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KATO C622号機 ちょっと気になること

こんばんは。北の扇形庫からです。

カトーのC622号機が発売されて1週間余りが経ちました。
手にされた方はその出来栄えにニヤリとし、続く3号機と客車セットの
発売を心待ちにしていることでしょう。

もう既に多くの方々がブログ等でインプレをアップされていますが、量産品とは言え、
特定番号機としてはよくぞここまでやってこの値段で抑えてくれたと思っております。
走行性能に関しても東海道型・18号機の時に問題となった重連時の不具合も重連を前提とした「ニセコ」用ゆえに新たな動力ユニットで解消されております。

このあまりにも有名なC622号機は私にとっても現役当時に地元小樽に住んでおり、「まりも」
「ていね」「ニセコ」時代に渡って、実際に何度も乗って見てきた者としましては大変に思い入れ・思い出の有る罐です。

このモデルを手にして感じたこと、気になったことを記してみたいと思います。

IMG_0968.jpg
実車ではデフ前端の手すりとともにクロームメッキかステンレス製だったのかシルバーに輝いていた煙室戸のハンドレールはモデルではシルバーのプラ一体なので、ノブの部分を黒で塗ってやると良いですね。


IMG_0969.jpg
ここに注目!フロントデッキの欠き取り部分。北のC62の特徴です。
96にも同様な改造が見られます。ほんのわずかな部分ですが、表現されています。
東海道型・18号機をお持ちの方は見比べてみて下さい。

あと、東海道型・18号機で既に表現されていましたが、日立・汽車製C62の特徴である、シリンダカバー上部の張出し。軌間がオーバースケールのNゲージですがよく表現されていますね。
ちなみに川崎製は張り出しがほとんど無く、C59のようにストレートに近いです。


IMG_0970.jpg
煙突部分ですが、回転式火の粉止めが表現されています。
築港に配置されたC62は最後にやってきた15,16号機を除いては火の粉止め装備のために車両限界を超えないように煙突を30ミリほど切り詰めています。
私が思うにはもう少し煙突が太くて短くても良いかなという印象です。
スケール寸法的にはもしかしたら正しいのかもしれませんが、見た感じの印象でちょっと細くて長いように感じました。
回転式火の粉止めは上方に向かってテーパーが付いて径が狭くなっているように見えます。もう少し形が何とかならんのかな?と思います。

火の粉止めに向かってボイラに沿って細い銅パイプの配管がありますが、モールドは煙突の前の部分で終わっています。
細いですがわりと目立つ部分なので火の粉止めへの立ち上がりの部分(赤い点線部分)を細い銅線を使って何とかしたいところです。

苗穂工場特有のドーム前手すりは2号機と3号機の微妙な違いを作り分けるとのことですが、強度を考えるとこの太さは仕方ないですね。
スッキリとさせたいようでしたらエッチング製のパーツに変えるのも手です。


IMG_0971.jpg
ハンドレールの下に沿って平行に電線を通す配管がモールドされています。旧製品には無かったのでよくやってくれました。

次に空気作用管ですが、これが?です。
旧製品にはモールドされている配管止めが有りません。よーく見ると配管止めが有るべき場所にわずかにモールドの痕跡らしきものが!うーん、どうしたのでしょうか?謎です。



IMG_0972.jpg
逆止弁耐寒カバー付きですが、モールドが浅いです。立方体に近い位に出っ張ってるものですから、ちょっと物足りないですね。




IMG_0974.jpg
非公式側のキャブステップは破損ではありません。当時はこういう形です。
ただ、強度とテンダ台車との干渉も考えてか形が今一つ。本来はもう少し幅が狭く
長さが有ります。
気になる方は銀河等のパーツと交換でしょうか。



IMG_0975.jpg
キャブの雨樋と霧よけ板と一体になったテンダ水撒き管が別パーツとなっています。
キャブ後妻の小窓には縦方向に保護棒が付いていましたので、追加してやると良いですね。



IMG_0978.jpg
キャブの側面には日立の製造所銘版が印刷されています。これが平らな部分に印刷なので、立体感が無くてちょっと残念。
キャブドアのタブレット保護板はちゃんと表現されています。
丸で囲った部分の泥溜め周りや分配弁周りの配管も従台車の動きを妨げないようにまとめられているようです。

インプレされた方々皆さん指摘されている火室下部と従台車との間の隙間は、東海道型・18号機では上手いこと処理されていたので誠に残念ですね。
某サイト様では早速対処法をアップされていたのは流石です。



IMG_0976.jpg
テンダでは増炭板とATS車上子が??です。
増炭板の木目の表現が余りにも大雑把ですね。
ATS車上子も形が余りにも大雑把で変です…。一体どうしたんでしょう?



IMG_0977.jpg
テンダ後面で先ず注目は右上の丸で囲んだ小さな角穴の表現。ここまでやるとは思いませんでした。これは驚きです。
それと左側妻板ステップ間の板。実車はゼブラに塗られていた注意喚起の可動式の板です。
これもよくぞやりました。何しろ本線の頭上は2万ボルトですから…。
その反面、公式側のステップが北海道型ではお決まりの後方へ張り出したタイプのはずが、表現されていません。これは残念。トミックスのC57135はちゃんとやってますぞ!
あとはこの写真では見づらいのですが、重油タンクの上面の手すりが2号機は左側は有りません。共通部品でしょうから仕方ないですね。

取りとめもなく気が付いたことを長々と書き留めてみました。
何かしら参考になる事が有れば幸いです。

ちょっとダメ出し的なことも書きましたが、このC622号機という歴史的な罐を特定番機としてこのクォリティでこの価格で発売したことは感心するところです。

今後サードパーティーからのディテール部品発売も期待できますので、必要に応じて部品交換等で各自カスタム仕様のC62に仕上げてもらえればと思います。
年明けには日本各地の貸しレでC62重連の「ニセコ」が走りまわることでしょう。





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  1. 2011/12/02(金) 23:27:51|
  2. 鉄道模型(車両)
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  4. | コメント:4
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コメント

熱い想いが伝わるインプレを ありがとうございました。
フロントデッキの欠き取りは、リアルに実車を見てないとわかりませんね~
量産品と云う事もあり 発電機周囲の配管等 残念なところもありますが、
走行も含め 素晴らしい仕上りに
テーブルに置いて 眺める表情がニヤついてしまいます
品番 -1が、凄くきになります
  1. 2011/12/03(土) 00:12:27 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

雪の行路11月号

いやー、ものすごいインプレをありがとうございました。
空気作用管の止め具がないのは、素人の当方でも、少々気になりました。
テンダーの囲い板の表現も、言われてみればチープですね。
でも、復灯、スノープロー、ドーム前の手すり、テンダーのライトなどを見れば、これまでの自分の不満が見事に解消された訳で、感涙。

マイクロエースの2号機と3号機が出てからも10年が経過するのです。
あの時も買いましたが、残念な結果でした。

90年代のように、サードパーティーがどれだけ攻勢をかけてくるか、じっくりと見ていくつもりですが、出ればそれなりに売れていくものと思います。その時は、どうしよっかな。
ガシガシいじるのならば、スペアも用意したいですし…
2号機、3号機が今後、どのようなペースで再生産してくのか、不安でもあります。
ハイフン1。
HMが付属しているのかなあ。
  1. 2011/12/03(土) 11:42:40 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

北の扇形庫様、ありがとうございました。
審美眼で厳しく評価されていて、アフターパーツが出れば、すぐにでも取り掛かれそうな強化書!のようでした。
本機は、昨日、到着しました。
動輪と従台車の間隔のつまり具合、キャブ下の配管など、リアルに表現されて、皆様同様、ニヤけています。

ニセコ、の次は?期待が膨らみ、財布はしぼみます!!
  1. 2011/12/03(土) 20:08:27 |
  2. URL |
  3. イケレク #-
  4. [ 編集 ]

>線路際の住民さん
どうしてもこの罐だとつい熱が入ってしまったようです。
量産品の特定番機としては十分に素晴らしい仕上りにですから、このままで行くか徹底的に弄り倒すかどちらかでしょうか。
三重連をやるには品番 -1の出方次第ですね。

>しなのさかいさん
こんなインプレ書いたの初めてですね。自分でもよくこんなに書いたなと思います。
ちょっと熱くなりましたかね?
パーツはぼちぼち出てきそうですね。
品番 -1は気になって仕方ない・・・。

>イケレクさん
この罐に関してはどうしても注文が多くなってしまいます。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
  1. 2011/12/06(火) 20:01:48 |
  2. URL |
  3. 北の扇形庫から #Wd3nJgFU
  4. [ 編集 ]

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