しなのさかいの駅前広場

やっと来るのは、青い空。

第50回静岡ホビーショー(その5)

(その4からつづく)

【モデモ】

ハセガワモデモのブースでは、広島電鉄のグリーンムーバ―がS字カーブをくねくねと走っていました。

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当方はこの車両がNT100で出るのではと思っていました。
が、結果はペコちゃんでしたね。
でも、この現代チックなLRTもこうしてすぐに製品化されたのですから、人気も高いものだったようです。

ところで。
完成品LRTでは、カトーのポートラムが先行して発売されましたが、市場を見る限り、供給過剰の様子。
初回ロットがすぐに叩き売りアイテムになったのは記憶に新しいです。

単なる勘ですが、このグリーンムーバーは順調に売れるのではないでしょうか。
どうもカトーの車種選定は間違ったような気がします。
もちろんバリエーション展開を考えれば無難ですが。
そういえば、カトーは万葉線を会場発表で打ち上げたんでしたっけ…。
最近のカトーとは思えないKYぶりに、とある老人の影を感じます。

興味深く、このNT123の売行きを見守りたいと思います。



【さんけい】

ペーパーストラクチャーで快進撃するさんけい。
グーチョキパン屋をやるとは。
次は天空の城か??


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今回、目に留まったのは、この空港管制塔です。
144分の1の飛行機モデルとのコラボレーション。
トミーテックがなかなか凝った飛行機やヘリを発売しているんですよね。

かつてのグリーンマックスのカタログに見られた飛行機プラモとの遊び方を思い出します。
YS11、モヒカンルックの全日空あたりとの組み合わせを思うと、ワクワクしちゃいます。



【アオシマ】

建築ロマン堂シリーズの第2弾は、立体駐車場でした。

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このようなパーツ構成。
土台パーツを見ただけでも、このキットがどれだけ大きいか把握できます。


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どんなに大きいストラクチャーでも、屋上部がポイントだと思います。
上からのぞきこまれる宿命を背負っていますから。
坂道と平面の境界の段差は目立ちますが、フェンスは第1弾「団地」のそれよりもシャープ。
期待できます。
フェンスだけでなく、全体的に「団地」よりも繊細な作りになったような気がします。


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カーコレクションの車も豊富なラインナップとなってきましたし、屋上にガンガン駐車させて眺めるような遊びもできる訳です。
おもしろい着眼点を持った製品ではないでしょうか。
この製品も、発売後の売れ行きが楽しみです。



【グリーンマックス】

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私鉄車両を中心に完成品をリリースし続けるグリーンマックス。
様々な方や同社のブログで多くのレポートがなされているので、当方からは遠慮させていただきます。
それにしてもTJライナーの塗装、きれいでした。


当方が注目してしまったのは、会場発表となるこちら。

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団地、キタ―!!!!!!
しかも、マイクロエース的にいうところの「登場時」と「晩年型」の2タイプ。
「日本住宅公団」と「UR」の2つを作り分けるようです。

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しかも、URの商品化許諾をとったというところが面白い。
なんとなくお茶を濁してしまうのではなく、正面突破でURにあたり、オリジナルの寸法を把握して設計したそうですので、このように試作品でも破たんはないように見えます。
さらにさらに。
UR版は何度も大規模修繕を繰り返したような特徴まで押さえているみたいで。
想像ですが、URもまさか商品化の許諾を求められるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。
同社初の完成品ストラクチャーモデルとなるそうですが、屋根裏のカットラインで切断してつなげば、4階段タイプに拡張するとのこと。
ちゃんと応用を考えているのですね。

2730円。10月発売予定。
ウルトラマンの人形なんかとコラボする人もいるかな?
団地ブームということもありますから、鉄道模型以外の世界とマッチすれば、おもしろい展開が待っているかもしれませんね。
先の空港管制塔と同じように。
担当の方にお話を伺ったところ、業者内覧日には関心をもつ方々が多数おられたそうです。



*     *     *



こんな感じで見てきました。
メーカー各社の方針や戦略を、4人でいろいろと考えさせていただいたつもりです。

そんな各社の中で、市場から脱落しかけているようなメーカーが見受けられました。
ちょっと心配ではあります。

1990年台は「飢餓の時代」。
2000年台は「飽食の時代」。
ここ20年間のNゲージ市場を俯瞰すると、なぜかそんな180度相反する概念で見てしまいます。
そして今の市場は、まったく新しい局面に入ったような気がしてしまうんです。
結論付けはまったく早いのですが、「仮に」という前提を付けさせていただければ「見極めの時代」といったところでしょうか。

メーカーもユーザーも、腕を組んでじっくりと考え、何度も同じことを繰り返し検討して、なにかをやるか、若しくはなにもやらない。
なんとなく1980年台前半の「カタログをじっくり見て、模型屋さんに行く」という雰囲気に似ていますが、2000年台を経ていますので、品物の種類が圧倒的に違います。
新規も古参も関係なく、メーカー各社には、市場の中での立ち位置を早い時期に見極め、そこに根をおろして、退場することなく、さらに市場を盛り上げていってもらいたいものです。


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Zゲージ。展開の速度が気になります。
当方の思い過ごしであれば、それはそれでいいのですが。



この後は、タクシーで「静岡グランシップ」へ。
「トレインフェスタ2011」を見てきました。
レポートは、また後で。

ではでは。





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  1. 2011/05/15(日) 04:29:01|
  2. 鉄道模型イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

しなのさかい様、皆様、出撃大変お疲れ様でした。

URブランドの団地には大変驚きました…
GMもアオシマなんて強敵が(?)出現し本腰をいれてきたのでしょうか?
公団住宅のキットも使い方によれば色々と楽しめます。



さて、新製品のラインナップ見ると…
やはり、しなのさかい様がおっしゃる様に『よ~く考えてモノを買う』時代になってきましたね

各メーカーの商品展開を見定める、自分の考えで取捨選択を迫られるそんな風に思いました。

  1. 2011/05/15(日) 07:26:49 |
  2. URL |
  3. もんち #8VFDsj1w
  4. [ 編集 ]

団地…されど団地!
日本の風景には、無くてはなら無いアイテムだったんです
ジオコレで無く GMからリリースしたところは、流石に 作る楽しみ! と云ってきたメーカーの面目躍如でしょうか。
メーカーも時代の流れの変化を 着実に掴んでいる様に感じました。
考える時代 若しくは、多様性の時代かもしれません。
一大ブームが、去った後に残り 自分の方向性を持ったユーザーを見極めいるのかもしれませんね
ある意味では、本来の鉄道模型趣味に戻るのでしょうけれど…
  1. 2011/05/15(日) 08:38:04 |
  2. URL |
  3. 線路際の難し住民 #-
  4. [ 編集 ]

市場の流れが、見極めの時代にてんかんするタイミングで 出てきたZゲージのこれからを注目してゆきたいですね
矢継ぎ早に商品を展開させるのでは無く
自らの方向性を アピールする事で商品の展開を計って行って欲しいものです
既に 矢継ぎ早の商品展開を目論んだ結果
市場から撤退を余儀なくされたメーカーの事は記憶に新しいところですね
  1. 2011/05/15(日) 10:32:09 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

ペーパー製の建物には、驚きました。
しかも、管制塔。
でも、意外なほどハイプライスでした。

で、模型ではじめてみた立体駐車場。
担当氏に、「ここまできたら大規模小売店もどうでしょうか。」と水を向けたら、戸惑ってましたね。

そして、団地。
はじめて見ました。
昭和40年代にはやった形ですね。
製品化に向けての話、しなのさかい様、さすがです。
担当氏も満面の笑みでした。
あきらかに鉄ではない人からも、問い合わせが多かったようです。

今回ほど、鉄道模型を取り巻く状況と各社の考え方がはっきりした年はなかったように思えました。
何か、変わり目に差し掛かったような気がします。

しっかりとしたリサーチとビジョンを持って、
各メーカーとも、地に足がついた展開を期待してます。
  1. 2011/05/18(水) 23:24:18 |
  2. URL |
  3. イケレク #-
  4. [ 編集 ]

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