こんばんは、しなのさかいです。
ここんところ、夜に帰宅してもぐったりしてしまい、模型方面に目を向ける時間が少なくなっています。
とは言っても、12か月のうちには、いろんな時期があります。
ここはポジティブシンキングで、毎年恒例の12月祭りを前にした休憩と思いましょう。
なんてったって最初から、このブログのテーマは「マイペースでのんびりと」なんですから。
さてさて、少々遅くなりましたが、今週はカトーから「10-810 北越急行683系8000番台 スノーラビットエクスプレス」が発売されました。
日本海縦貫線に惹かれる私としては、迷いなしの入線決定です。
実車が登場したときには、カトーからの発売を予想していましたし、カトーにおいてもやはり既定路線だったと思います。683系サンダーバードをベースにして作れちゃいます。
北越急行のカラーリングから「雪うさぎ」は連想しやすく、赤いフロントは精悍な顔つき。
特急「はくたか」の中でも北越車は、そんなカラーが受けているのか人気があるようです。

クロ681、クロ683は好みが分かれるようです。
私としては683の方、となるでしょうか。
ちょっと、パンダ顔ですが(笑)
今回製品のライトは、完全な白色LEDとなりました。
横に並べた681系のヘッドライトのLEDは、オレンジ色から電球色に換装してあります。

クロ683のサイドビュー。
北越急行のロゴはきれいに印刷されていました。

今度は隣にJR西日本車を置いてみました。
サンダーバードも今では北陸本線の王者。
こちらのクロ683は、LEDが電球色となっていますが、これはこれでリニューアル製品の証です。
初代品は、やはり「燃えるようなオレンジ色」でしたね。
話はそれますが、2004年に発売された683系が、まさか発売から2、3年程度でリニューアルするとは思ってもいませんでした。
なにせ、カトーの技術がひどく安定しない数年間でしたから・・・。
結果としてE231系も、短期間でリニューアルが重なる始末。
こういう買いなおしは、ホントつらいです。

北越急行車同士で貫通型を並べてみました。
奥の681系はライト周りがグレー、手前の683系はライト周りが赤です。
赤くなった683系の方が、より精悍、より力強い顔となったようです。
いかにも速そうですね。
時速160キロメートルですかあ。
北陸新幹線の開業が2014年とされています。
このとき、北越急行はどのようなターンを切るのでしょうか。
特急「はくたか」による利益は、この時に備えて積み立てていると聞きましたが、特急の乗客がいなくなるとなると、地元の乗客による売上だけで、あの高規格路線を維持していくのは至難の業かと思います。
そして、これらの特急車両の行方も・・・。
やはり、整備新幹線は、たとえ鉄道ファンであっても政治・経済の角度から見る方がおもしろいですね。
さてさて、今回の製品。
スペックとしては、681系と比較して最新仕様となっており、それはそれで満足なんですが、どうも首を傾げてしまう仕上げとなっています。
まずは、ここをご覧ください。

サンダーバードの金型を使ったため、もともと0番台の車体はモールドされた車番プレートが短いんですが、そのまま桁数の多い車番を印刷。
このようにプレートからはみ出て印刷されました。
それでもくっきりと印刷された文字に、別の意味で感激してしまいます。
最近のカトーの意気込み・こだわりからすれば、こういう仕上げは少々意外でした。
でも、これは仕様です。
あきらめなければなりません。
ただ、帰宅してからあらためて見てみると、どうも様子が変です。
こうなってくると・・・どうでしょう???

グレーの帯に赤色・・・

こちらは、白い部分に赤色が、まるでウエザリングのように飛び散っています。
色が赤だけに、不気味なウエザリング(!)
こうなると、さすがに仕様ではありませんね。
この2両は、その後お店で快く(?)交換していただけました。
ただ、このほかにも・・・

こちらは、SREロゴ付近ですが、やはり赤色でスジ状の付着物が見られます。
他のボディが、塗装が乾かないうちに、ここに接触したようで。
工場でボディを並べてた時にでも擦れたんでしょうか。
私は買いませんでしたが、昨年発売された「ばんえつ物語号」にこのような仕上がりがあったようです。確かにひどい仕上がりのようでした。
実は当時あんまり話題となりませんでしたが、ほぼ同時に発売されたリゾート21にも同じよう現象が見られたんです。
こちらは買ってしまいました・・・(爆)
買ってから悲しくなる製品ってなんなんでしょう。
* * *
Nゲージの品質が昔と比べてどれだけ向上しているかは、十分承知しているつもりです。
今回の製品も、以前と比べれば高度な技術で作られている訳で。
ただ、この技術向上と同時に価格も上昇しており、今回のような9両セットとなると、結構な財政負担となります。
そんな気持ちでお金を支払いながらも、帰宅してからこのようなボディの仕上がりを見ると、ホントにがっかりします。

どれだけの不具合だったら、お店へ指摘していいのかもよくわかりません。
いつも、どうしようか悩みます。
結局のところ、「自分の目」と「お店の目」がシンクロすることを祈るしかないんですね。
お店と常連客との信頼関係を壊すことにもなりかねないだけに、メーカー側にはあらためて出荷時のチェックを考えてもらいたいものです。
14系や313系、ソニックRの仕上がりが良かっただけに、油断していました。
次は八高線です。
単品での発売ですから、セット物よりは気楽な買い物を楽しめると思います。
ではまた。
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- 2009/11/15(日) 12:35:31|
- 鉄道模型(車両)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
インプレありがとうございます
私は、守備範囲外だった為スルーを決め込みました
どうもカトー製品の二重ラインは、鬼門ですね
卓越した印象把握と造形に定評が、あるだけに残念な事です
しかし店頭で見かけなくなるのが、早い処を見るとそれなりに評価されているのでしょう
来年に489系金サワ車が、リリースされておりチョット並べてみたくなります
本日中古店に並べてあったのには驚きました
- 2009/11/15(日) 17:40:13 |
- URL |
- 線路際の住民 #-
- [ 編集 ]
冬の湯沢遠征のときに初めて見ました。160km走行区間は体験していませんが速そうでした。
車体の仕上げに個体差が大きいのと、動力車のラビットスタートなど最近にKato製品の不安定さが目立ちますね。
683系は、歯を食いしばって我慢しました。その先が止まらなくなるので(苦笑)
- 2009/11/16(月) 09:20:36 |
- URL |
- イケレク #-
- [ 編集 ]
皆さま、コメントをありがとうございます。
このメーカー、時に神業のような製品を出すと思えば、このような仕上がりも出す訳で、あいかわらず不安定・・・。
このような時代に、このような値段の買い物です。
私たちも、メーカーに振り回されない(=ネタだけで飛びつかない?)購買行動を採る必要があるかもしれませんね。
- 2009/11/16(月) 20:41:36 |
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- しなのさかい #-
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