しなのさかいの駅前広場

やっと来るのは、青い空。

志津川のC5816、そして陸前高田駅

こんばんは、しなのさかいです。
もう少しだけ、お付き合いください。



R0016344 (2)

南三陸町。
志津川・松原公園に保存されていたC5816。


R0016345.jpg

R0016341.jpg

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R0016343.jpg

ただただ、津波の力とはもの凄いものだという感想しかありません。
震災前の様子はこちらのHPを。



R0016346.jpg

街は、この地方特有の深い霧で覆われていました。
右に見える建物は、4階まで津波の被害を受けた志津川病院です。
360°見渡しても、人々の生活は感じられません。
しばらくの間、呆然と立ち尽くしてしまいました。



*     *     *



R0016390.jpg

こちらは大船渡線・陸前高田駅。
ちょうど駅舎に入ろうとする位置です。
視界を遮るものが、何もありません。



R0016383.jpg

ホームに立つと、一部だけ残った線路が砂に覆われていました。
バラストは流されてしまったようです。
左奥が大船渡方面。



R0016385.jpg

反対側、気仙沼方面を見ます。
中央奥に見える陸橋の下に線路は続いていました。



R0016391.jpg

駅舎から出たあたり。
駅前にはロータリーがあって、駅前のメインストリートが町の奥へ…。
手前の白線は、タクシーの駐車場だったのでしょう。



R0016376.jpg

当方の暮らす街の生活とほぼ同じ生活が、ここにはあったのです。
震災前の町の様子はこちらのHPが参考になると思います。



□      □      □



このような写真を掲載すべきか、しばらく悩みました。
いろいろな誤解を生む可能性があるし、そうであるなら掲載しない方が無難ではないかと。

しかし…

津波の被害を受けた土地が、いまだにそのままの状態であるという「事実」だけはお伝えしたかった。
ただ、それだけの思いで、この記事を更新させていただきます。



あまり多くを語るのはやめておきます。
1分、1秒でも早い復興を祈るばかりです。

ではまた。




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  1. 2011/07/10(日) 16:50:48|
  2. 駅ノート
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  4. | コメント:14
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コメント

おお!行ってたんだね。お疲れ様でした。
みんなコメントしづらいだろうけど、私は実際に行った身として同じ気持ちだと思うから、あえてコメントいたしますよ。
私は志津川小学校にこもりっきりだったから、一望できる高台から平原と化した街を呆然と眺めるだけでした。夜も被災者の方々と一緒だったので、極一部の人たちと震災時のお話をするくらいしかできなかった。だから、街中に横たわるSLなんてまったく知りませんでしたよ。100t近くあるSLがひっくり返るなんて、想像を絶しますね。
これだけの惨状を見てくればショックも大きいだろうから、メンタル的にも心配な部分があると思うけど、こうした実情をみなさんに知ってもらうということで情報を吐き出した分、楽になると思います。
この街の復旧がなかなか進まないのは当たり前だと思う、あきらめようと思うくらいすごい。でも、街を元通りにする前に、被災者の方々が何とか現状から脱して普通らしい生活ができる=仮設住宅で生活ができるようになる。まずはこれを願おうじゃありませんか。道のりは長いけど、間違いなく前進しているんです。
それにしても、写真から随分と広範囲を移動しましたね。10日間っていうのも、私からすれば倍の長さです。肉体的にも精神的にも疲れたと思いますので、本来の仕事に戻って、しなのさかいさんの元の生活に慣らしてください。
私はまた2度目の支援に行けることを考えています。
長文、すみません。
  1. 2011/07/10(日) 20:19:03 |
  2. URL |
  3. キハ181つばさ #LWshcgts
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ううぅぅ

言葉が出ない惨状ですね。
隠密もボランティアの後方支援の一部をやっていますが、実際に現場に行かれた方々のご苦労は計り知れないものがあります。
東日本大震災の陰にかくれて忘れられがちですが、3月12日の長野県北部大地震の被災地もなかなか復興が進みません。
小さい子どもがいる家庭は村を出る人が続出しているそうです。
そして先日の松本大地震…。
次は江戸時代以来の善光寺地震が発生するかも…。
  1. 2011/07/10(日) 21:33:28 |
  2. URL |
  3. 隠密 #oKzxZbq2
  4. [ 編集 ]

視野を遮るモノが、無くなった光景を見ると 1000年に1回と云われる地震.津波のパワーと 住んでいた人々の営みが、失われる虚しさ残酷さを感じます
私の職場に於いても 現地支援で現場の実態を聞く度に悲しくなりますね
しかし 先人の言い伝えではありませんが、この災厄を如何に後世に伝えるのか? 残された者の勤めではないかと
横たわったC58は、語りかけている様に思います
  1. 2011/07/11(月) 08:19:35 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
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キハ181つばささん

10日間は、少々長かったですが、それだけいろんなことを見て考えることもできました。
何よりも、普段より懸命に?働いた気がして、とても充実していました。
確かに、もう一度と言われれば、明確に断ることはないような気がします。
市街地の状況は絶望的ですが、仮設住宅等、少しずつ復興へ向けた前進が続いているのですね。
これからも町の復興を追跡していきたいと思います。
  1. 2011/07/11(月) 20:38:33 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

隠密さん

気仙沼にいたときに、松本の地震。
「おひさま」が終わった途端の地震でしたから、びっくりしました。
善光寺平は大丈夫でしたでしょうか。
栄村の地震も大変なものだったと記憶しています。
3月12日の深夜、新宿のビルにいて飛び込んだ緊急地震速報は、予想もしない長野県に×印をつけてましたっけ。さすがに震えました。
三陸のどの場所も、人口の流出が止まらないようです。
東京都の三宅島も、2000年の噴火前の人口には戻っていないとか。
首都東京に大地震が起こったら、東京の人々はどこへ行けば…。
考えただけでも恐ろしくなります。
  1. 2011/07/11(月) 20:44:33 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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線路際の住民さん

C5816との出会いは、まったくの偶然でした。
周囲を見渡したら、想像を絶する光景が。
テンダーから時計回りにぐるりと回って、煙室扉のナンバープレートと目が合って…。
そうですね、この機関車は何かを語っているんだと思います。

  1. 2011/07/11(月) 20:50:46 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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私もようやく

被災地に行くことができました。
私は小泉地区で、崩壊した気仙沼線の高架(橋桁に住宅の屋根が乗っかった所)を背に、津波の先端部に近い場所で片付けをお手伝いしてきました。
信じられない光景が延々と続いて、人力でどうするの?という地道な作業の繰り返しです。
画像で、ごく一部を切り取ったのとは桁違いの光景に言葉が出ませんでした。

行政も大きなところから手を付けているようですが、末端まで全然届いていないのが現状です。
市民ボランティアにできることは、そうした穴を埋めていくことと、市民の目線で見えることをサポートしていくこと。
そして、支援経験者は現場の様子を伝え広めて、一人でも多くの人が現状を自らの目と耳で体験していただくきっかけを作ることだと思います。
永田町は遊んでいる場合ではない、これもいっそう強く思いました。
  1. 2011/07/14(木) 08:38:48 |
  2. URL |
  3. ほびポッポ #X5apu/Ic
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小泉もたいへんでしたね

ほびポッポさん

はじめまして。こんばんは。
小泉地区に行かれたんですか。
おつかれさまでした。
本吉地区に入って飛び込んだ荒野、あの鉄建公団規格の高架線上に乗り上げた民家の残骸の数々に当方も目を疑いました。
PC製の高架桁も落ち、陸前小泉駅も築堤ごと流出して、小高い丘だけとなっていましたね。
肉眼で見るあのパノラマは、「がんばろう」というセリフを虚しくさせてしまうほどの破壊力がありました。
議席を持つ方々には、あの場に数時間立って考えてもらいたい。そんな思いです。

被災地に思いを向ける、そんなきっかけづくりにもなればと思い記事を更新しましたが、ほびポッポさんの支援経験者に課せられた仕事、というお言葉に救われた思いです。
これからも、自分に何ができるのか、考え続けたいと思います。
  1. 2011/07/14(木) 23:01:38 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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かわいそうな機関車...

はじめてコメント致します.

しなのさかいさんのC5816の写真,心にずしんときました.
それから,線路際の住民さんの「残された者の勤めではないかと横たわったC58は、語りかけている様に思います」というコメントには,自然と涙が出てしまいました.
私は,東北のことに関しては全くの無知ですが,隠れ鉄道マニアからみて,
人だけではなく「生きた鉄道」も被災したことが十分伝わってきました.

最近の月刊鉄道雑誌にも鉄道被災に関する掲載に賛否が分かれている印象を受けます.
数号前のA雑誌には,コラム欄に「被災の写真は我々の雑誌製作の主旨に反する」とまではっきり書いてありました.私はそれは間違っていると思います.

多くは語れませんが,
鉄道も人と同じように被災して,とても辛い思いをしているのではないでしょうか?
トーマスのようにC58に顔がついていたら,きっと何かを語ってくれるでしょう.

被災地から離れた場所に住んでいる者にとって,掲載された写真はとても衝撃的でしたし,知らなかったことがたくさんわかりました.
私は個人的には,非力ながら被災した方をお助けすることができないのですが,
このようなことが再び起こらないようにするためにも,心に留めて震災を後世に伝えられればなと思いました.

掲載していただきありがとうございました.
長文で失礼しました.
  1. 2011/07/22(金) 23:24:02 |
  2. URL |
  3. さぶりな工房 #e6H08sX6
  4. [ 編集 ]

コメント、ありがとうございました。

さぶりな工房さん

はじめまして。
コメント、大変ありがたく思いながら読ませていただきました。
鉄道雑誌ではそのような考えがあるのですね、知りませんでした。

JR東日本と言えども、地方線の現状は相当厳しいものがあります。
先日の気仙沼・大船渡線に係る会合では、地元負担も発生するであろうとの見通しがあったと聞きます。
過疎に苦しむ地方が、どうやって過疎により少なくなった税収から負担金をねん出できるのか。
「自治体の負担を無くせ」と短絡的な主張をするつもりはありませんが、そのような議論をかき回す役目がジャーナリズムに求められているはずです。

鉄道ジャーナリズムを標榜する某雑誌は、ジャーナリズムどころか、鉄道会社の提灯記事を書くだけとなっています。
そういえば福知山線の脱線事故についてもダンマリを決め込みましたっけ。
いろいろと評価も分かれますが、某元毎日新聞記者のライターは、そうした内容にもどしどし切り込んで、ジャーナリズムの視点を貫いていました。
そんな臭いは、今の鉄道雑誌にはまったくしません。

鉄道の写真は「趣味として楽しむもの」だけではないような気がします。
もっとも、そうした視点だけで雑誌づくりをしているというのなら、仕方ありませんけど。
ただ、そうした視点を広く一般化して、被災した鉄道の様子を撮影することがタブーになる、というのはおかしいと思います。

記事を更新した後も、迷いがありましたが、さぶりな工房さんのコメントを読んで、あらためてそんな思いを抱いた次第です。

さぶりな工房さん、またコメントをお寄せください。
ありがとうございました。






  1. 2011/07/24(日) 00:03:30 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

自然現象

前回のコメントではご挨拶もせず、HNの変換も間違えていました(恥) 失礼しました。

この話題はきっといつまでも終わることがないと思います。
私が参加した支援団体の中には津波に呑まれて生還し、地元の再建に尽力されている方がいらっしゃいます。
その方は講演会で「これは自然現象であり、私たちも自然の一部である以上現状を認めなければならない」とおっしゃったそうです。

現実を現実として認識し、これからどうしていくのかを考えること。これが生き残っている(生かされている)私たちの役目と感じています。
商業ベースの発想で、都合の悪いことや不利になりそうな案件を静観することや、右に倣え的な行動はいかがなものでしょうか?と思います。
震災をきっかけにメディアのあり方、価値観も問われているはずです。
  1. 2011/07/24(日) 19:11:46 |
  2. URL |
  3. ホビぽっぽ #n4jaW67w
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ホビぽっぽさん


再びのコメントをありがとうございます。

とにもかくにも、現地へ行けない人々に、あの気仙沼線や大船渡線の壊滅的な、ボー然と立ち尽くすしかないような風景と現状を知ってほしい…。
そんな単純な思いから、こんな写真を掲載することとしました。
ホビぽっぽさんのおっしゃるとおり、事実を把握して、どうしたらいいか、たくさんの人が考え始めればいいのです。
そのための、思考の出発点としてこれらの写真を受け止めていただければ大変光栄です。
せっかく鉄道を考えるメディアであるのですから、本当なら歴史ある各鉄道雑誌が、そうしたきっかけづくりをしてくれればいいんですけど…。
やっぱり「鉄道趣味」だけを応援する雑誌、なんでしょうか。

当方も、帰宅してから考え続けていますし、これからも考え続けます。
では。
  1. 2011/07/24(日) 22:39:47 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

鉄道とはパートナーだから...

しなのさかいさんご返答ありがとうございます.
再びコメントを送ります.

昨日から大々的に中国高速鉄道の脱線事故が報道され,これまた衝撃的な映像を目に致しました.
いろいろ賛否両論はあるとはいえ,鉄道は鉄道.
脱線風景は心を痛めるものであり,直接被害に遭っていなくても,どうしてこんなことが起こってしまったのかと,素人ながら考えさせられます.

さて,もう一度よく読んでみると,しなのさかいさんが撮影されたC58は「公園で保存されていたもの」です.
テクニカルな人的事故などで横転したものではないのです.
この機関車は,震災前はきっと公園でひっそり過ごされていたのでしょう.
公園に来る人たちの心をいやし,きっと機関車の力強さ,夢と希望を与えていたに違いありません.
なのに,歴史に残る大天災で横転.
それ故に,何度C58の映像を見ても涙が出てきます...

もし,普段通勤などで使っている電車や線路,駅が突然天災でなくなったとしたら,どう思うでしょうか?
とても悲しくなりますし,とても困ります.
そして,いろいろな人にそのことを知ってもらいたいと思うのではないのでしょうか?

鉄道は友達だし,仲間だし,大事なパートナーです.
被災した鉄道も,鉄道です.はやく元気に回復してほしい!!

そのためには,たくさんの情報をたくさんの人に知ってもらうことが大切なのだろうと思います.
ホビぽっぽさんのコメント「商業ベースの発想で、都合の悪いことや不利になりそうな案件を静観することや、右に倣え的な行動はいかがなものか」というのは全くの同感です.
「嫌いなものには蓋をする」的な消極的な社会風潮はとても寂しいです.

と偉そうなことをたくさん書いていますが,現地の被災状況は全く無知です.
しなのさかいさんのような,たくましい? 力強いサイトは,これから毎日チェックして行きたいと思います.
これからもいろいろなことを教えてください.

本日も長々とたいへん失礼致しました...
  1. 2011/07/24(日) 23:40:15 |
  2. URL |
  3. さぶりな工房 #e6H08sX6
  4. [ 編集 ]

さぶりな工房さん、ありがとうございます。

さぶりな工房さん

お褒めいただきました。
ありがとうございます。
プロフィールにもありますとおり、マイペースでのんびりとやっています。
長続きさせるためには、身の丈にあった更新をしないとダメなんですね。
かつて、とある模型クラブに所属していましたが、身の丈に合わない活動をし始めましてね。
無理がたたって、そのクラブは一気に瓦解しました。
そんな反省もあって、その頃の気の合う仲間とブログをシェアしながら、2年間やっています。
そうしたひっそりと地道にとやってきたことで「力強いサイト」というお言葉をいただけるのならば、これほどありがたいことはありません。
「駅前広場」は、その通り「ひろば」ですから、いろんな方に来ていただくことは本望です。
これからもごひいきに、お願いいたします。
  1. 2011/07/25(月) 20:48:34 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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