走りますので。
それ以前にとてもそこまで予算が回りません(笑)。
最近新製品発表があっても何か素直に喜べないパターンが各社とも増えつつあるようで残念に感じております。
当方も当分はすでに持っている製品の活用が中心の趣味生活になりそうです。
  1. 2021/07/16(金) 12:58:01 |
  2. URL |
  3. RAN #-
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客単価爆アゲ

今回も失礼いたします。
2部構成の「より良い散財の仕方」へのご意見に強く共感しながら拝見しました。

鉄道模型に限らずですが、最近必要以上におカネを出す事を誘う場面によく出くわします。
「300円~500円払うとイイ席あるよ!」などの謳い文句でヨコ向き座席がタテ向きになった微妙な座り心地の車両に乗せられたりするアレです(笑)
そこまで劇的に客数が増えない中で、既存の顧客の出す金額を上げていこうとの戦略です。

スーパーなどへいくと「バターの量が半分以下になってる」等の現象もありますが、鉄道模型の場合は「価格維持のために量数半減」という訳にもいかないので価格の上昇はある程度は仕方ない部分もあるのは理解します。
しかしここまで上がると「イチ抜けた!」となる方はかなり増えてくるのではないでしょうか?

鉄道模型人口の絶対数が減ってしまうと客単価を上げる目論見は崩壊する事になりますから、鉄道模型メーカーはあまり調子付いた価格設定は厳に慎んだほうが賢明でしょう。
ここ最近は「買わない」から「買えない」になりつつあることに気付く必要があると思います。

・・・と言いながら智頭急行HOT7000はかなり気になっています(笑)
新規の技術に安定の振り子機構と完敗必至な気がします。
追って貫通型も出されると更に負けそうですが、
値段があまりにも強気だなぁと感じますし、ミニ遊覧鉄道付き新工場と京都のアンテナショップの費用が嵩んでいるのかしら?と思うとフクザツですねぇ。

それとトミックス名鉄キハ8200の「同じモノ5個詰め合わせ」のご指摘には思わず深く頷いてしまいました、ごもっともです!でも予約しちゃいました(笑)
それでもワラビ謹製の「煮崩れたジャガイモ」みたいなアレよりは随分とマシかなと(爆)
ネコヒゲ塗装が甚だ心配ではありますが・・・

しかし、久しぶりに前向きな嬉しい動きであった事は事実なので一過性にならないように、またメーカーが天狗にならないように其々の手段で意見は届ける必要はあると考えています。
  1. 2021/07/16(金) 15:53:06 |
  2. URL |
  3. つばめ787 #-
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連続窓の処理

お世話になっております.いつも新製品に関する深い考察をありがとうございます.
今回の買い物は地域上重要な「流れ星新幹線」と「EF65 111(直販限定品で購入済み)」です.「スーパーはくと」「だいせん・ちくま」も製品を見ると買っていると思います.「EF15」も車両が増えて必要な車両になってきました.

「6両セットでHOT7000型の6形式全てが含まれていない(貫通型先頭車HOT7020がありません)」「(試作品の段階ですが)連続窓の処理が塗装対応になっている」「価格が定期特急列車用の車両(全車グリーン車のE261系除く)としては高い」さらに細かいですが「時代設定が『2次リニューアル後』で『トワイライトエクスプレス』とは並ばない」など思うことはあります.ただし,ここはKATOが完全新規製作製品を「レーティッシュ鉄道電源荷物車」以来約4ヶ月ぶりに発売することができるようになったことを喜びます.これまでKATOにおいても様々な調達・技術などの苦労があったことは間違いなく,一つメーカーの苦労が実を結んで本当に良かったと思います.

「はやぶさ・さくら・みずほ・つるぎ」は新幹線列車であり,「ブルートレイン」はもはや現代のお子様の記憶にはありません.新幹線の製品が増えるのも無理はないと思います.最近は期間限定のラッピング車の製品が増えています.一方で「トワイライトエクスプレス」の根強い人気を感じます.今回は「EF58 150」とのリンクをメーカー側で紹介していますが,黄色帯の上下に銀の細帯がない「旧塗装」も見たい気がします.50・51系客車との出会いなど,新たな世界がそこにはあると思います.

「だいせん・ちくま」の機関車は現時点では「八甲田」用のEF65-1000前期型・1019号機が発売予定ですが,仰られている通りのDD51国産フルリニューアルにも期待します.発売時点ではKATOの機関車に引かせたいです.

キハ8200は,(KATOに比べると元気ではありますが)TOMIXも完全新規製作の幅が限られている中で,キハ8200をMT作るだけで成立してしまう今回のセットは「うまい!」と思いました.5両は最後まで使用された全車両でちょっと多い気がしますが,豊橋駅3番線や富山駅1番線のために必要になる車両になるような気がします.ライブ中継での「スーパー雷鳥と並んだことがある」説明も実にTOMIXらしい紹介でした.あとは「パノラマカー」で実績はあるものの,その連続窓がどのように再現されるか,というところに注目します.

「買うものが減った」「発表のインパクトが弱まった」とも言える昨今の鉄道模型業界ですが,昨今のガンプラの品薄や他分野のホビー商品の品薄・転売・中古市場での高騰を考えると,鉄道模型業界においても何がおこるかわかりません.この機会にコレクションの質を高めたいです.
一方で,旅行関係でも年々立ち会えるシーンが変化しているにもかかわらず,感染対策などの観点から特急・グリーン車・正規料金での鉄道乗車・高速道路の利用が増えており,「お金の使い方」に困ることが多くなりました.

長文を失礼しました.またお願いします.
  1. 2021/07/16(金) 18:46:31 |
  2. URL |
  3. かずひこ #QCsvbcNU
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シナサカさん

いつも楽しみにしております。はくとには複雑な思いです。
唐突ですが、GDP比較 1995年→2018年
米国 76640→204128 で、2.66倍
中国 7368→140925で、19.13倍
日本 54491→51670で、0.95倍
です。鉄道模型が国際商品とは言いませんが、
国際比較では、圧倒的に日本が貧しくなり、購買力が
落ちているのです。だから、はくとが異常に高く感じます。
ここは、GMが志高くエコノミーキットではくとを
出して欲しいものです。
  1. 2021/07/16(金) 20:09:39 |
  2. URL |
  3. グリマン #qsU6sH5U
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しなのさかい様、こんにちは。
いつもポスターのレビューをありがとうございます。

確かに値段はだいぶ前からかなり上がってますよねー。
まぁガンプラみたいに大量生産出来ないし、置いてある店も少ないからメーカーさんも大変ですよね…。

最近はコンピュータのグラフィック性能が上がったせいか、
模型をやめてゲームやシミュレーターで鉄道を楽しむ人もいるようです。
デジタルだと家が狭くても大丈夫ですからね…

各メーカーは価格上昇以外の別の一手も欲しいですね。
このままだとホビーの王様の地位から転がり落ちそうです。
もう落ち始めているかもしれませんが…
  1. 2021/07/16(金) 20:59:08 |
  2. URL |
  3. Planet #-
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JRの実車の話題が少ないのも原因かもしれません

どうもkeio201です。いつも楽しく拝見しております。その1であった、レッドアローの頃とKATOの方針が変わってしまいましたね、そのころは、レッドアローもそうですが、255系など、既存のパーツを有効活用して、新規のネタが発売出来ていたので、今は何でも間でもKATOは新規パーツにしてしまうのも原因だと思いますよ、また2000年代から2010年代半ばまでは、国鉄形の入れ替えが激しく、東日本では毎年のようにE233系のバリエーションが増えていたのと、新幹線も新車や新規路線が続々にできていたことからそれをコンスタントに出して、その余裕で新たな挑戦をしていたのですが、そのバランスが崩れた面もあるみたいです。HOT7000は、出来は折り紙付きだと思いますが、窓の表現はそこまでしないでその分価格を下げてもいいと思うのですが~ただセット構成はKATOが決定版で、マイクロは流線形の先頭車のセットはフライホイールの動力ではなく、一方フライホイールの動力のセットは両端が貫通型で一長一短であった点が解決されているのが喜ばしいものです。最悪ユーザーは貫通型がKATOから出たときはASSYとかバラシで買えばいいのですから、TOMIXに望むのは中国製のままとなっている製品の出来が明らかに落ちるので新規にして置き換えてほしいものです。せっかく皆さんがさよならセットを買っても機関車の出来が悪い製品が多くそこを日本製の物に置き換えると望ましいです。後、KATOはE4系をはじめとした新幹線の動力が1Mだったりするなど貧弱なものがあるのでそこのアプローチも望ましいですね、私としては、KATOの瑞風や四季島で見られたあの専用プリズムを近郊型電車やE4系といった2階建て車両にもしっかり設計してほしいと思っております。なぜかというとKATOの251系(LED室内灯)のセットを分解したときに専用のプリズムが奢られていて、KATOは素晴らしい技術があるので勿体ないなと思いました。また価格の高騰は他のジャンルもそうでして、某玩具製品は、15年前は700円ぐらいで買えたものが3000円という世界もあるので、まだNゲージはマシかもしれません。
  1. 2021/07/16(金) 21:57:25 |
  2. URL |
  3. keio201 #-
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長距離列車に思いを馳せる

再生産を含め新幹線の製品化は、最近多いですね。
幼い頃列車大全集的な本を読み込んで、485系や583系、ブルートレインといった長距離列車に憧れて、実際の列車に乗ってという世代なものですから、新幹線の鉄道模型は趣味的に少し別モノと捉えていましたが、今の若い人達にとっての新幹線は、幼い頃の鉄道本の主役であり、長距離列車としての憧れでもあり、当方にとっての国鉄型特急と同じような存在として捉えられているんだろうなぁ、新幹線の鉄道模型が市場に次々と投入されるのも、自然の流れなんだろうと思ってます。

名鉄キハ8200系については、少しポスターを見入りましたが、同じ型式が5両とは、いささか惜しいというか勿体ないというか、手持ちのキハ8000系は手離さずに済みそうです。
ただ、キハ82系と組み合わせての製品化、あるいは117系や205系に続いて113系0番台を投入するあたり、タイミングはkatoより上手ですね。
  1. 2021/07/16(金) 23:02:25 |
  2. URL |
  3. 石マロ #-
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上へ行く価格、下から上がってくる価格

RANさん


コメントをありがとうございました。
やっぱり価格の上昇傾向は気になりましたか。仰るとおりでして、ユーザーが全く新しい「何か」をリクエストし、幸いメーカーがその声に応じてくれたとしても、手に届かない価格が設定されてしまうとなるとどうしようもありません。ちびっ子たちが製品化を要望して、その要望を「叶えてあげる」とした結果、設定された価格がお父さんでもフリーズしてしまうようなものだったらどうでしょう。「パンダくろしお」を欲しかったちびっ子はセーフだったとしても「スーパーはくと」を欲しかったちびっ子はアウトとなってしまったのではないかと心配しています。

だからでしょうか。鉄道コレクションというローグレードな模型が従来のNゲージの価格帯にスライドする気配をヒシヒシと感じています。結果的にNゲージ完成品の仕様(ライトは点灯すべきだなどなど、こうあるべきだという意味で)の低下につながっているような気がするのですが…
「素直に喜べないパターン」って、ホントその通りですよね。
  1. 2021/07/16(金) 23:37:56 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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どうして上がっていくんだろう?

つばめ787さん


バター不足とその価格の高さについては生乳の卸し方などいろいろと背景があるようなのですが、少なくとも食品価格の上昇については、家計調査、CPIなどとも直結するからなのでしょう、ニュースでも取り上げられるほどで、その度に上昇の背景が丁寧に解説されています。
競合も多くあって価格競争がシビアな面もありますから、微妙な値上がりでも観察できますよね。

一方で今回も話題にさせていただいたようなNゲージ完成品の価格の傾向はどうなんでしょう、ということでございます。中国で生産しているメーカー、はっきり言えば蕨方面なんですが(はっきり言っていないか)、そちらについては値上り始めた当時は驚いたものの、今ではその仕組みは理解できています。
しかしながら、日本国内で作られてきたはずの模型メーカーがここにきて価格設定のリミッターを解除し続ける傾向は、どういう理由からなんなんだろうと。毎月のポスターをじーっと見ていると気づくこともできそうな気がしています。

トミックスの名鉄5回リピートについては、この後のことも考えた上でのやり方なのかなぁと見ています。買い支えてもらいながら、ジワジワと一つずつ異なる形式を増やす…そんなことを想像したりしていますけど、違うかな。
となるとHOT7000系は如何に。
考え始めると夜も眠れませんが、2セットを買うことはないか、とこれまた想像しています。
  1. 2021/07/16(金) 23:39:37 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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たぶん大丈夫

かずひこさん


今回もありがとうございます。
HOT7000系の連続窓についての考察ですが、設計上黒い該当箇所を全てくり抜くと、トミックスのキハ183系のようなことになるかもしれず、材料をボディ全体に射出するためにピラーをボディに残しながらのハメ込みガラス化の措置(?)には一定の理解をしているところです。
実はJR四国2000系も、連続窓風に仕上げていますが、あれもピラーはボディにあった上での塗装対応でした。なのでガラスパーツのハーフミラー加工が邪魔(目立つなど)をすることにならなければ上手くやってくれるんじゃないかなと見ています(たぶん、です)。

キハ8200は確かに「上手い」という評価にもつながっていますよね。少ない新規金型で車両セットにまで仕立てて見せるのも企画の力。言われてみればポジティブな評価をすべき局面でもあるような気がしてきました。

ガンプラ方面の品薄事情は当方も聞き及んでいます。ガンダムに限らず、他のキャラクターモデルを再生産しても同じ傾向があるようで、どうも投機的な匂いが。プレバン限定が続発していることもその証拠かと(転売防止?)。アソート販売というしがらみもあるでしょうからプラモデル屋さんも大変ですね。
ということで今の模型市場は入れ食い状態なので、そんなに考えなくても「ユーザーは買ってくれるよ」と結論づけて商売が成立してしまうのでしょう。アフターコロナが楽しみです。
  1. 2021/07/16(金) 23:41:24 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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少数のお金持ち向けに…?

グリマンさん

分かりやすいデータをありがとうございました。
改めて見ると驚きますね、今の日本って。この数字を上げようとしても結局…ということなのでしょう。この辺は置いておいて。
GDPがほぼ変わらない、むしろ下がっているのに価格を高くしても売れる、買ってくれる…となると、何やら見えてくるものがありますよね。
仰るとおり、それなりの趣味にしていかないと、結局「スーパーはくと」も海外からの食指(ユーザーではないでしょうね)が動いて「とりあえず」なんてことにならないかと心配です。
そこで“エコノミーキット”ですか。上手いなぁ(^^) やられました。鉄コレに埋もれる趣味にはしたくないですが、何故か「キット」という響きには理解してしまうのでした。昔を思い出しながら、ゆる〜くエコノミーキットを素組みしてみてもいいのかな。
  1. 2021/07/16(金) 23:46:48 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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代替となるもの、ならないもの

Planetさん

どーもです。
価格上昇以外の別の一手、ですよね。
おそらくカトーはジオラマアート製作、トミーテックはジオコレ系…、ということを答えとして用意した、又は編み出したのかもしれませんが、どちらかというとこれらをメインでやっていくには「転向」を必要とするかもしれず、これまでのユーザーには受け入れ難いようです。
一方でバーチャルの世界で済ませちゃうというのも分かる気がしまして、要は模型市場は売れ行きが好調であってもユーザーの入れ替えを伴っているかもしれない、ということのようですね。
  1. 2021/07/16(金) 23:49:54 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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新規金型の行方を見届けてみれば…

keio201さん


コメントをありがとうございました(重複分はこちらで削除させていただきました)。

そうですね。新規パーツ(=新規金型)の使い方が価格を考える上での一つのポイントなのだと考えています。カトーはちょっと前までは金型の使い方、新規パーツの使い道が毎月のポスターの筋道にもなっていた気配がありました。そのことは以前の買い物が生きる「何か」を連れてきていたようで、毎月の買い物には必ず関連性が見えていたものです。
今は脈絡も見えずにドドーンと新規パーツを大量に作る必要がある企画を立ち上げますから、そのパーツの活躍の場があまり想定されていないようで、結局、僅かなインターバルで「似たような何か」が店頭に並ぶ傾向があるように見えます。

応用がほとんど効かない…という点をユーザーも十分に理解しながら製品化される車両もありますが、過去を見ると、それは「瑞風」のような高価な価格と車両の位置付けが釣り合うようなものにしか許容されておらず、普通の特急車両や私鉄の通勤電車にそれは通用しませんよね。
価格を上げざるを得ないのか、価格を上げないで済む方法は本当に残っていないのか、価格を上げないとできない車両を「上げてもいい」としてイージーにトライしていないか、などなど考えてしまう日々です。
  1. 2021/07/16(金) 23:56:05 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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「鉄道模型」も「おもちゃ」の違い

石マロさん

当方も同じです。子どもの頃はとにかくL特急とブルートレインが全てでした。これらの嗜好はもっと上の世代の方々から見ればガキンチョ的に見られる、見られていたかもしれませんね。
なので御指摘のように、我々にとっての上野発の485系や183系、189系たちは、今の目線ではE3、E5、E6、E7となるのもうなずけます。仕方のないことです。
なので「そういう時代」という淡々とした解釈をしてみましたが、今の姿だけを模型に求めてしまうのも先行きが危うく、やはり新幹線で地方を惹起するユーザーの方々にそれらのルーツにも興味を持ってもらうような語り掛けも必要でしょうか。マーケットに合わせるだけではダメで、たまには説法会もやらないと玩具としての範囲に収斂していきそうです。「鉄道模型」と「おもちゃ」の境界線って、おそらくそんな説教くさい要素の有無にも見られると思うんです。なので、新幹線でポスターが埋められていくことを仕方のないことだと理解しながらも、それでいいんだろうかという気持ちがまだ残っています。

ポスターの写真の並べ方はトミックスの方が分かっていますよね。少し前のアイテムとの関連であるということが直ぐに分かります。なので583系の再登場は必然でしたし、関西の113系が現れたことで国鉄末期と民営化直後の大阪の風景が見えてきました。後はスカイブルーの201系と、デビュー間もない221系なのでしょう。
  1. 2021/07/17(土) 00:00:34 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

シナサカさん

シナサカさん、レス有難うございますね。まず、GDPに単位を忘れておりました。億ドルです。申し訳ありません。
そして、エコノミーキットは真面目にあり得る選択肢です。katoのはくとは、1両あたり4600円程度、およそNゲージ製品として勘違いな価格帯です。tomix と本命GMに参入余地を作っています。また、初品はどうしても設計検討不足、製造設計含めてです。何らかの手直しは必ず入ります。難しい製品であればあるほど、スルーすべきですね。ハーフミラー?なんて、大多数のユーザーには不要ですか?こんなもの慌てて掴みにいくのは・・・ある製造メーカーのど真ん中にいるグリマンでした。
  1. 2021/07/17(土) 02:22:21 |
  2. URL |
  3. グリマン #qsU6sH5U
  4. [ 編集 ]

やりくりが難しい

しなのさかいさま
今回も失礼します。
皆さんのコメント内容が深く
すごいなと思いながら書きます。

当方N復活から1年経ちました。
価格上昇は皆さんの仰るとおり
ありえないくらいと思っており、
基準としては車両セットの場合
割引とクレカのポイント利用で
1両あたり3000円超えないように
計算していますが、それでも
超えるようだと本当に厳しいです。

583系は先頭車の連結器周りが
実物に近づくらしいですが
最初からやってよ!と思う中
基本7両を予約しました。

2021年KATOカタログコラムでは
113系1000番台(ユニットサッシ窓)が
出ていますが、コラムから商品化
されるかは、当てにならないですよね。
先頭車の金型を新規で起こす必要が
あるのでまだ先かと。

上記より、TOMIXはサロ113を
再販ならスカ色から出して
ほしいですね。
サロ113の入ったセットのみ
予約しました。後にスカ色に
塗り替えを・・(難しいですが)

国鉄型車両はKATOだと自分の
好きな仕様にしにくいため、
(例えば流し管→トイレタンクが
KATOではできない)
最近はTOMIXが増えています。

最近新幹線が多いですが、
フル編成に拘らないか、九州
新幹線あたりのフルで6~8両と
短いモノは買いやすいのかも
しれません。
山形新幹線もE2系連結なしで
単独で全区間運行している便も
あるらしいですし。

長文失礼いたしました。
  1. 2021/07/17(土) 06:31:16 |
  2. URL |
  3. クハ111-1111 #-
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1両当たりの価格

グリマンさん

追加情報をありがとうございました。
1両あたりの価格帯がプラHOのスハ43あたりと変わらない事実に改めて衝撃を受けます。これならば1/80の世界に行ってのんびりと買い物をすることも悪くありませんし、御指摘のようにトミックスにも同じ価格帯での勝負を認めてしまうことになり、さらには品質と価格から疑問を感じていたGM完成品も違和感のない環境が整ってきた、時代が追いついてきたと言えます。
ハーフミラー加工にも同感で、要はユーザーが求めてもいなかった仕様をカトーだけでなくトミックスもてんこ盛りにする傾向があり、そのことで価格を上げるというのは自ら首を絞める結果にならないか、市場を狭くしていないかと心配しています。こうした技術や仕様は、長い間に抜けられなかった課題を「ようやく抜くことができた」というメーカーとユーザーの共通認識の範囲でこそ認められる価値です。例えばカトー東急7000系のパイオニア台車とか。「はくと」に特徴的な仕様ってソコだったのかしら、ハーフミラー加工を確立しなければ「はくと」は製品化できないということだったのかなぁということです。
またお越しくださいませ。
  1. 2021/07/17(土) 08:45:39 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

価格狂乱

クハ111-1111さん


今回もありがとうございます。
Nゲージ趣味の復活から1年だったのですね。いかがでしょうか、昔と比べて今の状況は(^^)

1両当たりの価格を見極めながらというお話は大変参考になりました。やっぱりそうならざるを得ないですよね。「やったー」と企画発表だけでバンザイとなるムードの中(その気持ちは分かりますが)、じーっと価格表示を見て悩むユーザー層も存在するし、もしかしたら増えているのかもということは頭の中に入れておく必要があって、今悩まなくて済むユーザー層の方々にも「そのうち買えなくなる」ということにならないかと心配です。たった数年でこの上がり方なのですから。1980年代初めの頃の6両セットの価格からスタートさせて、その上がり方を比べれば、近年の折れ線グラフの角度は急なものとなっている気がします。

数年前からカトーのカタログは「コラム」という観測気球ばかりとなりましたが、このことは裏を返せば「まだ製品化を決めていない」ということでもあり、製品化を求める声が大きいものを選ぶ→それまでの流れに必ずしも沿わないからその企画には新規金型をワンサカ投入、という流れのように見えます。
「カトーは寝て待て」というセリフはもう死語かもしれないですね。待つならばさっさとトミックス製品を買ってしまえ。そういう選択でいいのではないかと思いますが、トミックスのリニューアルも丁寧にユーザーを向いているとは思えず、今回のリニューアルがまた数年後には無効化しないかと心配です。救済パーツが同時発売されない限り、この繰り返しでしょうか。
新規金型の使い方。価格を考える上でのユーザーの観察ポイントにはこんなところも追加して注目していきましょう。アンテナパーツ1つにしても、です。
  1. 2021/07/17(土) 08:53:34 |
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  3. しなのさかい #-
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プラモデルの品薄について

しなのさかい様、追加で失礼します。

他の方の返信でプラモデルの品薄について触れていますが、
テンバイヤーが市場を喰い荒らし回っている状態です。
どうも転売講座を開いて陽動している輩がいるらしいです…

大量生産に定評のあるバンダイ商品ですら新商品は喰われて買えません。
まぁバンダイは再生産ペースが早いので「待つ」のも一手ではありますし、
旧製品は在庫が結構あるのでそっちで時間を潰すのもありですが、
コトブキヤとかの中小メーカーだと予約に失敗すると悲惨です。

鉄道模型は喰われてないけどどうなるやら…
追加情報としては以上です。
  1. 2021/07/17(土) 10:44:02 |
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  3. Planet #-
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買えない理由は値上がりだけでもなさそう

Planetさん

追加情報をありがとうございます。
面倒な時代になりましたよね。旧キットと呼ばれるガンプラが再生産と同時に消えてしまうのですから。

ガンプラはそうだとして、Nゲージはどうなのでしょう。転売の気配は分かりませんが、当方が気になっていることは、発売後スグに店頭から消えてしまうようなことがたびたび起こることです。失礼ながらネタ的にそんなにスグになくなるものかとそもそもの生産数を疑ってしまうことが度々。
買いたいときに「もうない」という現象が続くと、転売目的でもそうでなくても「とりあえず買っておく」という動機が生まれやすくなりますから、やはりメーカーには「生産した数が全て売れればよいのだ」とは総括せずに舵取りをしてもらいたいですね。
  1. 2021/07/17(土) 15:42:53 |
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  3. しなのさかい #-
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かれこれ10年以上前にNの世界に帰ってきた頃には、量販店はもちろん虱潰しに都内県内の模型店を当たっても欲しい品物探している品物はなく、むしろ私の少年時代には「ほぼ」存在しなかった中古店に行く回数が多かった記憶があります。
それもまた、鉄道模型バブルの勃興期で欲しい物は軒並みプレミアム価格で手をこまねくばかりだった記憶も。

そして現在のちょっと前までは、それら「プレ値」の製品が続々とリニューアルまたは再生産されて、更にはその余勢を駆って長年塩漬けになっていた車両も列車も姿を現し、ずっと続けてきたファンと、私のような「出戻り組」を見事に釣り上げて、今があるように思います。

まだまだネタは枯渇していないとは思うのですが、ポスターを一枚、あるいは半分を使い切るような大きなネタは一時期と比べてかなり減りましたよね。今回のHOTも先日のサフィールも、数年前ならば勿体ぶって出てくるような扱いはされなかったでしょう。
今や「ブルートレイン」という全国区のアイコンを失ってしまったために、ほぼ唯一残っている全国区と言えば新幹線だけという現状ですから、両社ともそれに追随せざるを得ない事情も理解できます。


価格の上昇傾向については、やはり20年ほど前から自動車業界(毎度の自動車ネタですいません。メーカーにいたもので業界事情内部事情を知る例がこれしかないのです)にてその傾向が見え始めました。
いわゆるサプライチェーンを世界規模に広げたために各国の景気動向経済事情が色濃く反映されることとなり、以前のように国産部品ほぼ100%、みたいなモデルがなくなってしまった=国際共通価格化されたことが原因です。

鉄道模型の業界についても同様なのではないでしょうか。最初は安さに魅力を求めて委託あるいは導入した(主に)中国製パーツあるいは製品が、今や往時の国内調達時の価格よりもはるかに高いのではないかと推察します。

だからと言って国産に再シフトしようにも、既に当時の会社も設備も...という事例は少なくないはずです。


これは少ない事例なのか否かはわかりませんが、私の周囲では近年になってより大きな1/80の世界に完全移行あるいはそちらに軸足を移す人が増えています。
Nゲージが、その時の背景風景情景空気を丸ごと再現するための多数の役者を揃えた大劇団のお芝居だとすれば、HOゲージは役者一人が全てを表現する独り舞台。
あるいはNが日によって気分によって着替える普段着とすれば、HOはここぞという時だけの一張羅あるいは「とっておき」。
上級移行という括りではない動きが、一部ユーザーにも出始めている気がします。
既に数年前からTOMIXが、Nとは少し趣の違う「国鉄形定番車両」を再びリリースするようになりましたが、それはその動向を睨んでのことかもしれません。


長々と書き連ねましたが、個人的には今回は両社とも私にヒットする物はありませんでした。
701系は最初の仙台を買い逃してしまってから、「ま、いいか」と放置したままです(汗
ほんと、この油が切れたような状態はなんなのでしょう?と自問していますが答えが出てきません(笑





  1. 2021/07/17(土) 23:18:32 |
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  3. 海無し #-
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価格上昇と鉄コレ

数年前から鉄道模型(Nゲージ)を始めましたが最近は製品化して頂きたい物が鉄コレで出たりKATOは価格上昇&再生産や「きたぐに」のように手抜きが多いですね。
  1. 2021/07/18(日) 09:56:30 |
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  3. スイペ #-
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ユーザーの欲求

 こんにちは、しなのさかい様。今回も遅まきながらカウンターにつかせていただき、話をさせていただこうかと思います。本当に皆さんの思い、楽しく読ませていただいています。今はポスターよりも楽しみしているかな^_^
 HOTは窓表現がミラーガラスによりメリハリが出てしまい、写真や映像では実車の雰囲気が伝わりづらいのかなと考えていました、構成で貫通車がなく、金型に余裕がないのかなとか思い、昔話になりますが、KATONEWSがあった頃の上半期・下半期の新製品で、毎月については再生産などでも良いのではないかなぁと最近は感じています。当然のような毎月新製品、メーカーにも負担になっている気がします、少し期間を空けても納得がいくもののリリースを期待します。
 tomixの車輌展開は表現する線区のテーマが見えていますが、KATOは点で結ばれることはありません、以前の客車が牽引機を連れてきていたように、新製品や再生産品が結ばれるような企画を期待します。別に国鉄車種でなくても、その時の空気や匂い、映像、懐かしさを連れてきてくれる車輌が、上半期や下半期に少し有れば、楽しみも増えて、家での入線準備作業も楽しくなって、仕事にも精神的にも楽しい時間が使えると思うのですけどね。
 あと、アップデートして手持ちの車輌を末長く楽しめる方法をtomixには考えて欲しいと常々思っています。しなのさかいさんの記事を参考にassyパーツ販売は車輌に加工せずともレベルアップできる方法ですのでよく利用しています。
 今回はHOTを入線させようと思っています、貫通車は発売された時にassyでの入線かな、気動車が好きなので、キハ8200も購入しようと思います、いずれ他の車種も販売すると思いますが、再販は厳しく、いつ出るか分からないので、戦略に乗ってみようと思います。
 価格上昇は単品販売が主流だったことを知る私を含めての古いユーザーはかなり感じていると思います。まだtomixのキハ58系リニュアル時の上昇に比べると緩やかだと思います、でも、今はそれに慣れてしまってますけれど、不買ともいかないので、メーカーには企画から納得のいくものを出して欲しいとしか声が出ないですね。
 長文失礼いたしました。次も楽しみしています。
  1. 2021/07/18(日) 16:55:27 |
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  3. 紀勢線マニア #-
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一張羅のNゲージ

海無しさん


今回もありがとうございました。
大きめのスケールの世界に飛び込んでいく御仲間…というお話は「やはりそうですかー」というところです。
最近では天賞堂のT-Evolutionシリーズも非常に手頃な価格でつい手を伸ばしたくなるように見えますし、他社も普及する価格を模索した1/80スケールでのプラ製品(キットを含む)の展開が普通になりました。その天賞堂のは「大きい鉄コレ」という捉え方もできそうですが、大きい故にライト点灯などの加工はやりやすそうなので「自分だけの◯◯系」に仕立てるのは1/150スケールよりもイケそうです。「コレクション」としてのアイテムではなくて「素材」という意味合いが強い、ということでしょうか。

今HOゲージの市場で起きている流れはNゲージのそれで起きていることと逆なのかもしれません。この動きには、パーツの後付けなどを推奨しながらプレーンなモデルに仕立てる、つまり細かい設計までは行わないとする覚悟のようなものまで感じます。今のHOゲージメーカー各社にはユーザーを増やすことで次の商売につなげていこうとする必死さが見えるようなんですよね。
解説いただいたように、HOの車両を持つことは自分にとってのベストとなるものを持つこととほぼ同義であり、一方でNの車両はレイアウト、つまり風景の中で、その日の気分で車両を取っ替え引っ替えしながら走らせるもの、日々の洋服のようなものです。それ故にNゲージにはコレクション性を含んでいるところ、なんですが、Nゲージ完成品モデルも「とっておき」「一張羅」となる日が来る気配もチラホラと…。

油が切れたような状態は、このまま錆びついて動かなくなるのかもしれません。
ネタはまだまだあるんですけど、なによりも車両にクローズアップする前に「どこの風景を見せたいか」が大事。かつてのカトーはできていたようなんですが、どうしちゃったんだろうということです。701系で東北の風景を網羅できる、旅をした気分になれる、というのは当たり前のハナシなので(そもそも東北は701系だらけ)、このことをもって「やってるじゃん」とされては困るということです(^^)
またよろしくお願いします。
  1. 2021/07/18(日) 22:50:09 |
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  3. しなのさかい #-
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ありがとうございました

スイペさん

ようこそお越しくださいました。
数年前からNゲージを始められたとのことで、感想をいただきました。やはり違和感はお持ちのようですね。スイペさんのような方がこれから先、この趣味を続けていけるのかどうかがここで議論されている中身のヒントとなりそうです。
またよろしければお書きください。ありがとうございました(^^)
  1. 2021/07/18(日) 22:54:34 |
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  3. しなのさかい #-
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ユーザーに芽生える一点豪華主義

紀勢線マニアさん


ポスターよりもこのコメント欄を楽しみにされているとのこと。これはもう、紀勢線マニアさんを含む、お越しくださる皆さんの御丁寧なコメントのおかげです。是非共有させてください(^^)


そうですよね。どのメーカーも2000年代のマイクロエースのやり方のように月ごとにポスターを発表しています。しかしながら、その中身にはあまり価値を見出しにくくなってきていて(驚きが少ないと言いますか)、むしろ聞きたくない旧製品化情報(リニューアル情報)も含まれていたりしています。以前のような半年ごとに戻すとか、あるいは数か月単位のペースにして、ユーザーに対してより丁寧な「買わせ方」を描いてもらった方が双方にとって幸せなのかもしれません。

トミックスのHGキハ58系は1993年末のことでしたが、当時、モーター車が電機並の価格になったことには驚きましたね。カプラーを含めて今のHGの仕様を固めた新製品でした。
その後しばらくは基本的に部品構成に変化がなかったので、その価格に慣れていたところ、今ではジャンパ栓は付くわ、ATS車上子は付くわと再び進化し始めています。この進化の動きはユーザーにとって本当に必要だったのかと考える日々です(価格を上げてまでという意です)。

HOTを買う行為自体には問題などありません。
今回HOTの価格を通じて考えてみたいと意図したことは、こうした価格帯の製品が明らかにこれまでの買い物とは異なる「買い方」になるだろうということでした。例えば年に一回の贅沢にして、その他は買わないこととする、とかです。
少数のユーザーしか買わない→あんまり生産しないで価格を上げる、となってしまっているのかどうか。上手く言えませんが、経済的に買える人が限られていく流れは、結局のところ市場、趣味全体にとってよくない流れなんだと、そんな風に思います。反語的に言えば、どうしてこの国ではこんなにNゲージが普及したのか、ということです。この世界のパイオニアとされる人々が、ユーザーとなって欲しい人たち、客層の財布の中身を想像して、製品の仕様と価格を「この辺だ!」と決めていたんじゃないかなぁと。今はもうそんな気配はないですね。

誰だって、自分の趣味を他人に告白して「うわー、お金がかかるでしょう」とは言われたくないものです(^^)
ありがとうございました。またよろしくお願いします。
  1. 2021/07/18(日) 23:17:44 |
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  3. しなのさかい #-
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次世代の育成

 もう次のポスター発表が近いタイミングで恐縮ですが、強引に入店させていただきます。
 前回のポスターを見て今後は2ヶ月ごとの発表になるのかと思いきや、1ヶ月被せての毎月発表だったのですね。これなら生産の遅れにも弾力的に対応できるわけで、その点にはメーカーの苦労がしのばれます。
 さて、「スーパーはくと」はなかなかの価格で登場ですが、振り子機構や新技術のガラス(私もそこまでいるか?という思いはあります)もあるため、価格に一定の理解はできそうです。残念ながら自分の求めるテーマとは時代も地域も合致しないので購入の予定はありませんが、もし合致していれば即予約だったと思います。一方で、自分のテーマ外でもカッコ良さやメカニズムへの興味からの購入(一種の衝動買い)があるかといえば、その手の衝動を抑え込むには十分な価格でもあります。
 しかし、適正価格は難しいですね。例えば鉄コレの長岡運転所70系6両編成は定価で10560円。N化には、動力3740円、走行用パーツセット1100円×3=3300円、パンタグラフ770×2=1540円(いずれも定価。ハーツ類は余りが出ます)が必要で、合計すると19140円に。これで手にできるものは、ライト非点灯、モーター室内露出、低質な塗装、共用パーツの床下、簡易な屋根上配管などなど。「GMキットでとったキネヅカで再塗装」なんてイキった日には、サッシ塗装のエグさから仕掛かり品の山を築くのは必至。そんなところにドクターKが「わたし(ほとんど)失敗しないので」と登場したならば、そりゃぁ、メロンだって言い値で引き取っちゃいます。
 世の中にはブランドバッグのように、「デザインや素材の良さ、加工の確かさはあるんだろうけど、でもそんなにするの!?(お父さんには分からないヨ)」というものもあるわけですが、カトーもその域に達したのかも知れません。“厚利少売“という言葉あるのかは知りませんが、儲けが変わらないのであれば、ブランドイメージを高めるための戦略としてはアリなのでしょう。ただ、ファッション業界と違って裾野は広くないですから、エントリー層のケアもトップブランドがしなければいけないはず。もちろんエントリー層といっても、値札を見ずに買える新参の大人や、スネ夫君みたいな子どもではなく、千円札握りしめてひと月悩んでレジに並ぶような少年少女達です(もはや千円じゃ買えませんが)。昔、模型屋さんでHO(16番)ゲージの棚を眺めてウットリしつつ、値札をみて「これは大人用ね」とNゲージの棚へ向かったことを思い出します。今、子どもたち(といっても高校生くらいまで含むと思います)はNゲージの棚を見て踵を返しているのではないでしょうか。一体成形、共通パーツを多用して思いっきり値段を下げた製品の設定(「大人向け」にはグレードアップパーツを用意)なんかがあると鉄道模型コンテストのオフィシャルスポンサーとして言行一致になるんですけど(E235系や323系あたりは狙い目だった)。でも、そんなことは「致しません」って言うんでしょうね。
  1. 2021/07/24(土) 14:15:01 |
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  3. 妙高讃歌 #-
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Nゲージ趣味における「分断」の始まり?

妙高賛歌さん


お店に閉店時刻などはありませんので御安心くださいませ(^^)

今回も参考となる御意見をありがとうございました。
当方、今どきの小学生くらいの若い世代はNゲージの趣味をどうやってスタートさせ、その後に続けているんだろうって、最近はそんなことも考えるようになりました。

と言いますのも、今では地方都市のショッピングモールにも例の中古店が入店していますでしょう。近所のモールをパトロールしていると、だいたいそのお店には子ども連れのお客さんが何組かいらっしゃいますが、観察していると、その親子がそこで買おうとしている模型は、だいたい中古品の、しかも決して美品とは言えない1両ずつぶら下がったジャンク品のようなもの。親御さんは子どもに何かを言い聞かせながら、と言う具合です。そのすぐ後ろには何万円もする新品の車両たちが、ひな壇状のアクリルケースの中に、きらびやかに幾重にも並べられているのに、です。
ここに、今のNゲージ趣味の中にある分断のようなものがあるような気がします。

買い与える大人としては「これから続けるかどうかも分からないのだから…」という思いになるのは当然でして、そこに格安な模型を求める心理が重なると、どうしても「中古品」という選択が浮かんでしまうようなんです。これだけモノがあふれかえっている時代に、接着剤がベトベトに付けられたジャンク品がエントリー層にとってのメイン商材かもしれない…。どうしてこうなるんだろうと、ちょっと複雑な気分になります。今、中古品は部品取りとしてではなくて、このような位置づけとしても機能しているようなんです。
メーカーとしても、エントリー層が格安で手に入れられるよう、先頭車だけを売るとか、鉄コレ、ポケットライン、ジオラマ製作への誘いなどを用意してエクスキューズの姿勢を見せているようですが(そういえば西落合の総本山では、ASSYパーツを集めて1両分を袋詰めにして提供する商品がワンサカあるようで、売り方に変化があったようです)。

かつては、HOゲージとNゲージの間には大きな溝がありましたけど(模型店で「あっちの奥の方」には立ち入れないオーラがありました)、Nゲージの中にはそうした溝はなかったはずです。Nゲージはこの国の鉄道模型趣味においては間違いなくエントリーグレード。もし、そのNゲージ趣味の中に「大人用」と「小人用」が分けて存在するのだとしたら、この状況は子どもたちのその後にどんな影響を与えるかと心配です。中古店でジャンク品を探す親子にとって、クリスマスの頃に発売されると告知するHOT7000系のポスターはどんな風に見えるのでしょうか。
お年玉の相場が上がっているからイイ、ということなんですかね(笑)

またお越しくださいませ。
  1. 2021/07/25(日) 16:24:23 |
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  3. しなのさかい #-
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時代的に違和感が・・・。

こんばんは。

スーパーはくと は年末商戦にぶち込んできましたか。
京阪神の模型店はリキ入れてって感じかな。

そういえば模型店、前書き込みしてからも行ってないですね・・・。

ガラス表現について、賛否両論っぽいですが。
これが特徴ですから歓迎するところです。
ですが。ガラスがうまくはまってないし連続窓風に見えないのは赤点です。
あくまで試作品ですが、本製品では修正されること願います。

当時彼女だった妻が仕事のあと、倉吉まで乗るのに見送りで。
20時ごろ発車の下り列車でしたから室内灯も普通に点灯していますが、外からは中が良く見えないという感じでしたから。

値段については、確かに高くなりました。
税抜で 25,000円 ですか。
部品かなり作らないといけませんが、ここまで上がるものかと思ったりしますね。
そこは東武8000系があの値段なところもあるのかな。
全国区でないからという要素があるとかでしたし、この仕様ならこの値段でも勝負になると見ているというところです。
最新仕様を模型化ですが。何と組み合わせるよってところが悩ましい。

TOMIX から113系0番台冷改、関西仕様ですか。
写真は須磨-塩屋ですね。
もう思いっきり、ストライク投げ込んできますな。
基本セットと増結Aを買おうかな…と思いつつ。
クハ1両いらないな、7両で良いのだけれど。サロはまずいらない世代なので。
塗装だけは心配ですね。EF66のクリーム帯や鼻先の打痕を見ると信用できない。予約どうしよう。

GMの完成品が出だしたころの価格と一緒までになりましたか。4連19,800円(税抜)
増結もGMの増結セットと同じような感じですね。
GMはライトユニット無しでこの値段かってところはあるとして。

で。当時から冷房車ばかりで普通にあった編成と主張している様に見えるのですが・・・。
しかし実在したか疑問あるセット出すのか・・・なんて一般市民の私が言っても誰にも信じてもらえないのかな??
基本、増結A、増結B とも、全車両冷房改造車ですが。
増結Aは7両編成の+3と11両編成の+4に使うためにこうなのでしょう。
しかし増結Bのサロ含むセットはクハモハは非冷房でないと時代に合わないと考える。
冷房車にするなら、サロより、サハにしたらいいのにという感じ。
+5000の 110km/h対応 とかもあるけど、外観は特に変化無し。
先般発売された205系京阪神緩行の時代とか。
お題目と掲げる TwilightExpress のいた大阪駅を再現したいなら、サロでなくサハでしょ。

1978年10月ごろ、宇野線直通快速が12連。宇高連絡船が運行され、四国へのメインルートだった時代、12連で冷房編成だったと。。
1984年ごろ、4+4の8連冷房編成だったと。
この年代に全車冷房編成とは、とても信じられなかったり。

冷房編成100%達成! だなんて理解してくれる方、ここに何人いらっしゃるかですが。
昭和63年ですから、編成例の4年ほど後の1988年から日常的に利用していたのですが。
昼間は4+3の7連、もしくはサハ入った7連でこれにラッシュ時は4連増結の11連で運行されていて。
そしてその半分くらいは非冷房。

全車冷房の7両編成もあったけれど、全非冷房の7両編成もあって。
冷房化改造したり組み替えたりして全編成、7両のうちの4両か3両は冷房車輌だよ。
なんてことにしたのが 冷房編成100% 達成 だったり。
ポスターも貼られたし、車掌が前側4両は冷房ですとかアナウンスされていた時代です。
多くの方は、だから何??? って感じになるかもですが。


名鉄キハ8200 ですか。
皆さん書いている通り、同じ車体シェルで…すごい企画ですね。
すごく気になってしまう車輌です。
キハ8000も混ぜて欲しいところですが、まぁこれは次のお楽しみかな。
値段的にもかなり強気な感じはしますが。
HGなキハ58と比べて考えると、まぁそんなものなのかも?
  1. 2021/07/26(月) 00:10:30 |
  2. URL |
  3. Mu. #CnwbxUkc
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冷房車の記憶

Mu.さん

冷房か非冷房か、という点が実体験として記憶されているようですね。非冷房でデビューした車両は順次冷房改造されていきましたから、国鉄時代であるにもかかわらず編成全体が冷房車となっている図には違和感があるという御指摘も納得です。ちょっと考証が雑だったんでしょうか。このような冷房化プロセスは113系の他にも103系でも見られました。
湘南色の塗装に乱れがないことを祈りながら、でも予約は怖くて…というお気持ちでしょう。屋根上機器を塗装して出荷するかどうかも気になるところです。
  1. 2021/07/27(火) 22:59:23 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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宝の持ち腐れ?

今月もよくわからない再生産ばっかりですね。しかしスーパーはくとにやられました(^_^;) 試作品をみたら側面の窓が連続窓のようになって無かったのが気になるところです。

TOMIXはバンバン新規金型の物出しているのにKATOは再生産ばかり…

TOMIXから製品化された153系、KATOが製品化したら自社の既製品が関連して売れたんじゃないか…と思ってしまいます。165系での技術が使えたんじゃないかナ?他にも475系とか…

まぁそれもメーカーの戦術なのかもしれませんがネ

TOMIXの名鉄キハ8200全て先頭車なんですネ。
もしキハ8500系が出るならKATOから製品化されたらいいナなんて考えていたり

乱文失礼しました
  1. 2021/07/28(水) 01:59:27 |
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  3. コンテナ #-
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もうトミックスで行きましょう

コンテナさん

そうなんですよねえ。
新165系がこの世に存在するために、153系、475系などもカトーのリニューアルを期待する声が多いようなんですが、毎月のポスターを見ている限り、期待し続けるよりもトミックスのHG製品で手打ちにしておいた方が良さそうに見えてきました。次にトミックスが153系を再生産したならば当方も…。

「スーパーはくと」の窓はちゃんとして発売されるんじゃないですかね。なにせお値段がああなのですから。
  1. 2021/07/28(水) 21:55:16 |
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  3. しなのさかい #-
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マジックミラー

生存報告みたいになってしまいますがお察しくださいませ。
カタログ発表アイテムのスーパーはくとが遅れてやって来た7月。マジックミラーの再現を引っさげてきました。正直なところそこか…と。港の外れに変わったビルがありまして、窓は全部マジックミラーで看板も何も無し。噂では怖ーいお兄さんやオジサンが出入りしてるというビルが、例えば名古屋の中○区にあります。下世話な私は、そんなイメージしか湧かないものですから、開発費の置き場所が違うだろうというのが感想です(スーパーはくとの魅力はマジックミラーだという方が居られたらすみません)。

ところで、私がこの趣味の新参者だった頃、あんな物よく好むなということを言われてだいぶ凹んだことがあります。それと同じで、上代5万円也の新幹線をフルセット揃えて(親御さんに買ってもらって)、新幹線なんて…言われたらかわいそうだなと。ここは暖かく見守ってあげたい気持ちがします。この業界、新しいお友達が増えないと、寂れた商店街になってしまいますから。勿論、私個人は新幹線も好きですよ。

近鉄って新幹線とうまく共存してきたのですね。主力の名阪特急のお客をごっそり抜かれても、早さだけが価値ではない。そういうしぶとさが、いまの西落合に欲しいんですが。なんかこう、ええかっこしいになってしまって…。

立石の北アルプスは買いますよ。久しぶりに、おーっとなりました。引退した私鉄なんて奇特な企画ですから我慢しましょうよ、同一形式5両でも。キハ8200の金型のおそこを変えたら、きっとあの形式だって。
  1. 2021/08/04(水) 21:15:01 |
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  3. 連接車 #zWzjaqjA
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見える人には見えている

連接車さん

どうもです(^^)
関東に住む者としては観察が疎いからか、HOT7000系のガラスがそういうことになっているという事実を今回のポスターで知りました。8620形ならば「動輪はランボードに食い込んでいなければ」とか、車両一つひとつにキモのようなポイントがあるかもしれず、それがある車両を見ているととても面白いのですが、そんなポイントが「ガラス」であるとは思わなかった、ということですかね。
確かにマジックミラーは、冷静に考えれば内側からはジーッと視線がレーザービームのように放たれている訳です。意思疎通が一方通行、片側乗り入れなのですよ。プラットホーム側とのコミュニケーションが一切不要な現代ならではの仕様と言えそうです。外から内側が見えないということにはどこかキミが悪い…。ホームでボケーっとしていたらジーッと見られているかもしれません。

例として挙げられた近鉄のこと。よく分かりました。速さだけが価値ではない。正にその通りで「文明的な価値を求めれば正解」ということではない、ということです。今見えるモノだけをトレースしたり、今見えないものを製品化するにしてもそれは過去のカタログ品のリニューアルだったり。まぁこの辺はもう語り尽くしましたか。

世の中は何事もマジックミラー。心の持ちようによって見えたり見えなかったり。でも「ほら、見えるよ」と教えてもらって、本当にそう見えたときの感動は何度経験しても心地よいものです。我々はそうした世界に居続けたいものですね。
  1. 2021/08/05(木) 09:40:43 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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