こんばんは。しなのさかいです。

今回はいきなりこんな画像から御覧いただきます。
カトーのASSYパーツ、Z04-9464「クハ700-1000盛岡色運転台」というものでございます。
先月22日に発売されたE127系100番台(更新車)において設定された新規パーツでして、品名に関わる701系1000番台が発売されたときには設定が見送られていたものでした。
一袋に2個入っています。
Z品番という点にも注目です。

このパーツを溶け込ませる車両たちは、これらになります。
運転台パーツは5×2=10個必要となりますので、5袋を予約して手に入れました。

総本山からのお告げによれば、取付けには加工が必要とのことですので、そうしてみました。
左が元のパーツ、真ん中が今回のパーツ、そして右側が加工後の状態。
中央上部のヘッドライト周りにある襟が干渉するので削除しました。
削除する部分は取り付けてしまえば見えなくなりますから、ニッパーで適当にザクザクとやってしまっても良さそうです。
当方はアートナイフで襟の下のラインをなぞってそーっと切り離し、そのあとはペーパーを当てて平滑にしておきました(こういう性格なんですの)

で、取り付けてみるとこうなります。
左側から右側に、顔の表情が大きく変化しました。
「え、違いが分からないけど」という人は容赦なく置いていきます。
運転台パーツの他にもカプラー、電連、スカート、胴受が必要となりまして、そのスカートと胴受も今回設定された新規パーツです。
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10-581「E127系0番台 新潟色」と10-582「E127系100番台 大糸線」の発売は2010年でした。
当ブログでもそのときの感想を残していましたので、今となっては稚拙な文で恥ずかしいですが、印を残しておきます。
2010年8月1日「E127系100番台 大糸線」このときは、先行して2005年11月に発売されていた蕨方面のものと比較する意識が先行していたこともあり、カトーのE127系を見て残念に思うことはなかったと記憶しています。
とにかくカトーがこんな地域ネタをやることに驚きまして(当時のカトーとしては傾向から掛け離れた企画でしたよね)、それも大糸線の普通列車に目を向けてくれたことが嬉しかったんですよ。
その後「あー、そうなのか」と要改善ポイントに気づくことが幾つかありましたが、そのまま時は流れて2019年。
701系仙台色が発売となります。
確かこのときに運転台パーツのやり直しが行われたはずなんですが、ASSYパーツは設定されず。
スカートの形状はE127系100番台のものと同一にされてしまい、新規金型の製造は持ち越しとなりました。
また、カプラーはフックなし、電連パーツ化になりましたけど、色がグレーでしたのでE127系には使えませんでした。
続いて2020年には盛岡色の701系が発売。
このとき、ついにスカートが改善され、胴受パーツも新規に作られました。
これらのASSYパーツはグレーでしたので、直ちに仙台色へフィードバックしたことはもうお伝えしています。
カプラーは、盛岡色と同時に発売された青い森鉄道の701系のそれが青灰色であることが幸いし、胴受パーツ、E353系の電連パーツとともにE127系へフィードバックすることができました。
2020年10月3日「 KATO 701系1000番台 盛岡色」こんな経緯から、E127系100番台向けの(青灰色の)とスカートと胴受パーツは、残された待望の新製品でして、発売された2010年の14年後にスタイルが落ち着いた訳でございます。
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既にカプラーを交換していた0番台にも胴受パーツを取り付けました。
こちらのスカートもやや下方に伸びている気配がありますが…100番台のそれよりはまだ目立たないかも。
0番台は最近、南武支線へ転属するという実車の動きがありましたから、南武カラーの車両と同時にこちらのスカートも近いうちにカトーによってやり直されると見ます。
それまでもうしばらく待ちましょう(こちらは15年待ちになる?)

14年前の模型が待望のパーツでアップデートできるという。
このことは本当に素晴らしいと思います。
ボディの外観をやり直すのなら仕方がないですが、現在の製品のレベルと比較しても遜色が見られない14年前のボディをむざむざと放棄するのは嫌なものでして。
新規パーツ目当てでセットごとマルっと買い直しを迫るやり方が散見される時代です。
それは商売としてはアリなんでしょう。
でも、買う方としては、それをやられてばかりだとファンとしての心理が離反してしまうんじゃないかなと。
いかがでしょうか。

ブツ6で入線。
留置中のあやしい車両もそろそろ走り出しますので御期待ください。

特急「しなの」と並んで。
今月発売予定とされている383系にも待望の(?)ASSYパーツが設定されています。
もちろんそれも予約済み。

ガーター橋も似合う銀色の直流電車です。
あ、タイトルにある「更新車」が出てこないと指摘されるかもしれませんが、実はさりげなく紹介しています。
見分けがつかない程、14年前の模型もよくできていた、という訳なんですよ。
ではまた。
(おまけコーナー)
近所の中古店でアクセサリー類のジャンク品が大量に売られていました。
その中に、1/150スケールの車が5台詰め合わせで110円、という袋がいくつかぶら下がっていましてね。
とあるサードパーティの(出来損ないの)車ばかりのようなのでスルーして立ち去ろうとしたんですが、よく見ると「ん?」と気になる車が混ざっていました。

探していたんですよねー、カトーのプロボックス。
特にこのノーマルカラー3種が欲しかったんです。
ずいぶん探し続けましたが、あっけなく1台22円で3台入手することができました。
当レイアウトは田園風景ばかりですけれど、そんな中に置いて「昼寝中」なんていうのもステキでしょう。
おしまい。
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- 2023/07/11(火) 23:20:00|
- 鉄道模型(車両)
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| コメント:2
旧製品…吊り目だったのですね。西落合の製品には基本デッサンでのやらかしが時折認められますね。極めて心の狭い人間といたしましては、もし編成まるっと買い替えを迫られていたら、眉を顰めていたでしょう。この形式は守備範囲外ですが、当方は額縁スタイルの電車を日常的に眼にしておりまして、ガラス内側のブラックアウト部分は真っ黒のようです。
- 2023/07/14(金) 06:51:50 |
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- 連接車 #-
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連接車さん
デッサンのやらかしは西落合の宿題となり、後に必ず解決されるところが変な言い方になりますが安心感につながっています。そう思えばアレとかコレとかが近いうちにリベンジされるんだろと想像できる訳で。
ASSYパーツ様様です。過去に製品を支持したユーザーを救済してくれるところが、商売として一見下手でも長い目で見ればユーザーの繋ぎ止めになっていると見ます。
- 2023/07/16(日) 09:33:00 |
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- しなのさかい #-
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