おはようございます。しなのさかいです。

すっかり秋になりました。
関東平野では、紅葉の見頃は12月上旬にシフトした気がしていて、それまでは貴重な1か月を楽しむこととしましょう。
「暑くない季節」がだんだんと短くなっているようで心配です。
再び1か月も更新することを忘れていた当ブログですが、理由はいつものとおりでして、レイアウトの手直しに明け暮れていたことによります。
製作途中を記事にすることが苦手…っていうことは既に何回もお話していますよね。
本当に申し訳ございません。
昨年12月からは、ずーっと線路の手直しをしていまして、9月から10月にかけては、よせばイイのに駅モジュールのそれを全交換していました。
今回の交換をもって、駅モジュールに敷設した線路は、レイアウト建設当初から数えて4th generation に当たります。

パッと見では以前と変わらんとです。
が、当方にとっては大きい変化を得られています。
どういうことかと言いますとね…

こういうことなんです。
ユニジョイナーから金属部を抜き去り、その上にフレキシブルレールを。
フレキシブルレールの側面には「ガイアマルチプライマー」を塗った上でタミヤのNATOブラウン(ラッカー)で塗装。
塗装作業は、道床に差し込む前に缶スプレーで行いまして、エアーブラシで吹くときよりもやや塗膜を厚めにしておきました。
ユニジョイナーにもプライマーを塗った上で同色を吹きつけています(こちらはエアーブラシ)。
これで経年劣化による塗膜のパラパラ剥がれの心配はゼロ。
長いレールを差し込んだ後、その踏面は「ゴッドハンド神ヤス」の10000番でテカテカに磨いてしまいました。

継ぎ目を極力なくしたレールは当然ながら踏面の反射がつながって見えますし、列車が上下に挙動せずに走るようになります。
そして、神ヤスを当てても(レールの段差での)引っかかりが大幅に軽減。
したがって、レールクリーニングの頻度も抑えられそうで、これらはトータルで精神的に大きな安定感をもたらしてくれます。
ポイント部など一部のバラスト投入箇所も、そのまき方も再チェックして、ユニトラック上の枕木の端ギリギリまでとするようにリニューアル。
まいた後はエアーブラシで着色し直し、見映えの向上を図りました。

最近はスマートフォンのカメラの性能が見劣りしないせいか、いつの間にか「カメラの小型化」が成し遂げられた感があります。
この結果、カメラの目線が比較的自由となり、1/150の世界でも実物を見ているようなローアングルでの撮影が可能となっています。
一方、この結果の副作用として、車両の舞台となる線路、その見栄えが気になるようになりました。
直線につないだはずなのに継ぎ目で角度がつくほどに曲がっていたり。
何故か上下に波を打っていたり。
丁寧に撒いたつもりのバラストが線路の側面、枕木の上に盛り上がったままボンドで固着していたり、なんていうことも…ありますよね。
車両をセットアップする前に、こうしたことに気をつけて見るようになったんです。

任意の場所に車両を停めても、その手間にレールの継ぎ目が当たらない確率が高くなりました。
これですよ、これ。
皆さんはいかがでしょう。
そろそろ「買うことに疲れた」というコンセンサスが広がり切ったようでもあります。
「もう車両は増やしたくない」
「でもこの趣味は続けたい」
お部屋の狭い広いはありましょうが、可能な範囲で「地面」に視線を転じてみるのも一興ではないでしょうか。
当方は、現在のスペースを確保するまでの間、非常に狭い部屋でモジュールレイアウトの建設を続けていました(一周させることなどできないのに)。
そして何より、こうしたことに夢中になっていると、模型店に行かなくても趣味を楽しむことができている自分に気づくのです。
これ、大きいことなんです。
復活でございます。
ではまた。
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- 2023/10/30(月) 09:30:00|
- 鉄道模型(レイアウト)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
・・・と思っております。
こんばんは。
見に来るのは自分と方向性が似ているからなのだと思っており。
駅モジュールの継ぎ目なし・・・すごく良いですね。
写真で見せられると、凄く説得感がありまして。
ローカルホームセット、再生産されたら買わねば・・・と思いつつ。
あ・・・れ・・・買ってねーぞ・・・という状態ですが・・・。
- 2023/10/31(火) 01:19:22 |
- URL |
- Mu. #CnwbxUkc
- [ 編集 ]
Mu.さん
とんでもございません。
画像は不都合なことを隠しているものですので、ハナシ半分でお楽しみください。
車両を楽しむことに一区切りつけて「これからは車両を置く場へのこだわりを持ってみてもイイんでは」っていう提案でした。
- 2023/10/31(火) 09:21:31 |
- URL |
- しなのさかい #-
- [ 編集 ]
レイアウトとの向き合いは至福のひとときではないかと思われます。
画像の西落合謹製80系電車飯田線仕様が良い感じですね。
鉄道模型は、風景に走行させて列車を眺める、この趣味の特別とも言える醍醐味ですね。
当方は、鉄道模型を単純な列車の収集というところから入ったため、その当初は、鉄道模型の運転や走行ということに全く興味がなく、これを走らせるなんてことは考えてもいませんでした。むしろM車の床下が何だか膨らんでてリアルさに欠けるなと思い、M車なんていらないのにと思っていたほどで、入りたての頃は無知のため鉄道模型をプラモデルやミニカーのようなお飾りもの感覚で捉えていましたので、例えば、小さい頃から鉄道模型に親しんできた方々とは、恐らくその感覚が今ならお恥ずかしくて失笑ものです。鉄道模型の一番とも言える醍醐味を理解していなかったわけです。もちろん、今は鉄道模型の走行というのは大好きです。
自身の追い求める風景や思い出を込めて描いたレイアウト、そして、そこに運行する鉄道模型たち、これが鉄道模型趣味の良さであり、導入車両の検討や整備、レイアウトへの向き合いなど、これら全てが楽しさも苦しさも含めて夢中になれるものだと思います。この趣味のもはや定番となっている模型店に行っては、あるいはネット通販店を見ては、いろいろあれこれ悩むだけではないんだよ、というところでしょうか。自分も走行する列車をただただぼーーーっと眺める環境の整備をまずは図りたいですね。
そういえば、過去記事でレイアウト上にありました白松のモナカの看板はまだ立っていますでしょうか。あれは妙にリアルだったので何だか感心してしまったものです。
また、お立ち寄りさせていただきます。
- 2023/11/08(水) 03:33:59 |
- URL |
- 空色の帽子 #-
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空色の帽子さん
もちろん鉄道模型はコレクション性が高い趣味です。収集専門で進むやり方を否定するつもりは全くありません。
その前提に立ちながら、鉄道模型は「走らせることもできてしまう」という点でミニカーやプラモデルとは異なる伸びしろがあるように考えます。この点を伸ばさないのはもったいない、という程度で当方の取組を生暖かく見守ってくだされば幸いです。
断続的に「新製品」なるものが発信され、お店からはそれらの入荷情報が発信され続けていますよね。価格高騰が顕著な現在ですから、この明らかにノイジーな中であえて進み続けるべきか。「これからどうします?」っていうことを考えても良い時期なのではないでしょうか。
他者の買い物を観察することは楽しいし、自由時間が少なければお店でひょいと何かを買って趣味の時間を楽しんだことにするっていうこともあります。でも「趣味=買い物」となってしまうことには戒めというか、自制心というか、自分の中のブレーキのようなものを持っていないといけない気がします。
「白松がモナカ」看板はまだ健在ですよ。どこぞのレンタルレイアウトで同じことをやっているようですが。
- 2023/11/11(土) 08:35:59 |
- URL |
- しなのさかい #-
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