(その1からつづく)
【トミーテック】

鉄道むすめ系はさておき、気になるアイテムはこの「教会」でした。
このままの状態で製品化されるかは不明です。ただレンガの雰囲気が実にリアルで、とりあえず1個は買ってしまいたくなるような、そんなストラクチャーでした。
洋モノのキットを組んでも手に入りますが、塗装でこのような風合いを出すことは、研究を重ねないと難しいですから。
ただ、できるだけ歪まない製品化をお願いしたい・・・。ジオコレシリーズに望むのは、これのみです。
【グリーンマックス】

私鉄系で展開を急ぐグリーンマックスの完成品シリーズ。
今回は京急新1000系6・7次車の試作品が登場しておりました。
相変わらず貫通ホロはありません(泣) フロントマスクのパーツの合いは良い感じです。
実車の出自については賛否両論ありますが、京急ファンにとっては、また悩ましいアイテムが増えてしまいましたね。

グリーンマックスのブースでは、「ビジネスビル」の宣伝も大きく展開されておりました。
これはスタッフの方の作品だそうで、六角形のタワー型ビルを製作したとのこと。

屋上も作りこまれていました。
ヘリポートですね。良く見ると、見覚えのあるパーツの寄せ集めですが、雰囲気は出ています。
航空障害灯を付けているところがニクイ!
【マイクロエース】

マイクロエースは、最近発売した80系が「当たり」だったようですね。
ですから、同じ顔を持つ70系にも注目してみましょう。
以前の作品と比べると、タレ目のお顔が改善されているようでした。スカ色、特に青15号の感じがとてもいいですね。
当方、上段に少し見える新潟ローカルが気になり始めました。
うーむ、今年後半は、マイクロエースとのお付き合いが薄くなる予定なんですが。
鉄コレでも予定されていますから、微妙です。

さあさあ、マイクロエース車両セット黎明期のE653系がBRです。
お聞きしたところ、ボディの金型は一切変更せず、FWモーター、併結用に先頭部のカプラーを伸縮マイクロカプラー化するとの談。FWモーターは快調そのものでレイアウトをぐーるぐる回っていました。
マイクロエースの試作品展示は、これまでいろいろ見てきましたが、今回は一番少なかったように思います。ちょっと残念でした。
ただ、担当者氏にはいろいろとお話を聞くことができました。
蒸気機関車の腰高がどーしようもないこと、塗装のこと等など。
その中でも興味深かった話が「接着剤」のことでした。
以前から指摘していますが、同社製品は、ボディの裏側を見ると、あちらこちらに接着剤が塗られ、分解しようにも大変難しくなっています。
この接着剤使用をいい加減にやめたらどうかと進言したところ、意外にもその答えは「メーカーから工場へは、接着剤使用を一切指示していないんです」。
どうも、一度はめたパーツが次の工程までの運搬中に衝撃で外れてしまうことを恐れ、工場内で勝手に接着しているんだとか。いくら注意しても使われてしまうんだそうです。
塗装に自信を持っているだけに、接着剤のはみ出しでそれが台無しとなることが、メーカーとしてはどうしても納得できないようで、当分、工場側との調整(バトル)は続くようなお話でした。
某ブログでは、80系が接着剤レスだったとの分解レポートがなされていましたが、改善の結果なのか、たまたま外れにくいパーツ同士の組み合わせだったのかわかりません。
こんなお話を聞けたのは、ラッキーでした。
(その3へつづく)
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- 2009/07/25(土) 00:02:20|
- 鉄道模型イベント
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