おはようございます。しなのさかいです。
さすがにこのままではまずかろうということで、生存報告のようなものになります(^^)
模型活動はきちんと継続中、なんですが…
ちょっと違う方向へ進んで活動しています。
ちょうど昨年の今頃でしたでしょうか。
トミックス製品が自分の趣味生活にどう合っているのか、それとも合っていないのかという検証を行いました。
おかげさまで多くの方々に御覧いただいたようで、それならばもう少しマトモに書いておけば良かったなと反省しています。
昨年に「へぇー」「すごいね」と漏らしていた企画力に対する感想は、今年もほぼ同じ。
最近は買い物の対象として、どうしてもトミックスの車両たち(の方)が目に入ってしまう。
でも、模型部屋を見渡すと、レイアウト上を走るようにセットアップしている車両は、せいぜい全体の3分の2くらい、なんです。
残りの3分の1は買ってきたままの状態なので、インレタは未貼り付け、パーツ類もランナーに付いたマンマ。
やっぱりこのままでは…という結論に至りました。
要は「トミックス製品セットアップ大会2021」の真っ最中で、それ故にココの更新が滞っていた、という訳なんです。
今回はそんな報告になりますので、先にお断りしておきましょう。
① 車番くらいは転写しておきたいね
昨年にリニューアル発売された455系。
引き取ってきた後は案の定、約1年間そのままでした。
車番くらいはという思いで、付属の透明ベース付インレタを使わずに「サザンライツ」というサードパーティのインレタで勝負することとしました。
インレタはシート上の番号同士の間隔も広いからカットもラク。
補助下線も入っているので位置決めもスムーズでした。
最近の製品付属インレタも、かつてに比べれば文字の大きさが適正になりましたが、やはりベースのない「バラ文字」のリアル感はその上を行きます。

485系1000番台にもレボリューションファクトリー製のインレタを転写。
この画像はやや低すぎて失敗した例で、この後すぐにセロテープで剥がしました。

このくらいの高さが位置的に成功かしら、ということです。

メタリックな色調なので、車体を傾けるたびに鈍い光の反射があって、大きいスケールの模型みたい。
そんな動作をしてニヤニヤしています。

それから、GDI製のメタルインレタで「JNR」マークを転写。
このインレタはもう製造されていないようなので、手持ちの在庫が尽きる前になんとか再生産をお願いしたいところ。
藤沢方面を向いて「いかがでしょうか?」

ATSマークの転写がまだなんですけど、なんとかカタチになりました。
これでレイアウト上を走り回ってくれることでしょう。
② 行先もハッキリさせておきます
50系51形のときにも御紹介しました、22年前のグリーンマックスのキハ22(キット)に付いていたシールです。
印刷精度も高く、当方が北海道の鉄道シーンを再現するためには必需品となっています。

「根室標津ー標茶」

「ニセコ」(見えない!)


とまぁこんな具合です。
トミックスの国鉄形DCにはインレタを貼りまくっていたところ、サボの貼り付けまではサボっていましたのでこの度ようやく。
本州系統のDCについては課題を残したままなんですが、キハ22やキハ40 100たちは、これで“北の大地”の名バイプレイヤーとしてレイアウト上を活躍してくれそうです。
③ 白い粉はもう要らないそんなにヤバイ話ではありません。
非HG製品を買ってしまうと、漏れなく大きな選択肢として「TNカプラー、どうします?」と問いかけられます(幻聴かな)。
当方にもその答えを出さないままほったらかしにしていた車両が数多く存在していたので、「えいやあ」という勢いで必要とするTNカプラーをガバッと買ってしまいました。

ただし、そのままでは例の「白い粉」が付着していますので、素直に使えません。
ひどい場合は「黒」が「灰」に見えるくらいなので、どうにかしたくなるもの。
そこで、謎の液体に浸けてからブロワーで吹き飛ばしたり水洗いをして、綺麗さっぱりにした後で取り付けるようにしています。
面倒くさいけど仕方がなく。
公式では「洗浄はお勧めできません」とされているので、良い子はマネしないでください。
でも、じゃあどうしろというのだろう(拭き取るというのもね)…
④ 崩壊していく車両ケース
それから車両ケースの件も付け加えておきます。
昨年には「キレる」と言いましたが、どうもそれだけではなくて、崩壊現象のような傷み方が見られるようになりました。

保管環境による経年劣化、と言えばそうなのでしょう。
プラスチックの典型的な崩壊現象そのもので、フタの開閉をするだけでクズがポロポロ。
爪でカリカリやると、おそろしい程にカリカリした分が消えてなくなっていきます。

とはいえ、同じように保管していた旧型の車両ケースには劣化現象がなーんにも見られないのです。
それどころか、キレることもない。
なんなんでしょうね。
ということで、中古の旧型ケースを格安で買い求めて、ウレタンを変えながらトミックスの車両たちを再整理しています。
もはや「整理整頓」の話題となっていて怒られそうですが、何卒お許しください。
□ □ □

トミックス製品との付き合い方、向き合い方、そしてその増やし方。
加工を前提とした「素材」とポジティブに捉えて楽しんでいる方も多くいらっしゃるようです。
人それぞれであることは言うまでもありませんが、当方にとっては家に持ち帰ってからが新たなステージで「いろいろとやらなければならないこと」が宿題のように待っているようです。
ポスターの発表に驚いたりして、実際にお店から引き取ってきても、その後に「作業待ち」状態が数年間に及ぶことはどこか健全ではなく、結局のところ、自分が趣味に当てられる持ち時間とトミックス製品の増え方がマッチングしていないのでしょう。
セットアップ作業を待つ車両たちの行列が夢に出てきてうなされてしまいそう(笑)
これから年末にかけて「気になるアイツら」が幾つかお店に並びます。
もし、生産品に納得して其奴らを引き取ってきたならば、速やかにドレスアップさせて、せっかく建設したレイアウト上で活躍させるよう各員一層奮励努力しなければなりませんね。
ではまた。
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- 2021/09/30(木) 09:40:00|
- 鉄道模型(車両)
-
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-
| コメント:12
今回も失礼致します。
トミックス製品のインレタ&パーツ取り付けに関しては私に取っては大変耳の痛いハナシでして、どうしても後回しになりがちです。
インレタやパーツを後付けにするのは「好きな形態を選べる」と言えば聞こえが良いですが、それは「作る楽しみいっぱい!」な人の発想であって、私のようなブキッチョにはある意味「苦行」です(笑)
特にせっかく買ってきた新品にドリルで穴を開けさせるのは最も嫌な作業でこんな事ユーザーにやらせるな!と毎回憤りを感じています。
これは個々の捉え方なんでしょうが私は車番やパーツをユーザー取り付けにするのは、メーカーが「やるべき事をやっていない」という認識です。
そこの辺りを分かっているのはやはりカトーですから全てカバー出来れば良いのですがそうは上手くいかなくて、一例を申せば九州方面のJR各線の車両は揃わない訳です。
そこで第2の選択肢であるトミックスの出番ですが第一関門の「塗装問題」をクリアしても難行苦行が待ち受けている訳です。
第3の選択肢の蕨方面のほうがまだカプラー交換で済むのでまだ気が楽ですね(笑)
私的には初春辺りは心の中でブツクサ言いながら作業を進める事が増えそうです。
- 2021/09/30(木) 19:18:30 |
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- つばめ787 #-
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クハ111-1111さん
ストラクチャーは車両のようにバカバカと買いませんし、とりあえず箱を捨ててそのまま遊ぶという選択肢もあるのようですが、仰るとおりアクセサリー類はずいぶんと豊富になりましたから、慌ててホームに穴をブチ抜く前に、配置を研究するなどのことはより必要となったようです。当方のローカルホームもその研究の最中でして、未だにベンチ類はナシ。最近はがらんとしたホームでも違和感がなくなりました(^^)
そちらのホームの延長もなかなかのようですね。長編成を停められるホームというのはある種のロマンです。お互いに頑張りましょう。
485系1000番台、バレましたか〜(笑)
配管付TNも切り飛ばす必要がありますから良し悪しでして、トイレタンクがポロリと取れるのも「なんだかなぁ」という感想です。知らぬ間にレイアウト上のどこかに落としてしまいそうで…
- 2021/09/30(木) 19:31:37 |
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- しなのさかい #-
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つばめ787さん
その通りですよね。
買ってきた車両に刃物を当てることほど痛々しい作業はなくて、当方は開孔作業で失敗することがよくありました。付属する治具を使っても二つの穴を直線的に開けるのはそう簡単ではなく、アンテナを挿したら斜めになっていたなんてことはよくありましたっけ。そのときは半泣きしながらもう一つ買いに行ったなー。トミックスは「JR仕様」をうたいながらどうして列車無線アンテナの取付穴開孔をユーザーにやらせるのか。21世紀になっても解けない謎です。
カトーのラインナップで欠ける車両をトミックスで、さらに欠ける車両をマイクロエースでっていう選択の流れは、たまに「いやいやマイクロエースの方がいいのかも」と考えることがあり、少なくともカプラー周りの選択式設計はユーザーに優しい20年以上前の好判断でした。マイクロエースもユーザーへの手間のかからない仕様ですから「完成品」と言えましょう。
JR九州トレインズ。お互いストレスなく手元に揃えられるとイイですね。そう願いながら「明日」に向かって生きましょう(^^)
- 2021/09/30(木) 19:39:01 |
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- しなのさかい #-
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おはようございます。
私も愛用しているメーカーさんの製品も出てきて、ちょっと嬉しい気分になりました。
GDIのJNRマークは、ボンネット型限定ですが私も付けています。ゲンコツ型、特に583系のような貼付面積が狭い物だとはみ出してしまう&尖ってしまうので、曲面に追従性が良いくろま屋さんのメタリック銀色でというような使い分けです。
TOMIXインレタは細かく再現できるのがウリなのでしょうけれど、これが車番、号車表示会社マーク編成番号等々を東海道新幹線16両編成に貼付する時は地獄を見ます(笑
個人的には、それが何かにつけてKATO製新幹線を待つ動機になっています。
ケース劣化の件ですが、家庭用あるいは自動車内装用の樹脂表面保護剤(ポリメイトとかアーマオールとか)を使ってみてはいかがですか?
自分のところではそれを使うようになって以降、ケース劣化による割れや破断は発生していません。紙スリーブの出し入れもスムーズに行くようになりますよ。
- 2021/10/02(土) 07:46:28 |
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- 海無し #-
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海無しさん
「アーマオール」ありましたね!
早速調達してみます。こういう手もありましたか。一方、スリーブですが、トミックスのモノは畳むことができるので、全て取り外してしまってしまいました。ない方がケースを並べたときの見栄えもよくて、スッキリします(^^)
16両もインレタを転写するのは…当方もダメです。最近の製品では号車マークだけでなく、所属標記などもインレタとして収録されるようになってきましたが、なんでもかんでもインレタで済まされるのも考えちゃいますよね。相変わらずの糊の残り方は一向に変わらずで、こんなことをしているうちにトミックスの車両は「ああ、これはキットなのだな」と悟るのです(笑)
GDIのJNRマークが「はみ出してしまう&尖ってしまう」ということも使ってみた者にしかわらからない情報です。よくお分かりで。くろま屋さんにも注文しているところなのですが、お忙しいようで注文しても数週間反応ナシです。
トミックス製品の増やし方の一つに、インレタ製作サードパーティとの付き合い方もコツとしてあるようです。これでいいんだろうか…
- 2021/10/02(土) 14:00:33 |
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- しなのさかい #-
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こんばんは、今宵もよろしくお願いいたします。やっぱりそうでしたか、私だけじゃなかったんだと思う内容でなるほどと思うところもたくさんありました。店頭で話せないところ、このような場で意見交換や、こんなのあるよ。なんて文字を読んで楽しくなります。アーマーオール是非ともやってみようと思います。
①インレタの話
これは、この時期だからこそ、なのか、緑の足踏みが続いているので、時間と手、また金銭的にも少し余裕が出てさらには、青のインレタを貼ってみると気になり出したら止まらない枕、されど該当車輌のものがない、といったことになって、これこそサードパーティとの付き合い方を考えて、先読みして購入すべきか、所属表記などもこだわり出して、新たなものと手が必要になります、所謂、沼に。
②サボ問題
これも気になるところで、優等列車でほぼ固定編成なら、付けたいと思っていました、くろまやさんのサボインレタをせっせと貼っている現在です。貼ると一気に、あの懐かしい時代が押し寄せるので、楽しい限りです。しかしながら、旧客や一般型気動車には貼ると組み替えが難しくなるので、行っていません、これも迷うところで、固定編成としても良いかなと思う今日この頃です。
③白い粉
一時期、私のだけなのかな?とか、考えてました。せっせと一つ一つ拭いて対応してましたね。でもまた変色するものもあって困ってます。
④崩壊するケース
これが、費用対効果が全くなくなってしまいますね、緑のケースはシールを貼って区別せねばならないので、青のケースに同じデザインにして背表紙を入れて揃えてましたが、数年前から崩壊が始まって、悩んでいたところです、今では4割ほどが崩壊して使用不可となっています。やはり専用ケースはいいものなので、どうしようかと思っております、アーマーオール是非試してみます。
これから始まるであろう、M13リニューアル、買うべきか、見送るべきか、定めながら、手を動かすことを念頭に、弱る目と相談しながらうまく付き合っていきたいと思います。気動車が基本好きなので、どーしても買っちゃいますよね。苦労が先にあるのに。機関車と旧客も大好きなんですが、まだかなぁ。
また、お邪魔いたします。
- 2021/10/02(土) 22:44:27 |
- URL |
- 紀勢線マニア #-
- [ 編集 ]
紀勢線マニアさん
同じようなお悩みをお持ちのようでホッとしました。
最近では、すっぴんの車両を買ってきた後の作業を、ポジティブに捉える向きとネガティブに捉える向きの違いが際立ってきているようで、そこにはサードパーティ製品の充実ぶりも作用しているようです。パーツ類を揃えて、例えば平日の深夜、週末の2日間の自由時間を全て作業に当てることができるのなら、ポジティブな捉え方もあり得るでしょう。
車番も印刷されず、屋根上機器も未塗装で、機器を取り付ける穴さえ開いていない車両は、捉えようによっては正に素材。自分だけのオリジナルを完成させる上では今のトミックスの仕様の方が好都合ということも大いにあるかも。
結局のところ、持ち時間を車両加工に注ぎ込む方針であれば苦でも何でもないということのようなんです。当方のようにシンドイと思うのであれば、この趣味において何らかの他にやりたいことがあるから、かも。
時間は限りあるもので、その時間を有効に使うための道具として「お金」があるのかもしれませんね。そしてその先にはメーカーからの提案がある…。これらが自分の中でピシッとつながれば、充実した趣味生活を送ることができそうです。トミックスにもカトーにも、ユーザーの生活の中の持ち時間や所持金を具体的にイメージしつつ、それらをどう使わせれば、トータルで楽しい趣味を持たせることができるのか、という観点で製品(商品)展開をしていただければなあという思いです。
- 2021/10/05(火) 08:40:55 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
しなのさかい様
はじめまして。
いつも、楽しく拝見させて頂いております。
車両ケースの件ですが、私も全く同じ状況です。
スリットが入った旧ケースの方は材質、厚みが違うのでしょうか?同じ保存状態でも割れておりません。
また、化粧箱に入ってる物は、まだ大丈夫なようです。
高額な買い物をしているので、経年劣化で仕方ないですね、で済まされてしまう?のはなんとも府に落ちず、思わずコメントさせて頂きました。
- 2021/10/06(水) 23:49:08 |
- URL |
- グリーンライナー #-
- [ 編集 ]
グリーンライナーさん
ようこそお越しくださいました。
ケースの劣化、皆さんも同じようにお悩みなんですね。当方だけなのかと案じておりましたので、変な言い方になりますけど「安心しました」。
プラスチックにはいろいろと素人には分からない領域があるようで、ホントに難しいです。買う時点でその優劣が見えればいいんですけど、某メーカーのダイキャスト崩壊のようなことと同じで、やはり「分からない」。仮にこの崩壊現象をメーカーに相談しても、返ってくる答えは分かる気がします。
ただ、こうした声がメーカーに届いて、なんらかの改良策を講じてもらえればという思いはあります。特にフタがキレる現象は、プラスチックの劣化というよりは設定上の問題ではないか、つまりヒンジの部分が薄すぎるのではないかと思うからです。
崩壊したりキレたりするケースがある一方で、いつまでも頑丈なプラスチックケースがある。やってられないと思いながら、ケースを交換したり車両をまとめたりしているうちにメーカー製品との付き合い方を見直したりすることが多くなりました。少なくともトミックス製品は半完成品ですから、中古市場に売ることを想定せずに、本来ならガシガシと弄ってナンボなのかもしれませんね。そのうちポポンデッタとかTORMなどで似たようなケースを発売してくれる気もします。そうしたら潔くそちらへ(^^)
今後ともよろしくお願いします。
- 2021/10/07(木) 08:35:05 |
- URL |
- しなのさかい #-
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しなのさかいさま
車両ケースの件ですが、ダメ元でトミックスに問い合わせてみました。
予想通りと言いますか、やはり、ケースについては、修理、交換は対応しておらず、汎用品として販売しているもので、対応をしてもらいたいとの回答でした。
昨今のイベントがない中で、ユーザーの声をメーカーに届けると言う意味での目的は僅かながらに達成できたのかなと思います。
参考までに情報共有させて頂きます。
- 2021/11/11(木) 00:23:10 |
- URL |
- グリーンライナー #-
- [ 編集 ]
グリーンライナーさん
お、問い合わせをされたのですね。お疲れさまでした。
声を届けていただいたのならば、そのうちトミックスの中でも検討を始めてくれると思うので、気長に待ちます。
硬質プラスチックはやめて、カトーやキャスコのようなケースにしていただけると、本当はありがたいのですけどねぇ。
と言っている間に、また新たな劣化破損が見つかりました。トホホ。
- 2021/11/11(木) 08:49:41 |
- URL |
- しなのさかい #-
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