しなのさかいの駅前広場

ユートピアもモーターなしのままでしょうね

風林火山で鉄分補給2010(その3)

こんばんは、しなのさかいです。

「その2」からつづきます。

奇妙な場所に建つ「ファミリーロッジ旅籠屋 小淵沢店」で1泊した朝、線路際の住民さんからメールをいただきました。
内容は「韮崎中央公園にEF15が貨車と共に保存されています。見たらビックリしますよ」というもの。
EF15といえば、カトーから発売されたばかり。
さらにさらに、EF16は、昨日の朝、家を出発した直後に近所の模型店で買ったばかりです。

家族には「おもしろい公園があるらしい」と言い(この内容では嘘をついたことにはなりませんね)、鉄分補給の延長戦を行うこととしました。


小淵沢から30分程度で到着。
「韮崎中央公園」です。

駐車場に車を停めると、なにやら想定外のカラーが目に飛び込んできます。

R0013340.jpg

!!!
ナンだか不気味な茶色です。
とても「ぶどう色」とは呼べません。かえってシュールな印象です。

R0013349.jpg

しかし、どう見てもこれはEF15。
車番は198号機でした。202号機まで製造されましたから、これはもうEF15の中の最終形態です。
1986年2月10日、八王子機関区で廃車されました。


R0013343.jpg

線路際の住民さんが話題にしていましたので、カプラー周辺を撮ってみます。
カトー製品がいかに「ロケットパンチ」となっているかがわかりますね。
それにしても、この黒一色の重厚感はすばらしいです。


R0013406.jpg

車体中央の窓が1つ外れていました。
4歳の娘は好奇心旺盛。首を突っ込んで左右を観察です。


R0013347.jpg

首を突っ込んだ状態で左を向いてみました。
下には外れた窓ガラスが置かれています。盗難に合わなければいいのですが。


R0013405.jpg

続いて右側を見てみますと、運転席のドアが半開きとなっていました。
乗務を終えた運転士さんが、今にも出てきそうです。


さてさて。
ここの静態保存は、冒頭でも触れましたが機関車だけではありません。
EF15198の後ろには3両の「トラ70000」、トラ72379、トラ74778、トラ75013が連結されていました。

R0013374.jpg

反対の通路からは、トラの中に入れるようになっています。
ちょっとした集会スペースのような感じでしょうか。
Nゲージでは小さい存在ですが、実物に乗ってみると、案外大きい車両だなと感じた次第です。


R0013363.jpg

来月にはトミックスが再生産するトラ70000。
既に2両は持っていますが、もう少し買い足してみようと思っています。
内側はとび色なんですね。


R0013366.jpg

そしてシンガリは「ヨ5000」。
車番は、ヨ14041でした。
ヤード系貨車の時代の、標準的でメジャーな車掌車。
駅舎に転用されているものは見ることがありますが、現役当時の状態で見たのはこれが始めてです。


R0013371.jpg

ガラス越しに内部を見てみました。
「おう、今日は寒いなー」とストーブに両手をあてて語り合う車掌達…
そんな会話が、この小さな箱の中であったんじゃないでしょうか。
荒れ果てた車内をじっと見つめ、しばしの間、いろんなことを考えてしまいました。


*    *    *


思いもかけずに、貴重な資料をみることができました。
線路際の住民さん、ありがとうございました。

機関車だけの保存となると説明板を読まなければその用途がわからない…。
鉄道ファンでなければ、なおさらそうなります。
しかし、このような編成(ほぼ)丸ごとの保存となると、一目で「貨物列車の機関車」だと理解できます。
こうした保存を考えた市当局の担当者の方には頭が下がる思いです。

R0013367.jpg

かつて、こうした小さな貨物列車が、日本中をあたりまえのように走っていました。
そのことを再認識できるだけでも、この公園の保存は貴重です。
鉄道というと「旅客」だけで考えがちな今日ですが、こうした「物流」にも目を向け、その歴史に触れてみるのことも大切であり、鉄道を考える上での面白いアプローチだと思いました。


ところで。
貨物列車を眺めていた間、娘たちはどうしていたかというと…

R0013385.jpg

こんな感じで韮崎中央公園を満喫していました。
「おもしろい公園」という誘い文句は、嘘にはならなかったようです。
やっぱり、後ろの資料は、ただのスクラップにしか見えないんでしょうね。
仕方ありません(笑)


最終回「その4」につづきます。











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  1. 2010/03/31(水) 23:29:09|
  2. 駅ノート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
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コメント

こんばんは平民です。

家族旅行お疲れ様でした。
色々と楽しまれて来た様ですね!

自分もこのEF15撮影帰りに見物した事ありますが色はもう少し茶色だった気がします。

画像のEF15を見て連想したのがマイクロの999の客車でした。
TVでも、もっと濃かった様な気がしましたが製品の客車の色は・・・(以下略
  1. 2010/04/01(木) 01:54:21 |
  2. URL |
  3. 平民 #-
  4. [ 編集 ]

凄い公園ですね!!
機関車だけでなく貨車まで展示してあるなんて!

某鉄道公園さえ機関車だけでの展示なのに…

末長く綺麗な状態でいて欲しいですね。
  1. 2010/04/01(木) 08:02:35 |
  2. URL |
  3. もんち #8VFDsj1w
  4. [ 編集 ]

家族の皆様に喜んでいただけたでしょうか?
 何時も家族一緒に楽しめる場を持てる事ってとても大切なことではないかと思います
 この展示コンセプトは、鉄道車両単体と云うよりも列車という概念で展示した
素晴しい方法でしょう。

 何気にトラの表記もしっかりしているようで 担当者の意気込みが伝わりますね
  1. 2010/04/01(木) 09:22:38 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

お疲れ様でした。お子様も楽しんでもらえて良かったですね。
韮崎にこんな公園があったなんて知りませんしたよ。
今度のぞいてみたいと思います。

おおっ、延命の湯はつい先日行ってきたばかりですぅ。
実は小淵沢駅にも行ったんですが、車止められなくて。
(もっともその時はカツサンド知らなかったわけですが)
そのうちまた行ってきます~
  1. 2010/04/01(木) 16:58:51 |
  2. URL |
  3. TENE #YG9ONXHE
  4. [ 編集 ]

家族サービス?お疲れ様でした。こんな素晴らしい場所、
いつまでも残してほしいですね。
  1. 2010/04/01(木) 20:17:26 |
  2. URL |
  3. 日本高速鉄道㈱ #E6kBkVdo
  4. [ 編集 ]

「韮崎中央公園」

なるほど。ここが有りましたね。
車両の傷みがちょっと気になりますが、
このような形態の展示は普通の公園では
余り例がないので、貴重ですね。
  1. 2010/04/01(木) 23:21:18 |
  2. URL |
  3. 北の扇形庫から #Wd3nJgFU
  4. [ 編集 ]

もんち様、日本高速鉄道様

保存車両に目を向ければ、身近なところで楽しめるかもしれない。そんなことを感じた旅でした。
山中にも放置されている車両がありますよね。ちょっとした廃線探訪のような気分です。

平民様

平民様も行かれてましたか。この茶色、屋根の機器からパンタグラフにまで塗られているようなので、ますますわからなくなりました。退色したとしてもちょっと…

線路際の住民様

ホントにありがとうございました。
子どもたちは「貸切ロープウエイ」に満足していたようです。EF15、デッキ付き機関車にはあらためて産業機械の魅力を感じてしまいました。

TENE様

どうもどうも。
山梨県にはまだまだ隠れた魅力がありますね。
「延命の湯」はお客さんが多く、周辺の宿泊客にも完全に当てにされているようでした。
  1. 2010/04/01(木) 23:24:14 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

北の扇形庫から様

名寄のキマロキ、計呂地のC58+客車のような展示ですね。関東近辺ではあまり聞きません。
小金井公園にも行ってみたくなりました。たった2両ですが。
  1. 2010/04/01(木) 23:26:35 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

初めて知りました

このような展示があったんですね。
知りませんでした。
貨物列車そのものを提示なんて、すごいですね。
と同時に珍しいですね。
EF15の静態保存機があったと言うのもびっくりです。
連結器のロケットパンチ(^^)
これは若い方にはわからないネタかも知れませんね(^^;
ヘッドライトから光子力ビームなんてどうでしょ(^^;
  1. 2010/04/02(金) 08:57:44 |
  2. URL |
  3. 隠密 #oKzxZbq2
  4. [ 編集 ]

ヨッパライの「ヨ」、なつかしいっすね~。

白熱球1コの薄暗い車内。
ダルマストーブの着火剤は、ポケットティシュ大しかなく着火失敗すると一晩中凍えます。

うまくいけば、ストーブが熔けてしまうように真っ赤になり、暖かくなります。が、遠くで発車の汽笛が聞こえ、ガチャガチャと連結器の音。60両も繋げば最後部は「ドカ~ン」と大音響とともにとばされます。
目の前の煙突を、思わずわしづかみ(@_@)

交替で乗り込んだ車内が臭い。
石炭の上に前任者の遺失物。着火剤はその下。

真冬に緩急車の窓は全開でした。

書いたらキリがないほどいろいろありました。

宿と公園、行かねばなりません。
  1. 2010/04/02(金) 18:16:05 |
  2. URL |
  3. イケレク #-
  4. [ 編集 ]

隠密様

EF15の静態保存は確かに珍しいですね。
国鉄時代の車両にはまだまだ探せば会えそうです。
  1. 2010/04/02(金) 20:37:58 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

ヨ!

イケレク様

コメントお待ちしておりました。
さすがです。リアルすぎます。逆に楽しく読ませていただきました。やはり小さな箱にいろんなドラマが詰まっていたんですねー。
  1. 2010/04/02(金) 20:57:36 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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