しなのさかいの駅前広場

スカ色がたくさんやってくる月末

トミックス・キハ183系0番台(新塗装)

こんばんは、しなのさかいです。

トミックスからひっそりとキハ183系0番台(新塗装)が発売されました。
D51498やハイパーD、北斗星ばかりが話題となっていますが、あえてこれを話題にしたいと思います。


R0015487.jpg

製品はなぜか「国鉄」を名乗っています。
ですのでJRマークはインレタ対応です。
ちゃんと付属していました。
先に発売された550番台はJRマーク付き。大きく異なる点です。
ちょっと不思議ですね。
そういえば、わざわざ国鉄特急色のキハ182が併せて再生産されました。
トミックスは、ごちゃまぜ編成を推奨しているようです。



R0015480.jpg

ヘッドマークは「北斗」がデフォルトで装着済。
オプションで「おおとり」が付いています。
ライトはLEDで、発行状態としては青白い感じ。
いいですね。


R0015479.jpg

キハ183を真横から。
前面の赤い帯がサイドに回り込んでいるデザインですが、水平ではなく、なんとなく上へはねているような?
この現象は、先に発売された国鉄特急色仕様にも見られました。
でも、気になってのたうちまわるレベルではありません。
塗装も良好でした。



R0015485.jpg

0番台ですから、客窓まわりの黒いフチは550番台に似せた「なんちゃって」です。
蕨方面の「窓が補強されたやつ」に近い雰囲気です。
この頃(1986年頃)は、やたらと窓枠を黒くする車両が流行りました。
大型窓だと思って車内に入るとなんのこたーない、とがっくりした思い出がよくあったような気がします。



R0015482.jpg

このセットの目玉は、やはりキハ183-100のようです。
が、ボウズ君もそろそろおなかいっぱいです。


BMTN対応、貫通ホロ別パーツ化等々。
このリニューアルがきっかけで、当方の所有するキハ183系も両数が大きくなりました。
カプラーポケットのカットには覚悟が要りますが、走らせて遊ぶためにも、ここは「えいやあ」で施工してみようと思います。
なんてたって、蕨方面の車両が我が家を巣立っていくときに落としていったBMTNが大量にありますから(大笑)

そういえば、同時に発売された「とかち」セットは、限定品。
2セットのうち、どちらか一方を限定品としなければならない理由がよくわかりません。
キハ183車掌室付にそれほどの希少性も感じられませんし。
「新塗装」の人気がそれほどでもないことを見越して、どちらか一方に「限定品」と冠したのでしょうか。
確かに、昔の漁り買いをしていた当方でしたら、両方買っていたような気がしますが。

「限定品」を見向きもせずに「通常品」を買う。
当方もだいぶ変わりました。



*     *     *



トミックスのキハ183系は、1982年発売の初代0番台、1987年発売の2代目0番台、1989年発売の初代550番台を経て、結局HG化されることがないまま、静かに同社の看板シリーズへと成長しました。
それだけに床下の金型の考証もしっかりしており、このラインナップが他社にひっくり返されるような事態だけは、ちょっと想像できません。
そういえば、かつて蕨方面がキハ182だけを製作しましたが、結局それに続く車両はありませんでしたね。

ただ、ひっかかる点も。
それは現行550番台のボディの反りが大きいこと。
つなげると岩国の錦帯橋のようになります。
金型が曲がっているとは思えませんので、工場の工程に何らかの原因があるのでしょう。
初代550番台がほとんどまっすぐに仕上げられているだけに残念でして、これだけは改悪と言わざるを得ません。
このため、HET現行品は泣く泣くスルー、新塗装現行品はハイデッカー車欲しさに購入して初代品と共に寝ています。

今回あえて国鉄色の中間車を再生産したように、キハ183系は「遊び方の提案」を含めて販売していくのであれば、0番台と550番台の混結が違和感なくできるよう、早急に改善していただきたいものです。



□     □     □



1987年7月22日。
青函連絡船・摩周丸から見たはじめての北海道の車両が、このキハ183系新塗装でした。
夜行便でしたので、明け方。
函館駅で待つキハ183は、まさに2枚目の写真のように青白く「北斗」のサインを出していました。

そんな思い出のある車両ですので、当然に旧製品も購入。
が、「スーパーとかち」がリニューアルされたときに、ふと思うことがあり売却。
このたび、数年ぶりに我が家へ戻ってきた格好です。



最後に、こんなひどい写真でお別れです。

IMG_0096.jpg
(1987年7月22日 札幌駅にて)


ではまた。




スポンサーサイト



  1. 2010/12/03(金) 23:52:34|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<元東急7000系シリーズ 鉄コレ化記念 | ホーム | 北斗星オシ24に室内灯を付けてみる>>

コメント

最後の札幌駅画像をNゲージで再現出来る様になりました
注目度が、高い割に製品化されにくかった
北海道の車両もキハ183のバリエーション展開により厚みが、増した様に思えます
新製品キハ183は、車体に変形を見る事の無い様で もしかしたらメーカーサイドの改善がなされたのかもしれません
私も今回の導入を検討しましたが、カトー製品と発売時期が重なる事も考え余裕が出来てから再度検討する事にしました
ここ数年こんなに余裕を持って購入の計画を立てるなんて ありませんでした
尤もそれが、当たり前なのかもしれませんね
  1. 2010/12/05(日) 09:51:41 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

トミックスのキハ183系も初代が実車登場から比較的早い時期に製品化されて以来、HG化こそされていませんが改良リニューアルされて新形式も追加されるなどトミックスにおける一大勢力となっているのは嬉しい限りです。
余り次々とやられてもお財布が悲鳴をあげますが・・・。(汗)

私自身今回の基本番台の新塗装は旧製品のは持っていますが、この塗装の頃の実車は余り見てないんです。
  1. 2010/12/05(日) 19:16:33 |
  2. URL |
  3. 北の扇形庫から #Wd3nJgFU
  4. [ 編集 ]

最後の写真の並びが気になります。それにしても、キハフリークの私には
つらいですね・・・。京〇30002本が来ますので、我慢ですぅ!
  1. 2010/12/06(月) 21:33:02 |
  2. URL |
  3. 日本高速鉄道(株) #E6kBkVdo
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sinanosakai.blog100.fc2.com/tb.php/728-132de1a9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)